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そういう関係

「誰のことも信じれない」と言った人がいた。結局、最後に信じれるのは自分自身だけだと。
たとえ嘘をつく人がいても他人を騙す人がいても、自分だけを信じていれば世界を信じているのと変わらないとも言った。

見えている世界は人それぞれで、傷付かないように心を守るか名誉や財産を守るか、そのバランスも人それぞれ。
傷は痛いから、悪いのか。
悪いこととは、良くないことすべてであって、悪いことすべてが禁じられ近寄るべきではない「悪」なのか。
そして、悪が傷つけたものが後に副産物をもたらしても、一度でも悪を通過したものを受け入れるときに周りの顔色を伺うようなことはしなくてもいい。ただ、自分の気持ちに正直でさえいられれば自由でいられるんだと、楽しそうに笑っていった。

でも「現実を信じている」と言ったその人は、それと引き換えに浪漫を信じれなくなっていることに気が付かないのだろう。
浪漫があるところには、必ず他人の目が存在する。

自由と浪漫は仲が悪い。
それでも二人は、友達だけど。

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