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相手を次々変えながら1対1で語り合う「トーク・フォークダンス」が持つ可能性

こんにちは!県職員、けんです。
突然ですが、「トーク・フォークダンス」って知っていますか?

フォークダンスのように次々と相手を変えながら、
1対1で語りあうワークです。

元々は、
2011 年に、福岡県福津市の中学校の先生が生み出し、
それを同県直方市の市民グループ「のおがた未来カフェ」が
「大人としゃべり場 トーク・フォークダンスで語ろう」
と名付けて実践してきたものと言われています。

主に学校における
児童や生徒と地域の大人との接点づくりに用いられていて、
ここ数年は高校を中心に全国で実践例が増えています。

「トーク・フォークダンス/大人としゃべり場」が全国密かに浸透中 - 教育つれづれ日誌 | 学びの場.com (manabinoba.com)

ぼくがトーク・フォークダンスを知ったのは、
静岡県裾野市の東地区おやじの会の小田圭介さんと
仕事の研修先で出会ったのがきっかけでした。

地域づくりアドバイザー 小田圭介|静岡県公式ホームページ (pref.shizuoka.jp)

小田さんが、地元の裾野高校で
トーク・フォークダンスを実践しているのを知り、
「これをやってみたい!」と思い、
先述ののおがた未来カフェが作成したブックレットを取り寄せ、
自分の子どもが通う小学校の先生や
関心がありそうな知り合いに話しました。

そんな中、県内のある高校生と縁があり、
トーク・フォークダンスの話をしたところ
「めっちゃおもしろそう!やってみたい!」
という思いがけない言葉をもらって、
トーク・フォークダンスは実現に向けて動き出します。

ぼくは、トーク・フォークダンスには
2つの大きな力があると思っています。

1つ目は、
子どもたちの自己肯定感の向上です。

子どもたちが自分の思いや考えを
十分に発露できる機会を、
我々大人はどれだけ用意してきたでしょうか。

何より大事なのは、
心理的安全性が確保された場であること。

話を聞く大人が一切否定も意見もせず、
ただ子どもたちの話に耳を傾け、
真摯に問いかける。

トーク・フォークダンスは、
それが実現できると直感しました。

2つ目は、世代間のつながりの形成です。

世代論はいつの時代もつきものですが、
顔の見える関係を築くことで、
「Z世代」や「団塊の世代」ではなく
お互いが名前で呼び合える。
確かにそこに存在する
ひとりの人間同士として向き合え、
世代を横断するさまざまな課題の解決の糸口になると
感じました。

次回以降は、
トーク・フォークダンスの開催に至るまでの過程や、
実際にやってみて感じたこと、
参加した生徒と大人のアンケートから見えることについて
書いていきます。

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