きょう何たべる?|緑じゃない!ナポリ風ジェノベーゼ
先月の半ばから1週間ほど、帰省&プチ旅行に行ってきました。
最近の帰省では、いつか住むであろう地元で、おいしい料理とワインがいただけるお店を探すのがテーマになっています。
今回伺ったこちらの『Oateria erie(オステリアエリー)』さんもその一つ。
ナポリ料理のお店ということで、あったらいいなと思っていたナポリ風ジェノベーゼもありました!
■ナポリ風ジェノベーゼとは?
とろっとなるまで炒めた玉ねぎと、ごろっとしたお肉(豚肉?だと思います)がメインのジェノベーゼは、味わいでいうとオニオングラタンスープに近くて、豚肉の旨味と甘みがしっかり。
とろみはあるけどあっさりしたソースに、お店ではジーティタリアーティというマカロニをちょっと長くしたショートパスタを合わせています。
写真を見て「ジェノベーゼが茶色??」って思っている方、少なくないと思います。
今回いただいたナポリ風ジェノべーゼは、
『ジェノバ風煮込み・ragù genovese(ラグー・ジェノベーゼ)』
を使ったパスタ。
※『ragù(ラグー)』は煮込みのことです。
名前の由来は、ジェノバ出身のシェフがナポリで考案したなど、諸説あります。ナポリなのにジェノバ、ややこしいですよね(笑)
日本でよく知られている緑のジェノべーゼは、
『ジェノバ風ペスト・pesto genovese(ペスト・ジェノベーゼ)』
という、バジルを使ったジェノバ発祥のソースで作るパスタです。
ちなみに、ナポリには
『ナポリ風煮込み・ragù napoletana(ラグー・ナポレターナ)』
もあり、
こちらは
『ボローニャ風煮込み・ragù bolognese(ラグー・ボロネーゼ)』
と並び称される煮込み料理なのだそう。
ますますややこしい。
とっても美味しかったので、見よう見真似ですが自宅に帰って作ってみました♪
では作っていきましょう!
■材料(4人分)
豚肩ロース 300g ※4cm角に切る
玉ねぎ 700g ※薄切りにする
白ワイン 200ml
水 適量
塩 4g
黒こしょう 適量
オリーブオイル 30ml~
ジーティタリアーティ 240g ※ペンネやフジッリなどのショートパスタでもOK
パルメザンチーズ 適宜
パセリ 適宜
■作り方
1、フライパンにオリーブオイル(30ml)を入れ中火にかけ、塩(2g)、黒こしょう(適量)をした豚肉を焼く。焼けたら鍋に移す。
☆豚肉の焼き色は旨味になります。おいしそうと感じる焼き具合にしてください。
☆焼き油は玉ねぎを炒めるのに使います。
2、豚肉を取り出したフライパンに玉ねぎ、塩(2g)を入れ、甘みを引き出すように焼き色がつくまでしっかり炒めて鍋に移す。
☆玉ねぎは炒める前に600Wのレンジで4~5分ほど加熱しておくと炒める時間が短縮できます。
☆油が足りなくなってきたらオリーブオイルを足してください。
3、鍋に白ワインを入れ中火にかけ、半量になるまで煮詰める。
☆アルコールを飛ばすのと同時に、ワインの旨味を凝縮させます。
4、水をひたひたになるまで入れ、肉が柔らかくなるまで煮込む。
☆肉が柔らかくなる前に水分が減ってきたら、適宜水を足します。
5、塩、黒こしょうで味を調える。
☆あとでパスタと合わせて仕上げるので、この時点ではちょっと塩が足りないくらいの味にしておきます。
6、フライパンにソースを適量温め、茹で上がったパスタを加えて和える。
☆パスタは塩をした湯(1lに対して塩10g)で表示時間通り茹でます。
7、器に盛り、お好みで黒こしょう、パルメザンチーズ、パセリをかける。
☆甘味のあるソースなので、味の引き締めに黒こしょうのアクセントは必須です。
■最後に
じっくり煮込んだ豚肉はほろほろ。あめ色に炒めた玉ねぎの甘さと、豚肉の旨味でコクのあるソースに仕上がりましたが、もうちょっと甘みがほしい感じ。。。リベンジですね。
美味しく出来たら飲もうと思って買った、お店でいただいたワインはもう少しお預けです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
みなさんの日々の料理の参考になりましたらうれしいです。
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