かずーい

とりあえず、何かを創ってみたい。10年メンタルヘルスを患って現在寛解している会社員です。

かずーい

とりあえず、何かを創ってみたい。10年メンタルヘルスを患って現在寛解している会社員です。

マガジン

  • うつとの付き合い方(千里の道も一歩から)

    これは私の実体験に基づく観察日記、実験記録です、同じ悩みを抱えている方に参考になればと思い。書き綴ります。 うつ病発症より10年で寛解し、今年で寛解後2年を超えました。 記事も一時期中断しておりましたが、再開します。(2021/3) 昔書いた記事も、現在の目で見て再度手直ししました。

最近の記事

うつとの付き合い方(48)助けを求めてもいいという考え方

先日、会社のセミナーで「ヘルプシーキング」という考え方を講演いただきました。 これはチームビルディングには効果的な手法の「困ったときは率先して手を上げていいんだよ」という考え方で心理的安全性をあげるというものです。 ただし、この言葉だけを鵜呑みにするのは禁物です。 なぜなら部下がこのメソッドを使い手を上げたとしても上司から見るとそれは「弱音を吐いている」とみなされるからです。 この考え方はチームとして最大のパフォーマンスを発揮するためには「人」を管理するのではなく「仕事

    • うつとのつきあい方(47)自己評価は低いほどよいのか?

      今勤めている会社は年度初めに計画を立て、年度終わりに振り返りをして自己評価を行い上司との面談を行います。 評価の基準は曖昧で自分としてチャレンジャブルな内容か?その実績は類稀な実績か?といったいった自分目線での評価となります。基準が数値化できず、当人の評価軸になるのは仕方ないことです。 評価者はこれまた自分目線でのチャレンジャブル、類稀な実績となるのでギャップが生じるのは仕方ないことです。 自己評価に対して最終、同レベルの他の方の実績に比べどうだったと言うのは納得もできる

      • うつとのつきあい方(46)止まることを許されない仕組み

        私の勤めている会社は一応名の知れている上場会社でして、社員にも優しい会社とされています。 昇給や昇格の仕組みも文書化されており、他の人から見ればちゃんとした会社に見えます。 私も当初頑張ればその分報われると思っていましたが、なぜかよくわからない違和感を感じていました。 会社の会社の決めていることにイチ平社員が文句を行っても仕方ないのですがその違和感が最近になってなんとなくわかってきました。 毎年昇給テーブルは公開されているのですが、よく見てみると上に上がっていくと前年

        • うつとのつきあい方(45)普通って難しい

          前回深みにハマるコラムを書きましたが、書いている途中に普通って何だろう?と思い始めました。 普通=平常と一般的解釈されがちです。普通はなにもせず保持できるのでしょうか? よくよく考えると私達の身の回りは絶えず流動しており、それらに振り回されないように無意識に精神的、肉体的に調整しているのではないでしょうか? そう考えると普通を維持するのにも相当なパワーが必要ということがわかりました。 昔うつで何もできない時、眠さが強烈に襲ってくるというのも理にかなっていたのではないか

        うつとの付き合い方(48)助けを求めてもいいという考え方

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        • うつとの付き合い方(千里の道も一歩から)
          49本

        記事

          うつとのつきあい方(44)落とし穴には気をつけろ

          最近有名人が自死される記事を見かけました。コロナ禍になってから有名な方も何人か亡くなられています。 ちょっとした環境の変化、例えば気温や気圧、天気でもメンタルが弱っていると相当影響されます。コロナ禍になってからはリアルな交流も憚られ、なかなかちょっとした憂さも晴らすことができません。 仕事しているときは気が張っているからいいのですが、家に帰る途中や夕食のあとの就寝前、なにも考えない時間がすっと入ると一番危ない魔の刻になるのではないかと思います。 そこで衝動的になると最悪

          うつとのつきあい方(44)落とし穴には気をつけろ

          うつとのつきあい方(43)ゆでガエルの寓話

          サラリーマンならゆでガエルの寓話を耳にしたことがあると思います。 ゆでガエルの寓話とは カエルが入っている冷たい水を火にかけ、水温を徐々に上げていくと、カエルは温度変化に気づかず逃げ出さないため、最後は熱湯でゆで上がって死んでしまう……という内容です。 通常この寓話はいつまでも変化を好まず、過去を踏襲しているといつの間に環境の変化にとり乗り残され、気づいたときには手遅れになるというものです。 これはうつ状態にも全く違う意味で当てはまります。 日常的に許容範囲のストレス

          うつとのつきあい方(43)ゆでガエルの寓話

          うつとのつきあい方(42)抗うつ剤の減薬について

          病院で頂いた薬に効果があり、一定期間を過ぎますと、そろそろ減薬する次期に差し掛かります。 減薬に対してはお医者さんはすごく消極的に患者に接しているような感じを受けます。患者が症状が良くなったから減薬したいと言ってもなかなかOkを出してもらえません。 その当時は早く治りたいので減薬して欲しいという気持ちがあったのですが 今になってみるとお医者さんが減薬を渋るのはわかるような気がします。 なぜか? まず、うつの症状は直線で傾向が上がったり下がったりするものではありません。

          うつとのつきあい方(42)抗うつ剤の減薬について

          うつとの付き合い方(41)「嫌われる勇気」の建前と本音

          「嫌われる勇気」という名前のアドラーの言葉を元にした本が一時期流行りました。私も題名に惹かれ読みました。 内容は他人の言うことに左右されず、自分をしっかり保って生きて行くということが大半でした。謳っている内容はいちいちもっともで、読みやすく共感し易い内容でした。 読んだあとの感想は「これを実践できれば、みな苦労はしない」し実践できたとしてもそれを良しとする自分のメンタルが持たない。ということでした。 最近になって多様性を重視するような会社環境に変わりつつありますが、それ

