碧(MIDORI)

'98 Aichi Japan. Love﹣ 猫・空・植物・芸術 / 20…

碧(MIDORI)

'98 Aichi Japan. Love﹣ 猫・空・植物・芸術 / 2024側弯症手術済 / 人生は 「𝘓𝘢𝘨𝘰𝘮 : ちょうど良いを知る」 ための旅 / noteは、今を生きるなかで生まれた 心の内や言葉たちを書き残しています。 健やかに、それぞれの素敵な日々を。

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側弯症 術後2日目夜~4日目 術後熱

前回までのあらすじ 2/14 側弯症手術当日 2/15 コルセットの型取り 2/16 管が抜ける。リハビリ開始 (座る・歩く) 術後2日目の夜から4日目の明け方までは 術後熱のせいで 入院生活のなか最も苦しんだので まとめて書いていこうと思う。 リハビリが開始した術後2日目の夜 私は今までに感じたことの無い背中の痛みと 滝汗を伴う術後熱で一番辛いときだった。 考えてみれば当たり前のことだが、 手術によって背骨の位置をできるだけ 真っ直ぐに固定するというのは、 身体から

    • 側弯症 術後2日目

      前回までのあらすじ 2/14 手術当日 初めての全身麻酔は数える間もなく落ちる 術後 夜のICUで目が覚め、術後熱にうなされる 2/15 コップ一杯の水に感動する 術後1日目でコルセットの型取り 宙吊り体験をする 2/16 術後2日目 ICUで目覚めてから病棟に移された今まで、 ずっと体からたくさんの管が出ていた。 背中に血がたまらないようにする管 尿を外に排出する管 腕には3箇所 点滴のような針がさされ、 心電計の電極も付けていた。 寝返りを打とうにも結構邪魔だっ

      • 側弯症 術後1日目

        前回までのあらすじ 術後ICUで熱い夜を過ごし(発熱) 翌朝コップ一杯のお水で生き返った私は お昼頃 ようやく病棟へ移れることになった。 2/15 ICUを出て、ベッドで横になったまま院内を移動する。 痛みはあったが、痛み止めが効いていたのか、 自分が術前に想像していたより だいぶ楽であった。 痛みよりも、自分の意思には関係なく 目の前で勝手に過ぎ去っていく景色に 頭では分かっているのに知らない場所のような 変な感覚を覚えつつ ながめていた。 ICUから病棟へ移る途中

        • 側弯症の手術を終えました

          2024/02/14 世の中が 親愛とチョコレートに溢れていた日 私は病室でゆっくりと落ちる点滴を眺めていた。 1ヶ月前に遡る。 私は手術や術後に対する不安に駆られて 家族宛ての手紙を書いた方がいいのか 部屋を片付けておいた方がいいのか まるで死に向かうような気持ちでいっぱいだった。 しかし手術を目前とした入院前日 コロナを発症してしまい、 私の不安と覚悟を他所に 手術は延期になった。 それから1ヶ月。 再び手術の日を迎えた私は 自分でも驚く程に落ち着いていた。 この1

        側弯症 術後2日目夜~4日目 術後熱

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        • 側弯症の記録
          4本

        記事

          雫と、穏やかな光

          私の家には、雫という名の猫がいる。 休日の朝、起きたばかりの飼い主の足元に 雫はおしりとしっぽを硬くして擦り寄ってくる。 まるでそう問いかけて来るかのような…… 飼い主の重い身体すら動かしてしまう、強い眼差し。 雫の背中は朝日に照らされて柔らかく輝いていた。 毛繕いという猫のお仕事はとても丁寧で、 起きたてでも朝日を含んで毛並みが輝いている。 美しくて、柔らかくて、暖かい、包み込むような光。 猫と朝の光とともに、 穏やかな気持ちがぽこぽこと心に宿る。 急ぐことの無い休

          雫と、穏やかな光