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読書・鑑賞記録1。(5冊とお菓子)

以前に感想を書いた書籍や映画を中心にまとめています。
あまり長くならないように、定期的にまとめようと思います。




「さよならですべて歌える」 橋爪駿輝

以前、読書感想にも書きましたが、この表紙が抜群に好きです。
色、タイトルの語感、文字の並び、そのすべてが完璧。
いまでも作業ディスクの見えるところに置いています。
電子書籍版もありますがアイテムとしてもお勧めなので、是非、書籍を手元に置いてもらいたい一冊です。
作者の橋爪駿輝さんは、YOASOBI『ハルジオン』の原作を書かれた方です。



「歌丸ばなし」 桂歌丸

日本人ならみんな知ってるといっても過言ではない、歌丸さん。
でも落語は聴いたことが無い人も多いはず。
この書籍は歌丸さんの落語寄席をそのまま収録してあるので、これで楽しんでみても良いでしょう。本人の解説も一話ごとにあるので、落語ファンも満足できると思います。
最近は無料音楽アプリにも落語が少しはありますので、この書籍で落語に興味が出てきた方には、同じ話を探してみるのも面白いです。
話し手によって何度も楽しめる、同じ話でも何度も聞きたくなるのが落語です。



「火花」 又吉直樹

話題になった小説なので読んだことがある人も多いはず。
芸人ピースの又吉直樹さんの芥川賞受賞作。
わたしは今更になって読みました。それでも読んでよかった本です。
そんなに長くないので読みやすい、それでいて、読む価値のある作品に仕上がっていると思います。
もう文庫本も出ていますし、値段的には電子版が一番安いかと思います。



「芸人と俳人」 又吉直樹、堀本裕樹

こちらも又吉さんの書籍。
又吉さんと、俳人の堀本裕樹さんとの対話形式で書かれる本書。
難しくて解らないと俳句を怖がる又吉さんと、それを解説しながら俳句の世界にエスコートする堀本さん。その掛け合いを読み進めるうちに、俳句に興味を持ち始めている自分を体感した、そんな書籍。
好きなアーティストの曲を楽しむように、気軽に俳句を楽しめる気になる。
趣味の扉を新たに一つ開いてくれる本です。



「ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパークⅩⅧ」 石田衣良

池袋を舞台に様々なトラブルに立ち向かう主人公マコト。
もう18巻にもなるんだ。というか、まだ続いてたんだという思いで手に取った作品。
わたしはドラマ版を見ていた世代なので、マコトとキングの掛け合いが、長瀬智也と窪塚洋介で懐かしく自動再生されるんです。
このシリーズの面白いところは、ノンフィクションでは伝えにくい現実の事件や問題を小説として切り込んでいくところ。その残酷さを正直な傷口のままで表現し、読者も一緒に考える時間になる。
だからこのシリーズを読むと、「そんなこともあったな」と時代を復習することができる。いつ読んでも考える時間が無駄にならない作品と言える。
それに加えて、漫画やドラマにメディアミックスしていることからも分かる通りに、登場人物はしっかりエンターテイメントを楽しませてくれる。
中毒性抜群なので、ご注意を。



おまけ オススメお菓子(読書のお供)

以前記事にした固焼きクッキーが手も汚れずに粉もこぼれないので、最近のお気に入りです。
これは紹介したクッキーとは違うのですが、形状なども同じなので値段的には試しやすいと思います。
(記事で紹介したものは、店舗販売のみのようです。一応リンクはこちら。)



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