          うつとの付き合い方(41)「嫌われる勇気」の建前と本音

          うつとのつきあいかた(40)コロナ禍でのコミュニケーション

          コロナで自粛を余儀なくされはや1年以上。最近では自粛疲れがでて、集まったり飲食したりといった記事もちらほら見かけました。 コロナ禍になってからうつ病を発症したり、自死の傾向が多くなっているという話も聞きます。 コミュニケーションを取る相手がいないと一人でいらぬことを考え、負のスパイラルになりがちです。後で考えたらこんな些細なことでなぜ悩むのかと思うことが多いはずです。 そんなときにはSNSの活用をおすすめします。 愚痴なら2CHでもはてなダイアリーでも匿名で呟けますし

          うつとのつきあいかた(40)コロナ禍でのコミュニケーション

          うつとの付き合い方(39)健全な体に健全な心が宿るというのは昔の話

          数日前からスポーツ会に大きなニュースが有りました。 テニスの世界では本人の実力もさることながら周囲から絶えず攻撃される環境もくつ返すことのできる強靭なメンタルが必要では無いかと常々思っていました。 大坂なおみさんは会見やインタビューの内容からしても、自分がNO1であり周りの意見に左右されないといった強靭なメンタルを待たないばかりか、周りに対し気を使い、自分の不甲斐なさに気を病む繊細な方ではないかと画面を通してもわかりました。 その彼女が今回カミングアウトし、一時的に棄権

          うつとの付き合い方(39)健全な体に健全な心が宿るというのは昔の話

          うつとのつきあい方(38)結婚は吉と出るか凶とでるか

          最近は結婚が高齢化しており、かつ、お一人様も珍しくない風潮です。 しかし、いい出会いがあれば結婚したいというのは自然の流れではないでしょうか ここでうつ経験者からみた、結婚感とはどういうものなのかをお話したいと思います。 HSPの方、うつに罹患しやすい方は基本他人の言動に大きく影響を受けることから、相手の人格や言動の特性を熟知する必要があります。 恋愛モードの時は相手の言動より好き好きモードが勝っていることより、あまり気になりませんが結婚生活はより性格が表に出てきます。

          うつとのつきあい方(38)結婚は吉と出るか凶とでるか

          うつとのつきあい方(37)夜になると不安が押し寄せる

          どれだけ昼間健康的で健全な生活をしていても、夜就寝で横になると、不安なことが頭の中から溢れ出てくることがあります。 そうなると途端に寝付きが悪くなり、何時間も悶々とするパターンをよく経験していました。 最近では少なくなりましたが、ストレスMAXのときは寝る前にこんな感じで寝てもやたらリアルな夢(それも仕事がらみ)を見てぜんぜん寝た感じがしませんでした。 寝る前になるとなぜ不安が押し寄せるのでしょうか?一説によると寝込みを襲われないようにDNAがそうしているとか、という話

          うつとのつきあい方(37)夜になると不安が押し寄せる

          うつとのつきあい方(36)全集中で気持ちを切り替える。

          西日本は梅雨入りしましたね。 コロナ禍の中、ストレス発散や気分転換に思うような外出ができない中、梅雨入りという、ますますお家時間を過ごすことが多くなってきました。 毎日のルーチンワークもマンネリ化してなんとか気持ちを切り替え、リフレッシュを図りたいと思う方も多いのではないでしょうか。 そこで世界一簡単な気持ちの切り替え方法をお教えします。 足の裏に気持ちを全集中してしばらく歩いてみてください。 足の裏のどのポイントから地面に付け、どういうふうに体重を移動し、力をどのよ

          うつとのつきあい方(36)全集中で気持ちを切り替える。

          うつとのつきあい方(35)君子危うきに近寄らず。

          「君子危うきに近寄らず」という故事を知っていますか? 賢人は危険なものには近寄らないとあります。 普段はあぁそんな有名な故事も聞いたことがあるよねで済みますが、うつ病患者の方はいつも気にかけておいたほうがよいと思います。 見聞きする情報は絶えず隠れた棘を持っているという事実から 心が健康状態であればなにも気にならない言葉も、神経質になっているため、いちいち意味を見出し自分自身を傷つけてしまいます。 私の昔の上司は本人の性格だと思われますが一言一言引っかかる命令、指示を

          うつとのつきあい方(35)君子危うきに近寄らず。

          うつとのつきあい方(34)何でもオープンに話せる人が必要だが

          この病気、今では結構あちこちで聞くようになり、一般化されてきました。一昔前までは精神病と同じジャンルで周りから相当「引いた」目で見られていたと思います。今でも一部この病気に理解のない人から、特に仕事関係では「難点あり」とされています。 そういうこともあり、自分の機微なものに対しては話す人を選ばなければなりません。 ここでのポイントは自分の話すことを素直に受け止め、バイアスを掛けずに理解してもらえる人のことを言います。 いちばんやっかいなのは良かれと思って色々アドバイスす

          うつとのつきあい方(34)何でもオープンに話せる人が必要だが

          うつとのつきあい方(33)苦しい時は神頼み

          近くに森林浴するところが無いといった方は神社を探してみまししょう。 境内に入ると外界と違った空気感があり、非日常感を感じることができます。 人気のない神社ならなおさらです。 少し症状が良くなってきたとき、近所を散歩する習慣ができました。いつもは通らない一本横の知らない住宅街を歩いてみたりしました。 散歩するようになってから気づいたのですが、一定の区間ごとに神社があります。有名な神社なら初詣や願掛けなど大きい神社で目立つのですが、鳥居に拝殿のみという簡単な神社が大半のよう

          うつとのつきあい方(33)苦しい時は神頼み