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ピエール瀧騒動をきっかけに学ぶ、ドーピングの話。

瀧騒動に対する松本人志の論評が、何やら話題になっているようです。ピエール瀧の作品を「ドーピング」と評した松ちゃんが、自らの酒を嗜みながら撮影するバラエティ番組についてネットで言及され反論。

すべってる感は否めませんが、なんにせよ「ドーピング」の定義がよくわからないので、ざっと調べてみました。

ドーピングとは「スポーツにおいて禁止されている物質や方法によって競技能力を高め、意図的に自分だけが優位に立ち、勝利を得ようとする行為」のことです。禁止薬物を意図的に使用することだけをドーピングと呼びがちですが、それだけではありません。意図的であるかどうかに関わらず、ルールに反する様々な競技能力を高める「方法」や、それらの行為を「隠すこと」も含めて、ドーピングと呼びます。(日本アンチ・ドーピング機構HPより抜粋)

今回の瀧の行為がドーピングかどうかと言われると、個人的には「?」です。それは以前の記事で述べたように、コカイン摂取は個人を構成する要素と並列であるべきと考えるから。第一、ピエール瀧はアスリートじゃない。そして、演技はともかく音楽に関して言えば、電気ファンはご存知のとおり、瀧は(ほぼ)ノータッチ。だから作品がドーピングによるものか否かの論点は重要ではなく、責められるべき問題はやはりコカインの常用についてだと思うのです。

またアスリートの世界では、市販の薬でもその中に禁止薬物が含まれていればドーピングになるのだとか。そこには「非合法」かどうか以上の厳しい規定があるようです。競技者のストイックさには頭が下がります。

もちろん、生活において「非合法」かどうかは、非常に大切な判断基準になります。しかし、松本人志が反論につかった「非合法」かどうかは、ドーピングという例えにおいてはまるで的を射ていないのです。

あ、競技によるようですが、アルコールもWADA(World Anti-Doping Agency)の規程ではドーピングの対象となるようです。お笑いは対象競技じゃないでしょうが、松ちゃんも限りなくクロですね。放映中止してもらいましょうかね、自分で言った言葉には責任をもってもらいたい。

なんてことは言いませんよ。この番組、けっこう見るし。うまいこと言おうと思って、結果すべっちゃったってことですかね。芸人だから仕方ないですね。

あ、でも坂上忍は嫌いです。

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