Satoru Shimizu

総合護身インストラクター(2021年9月~)。映画・小説好き。関心やアクションの入口と…

Satoru Shimizu

総合護身インストラクター(2021年9月~)。映画・小説好き。関心やアクションの入口としてのエンタメ作品の可能性を研究中。

最近の記事

リディラバ転職記-松平健が繋いだバトン-

リディラバに入社したことや、入社後に担当した事業のことはFacebookにちょくちょく載せてましたが、つい先日YouTubeで松平健さんが歌う『マツケンサンバ』※の動画を観ていたところ入社前のことや過去のキャリアについて諸々思い返すという稀有な体験をしたので、備忘録として書こうと思います。 リディラバ(正式には株式会社Ridilover)に入社したのは2022年の8月15日のことで、なんだかんだで一年以上が経ちます。 大学を出て新卒で入って約7年半務めたのは漁業団体で、その

    • 護身術は対人で稽古した方がいいと考える3つの理由

      私の知人の知人のそのまた知人が暴力沙汰を起こしてしまいました。 赤の他人ですが(笑)、看過できなかったのでこの記事を書いています。 背景 この話は私の知人(以下、Aさん)から聞きました。 Aさんは、Aさんの知人(以下、Bさん。ちなみに私は面識がありません)がそのまた知人(以下、Cさん。暴力沙汰を起こした張本人。この方とも私は面識がありません)を紹介したいというので会う約束をしていたものの、約束の時間になってもBさんもCさんも現れない、連絡も付かない状況だったそうです。

      • 今野敏作品に見る護身術の心得

        子供の頃の私はほとんど読書をしたことがなく、むしろ苦手、嫌いでした。 大学時代は、学費を払うからにはしっかり勉強しようと思い、意識的に色々な本を読んでいましたが、本格的に読書が好きになったのは社会人になってからです。 出張先で、取引先のオフィスにあった本棚から帰りの道中のお供として本を一冊もらえることになり、ジャンルも冊数も数多ある中、今野敏先生の『特殊防諜班-標的反撃-』という小説を手に取りました。 この一冊が、後に私の人生を変えることになります。 当時は今野敏先生の名

        • Libryに入社し6か月経って思うこと-おまけ-

          過去3編の記事で、タイトルにある通り「Libryに入社して6か月経って思うこと」を書きました。 Libryに入社し6か月経って思うこと-印象的な仕事編- Libryに入社し6か月経って思うこと-剣護身術の影響編- Libryに入社し6か月経って思うこと-未来編- 今回はおまけとして、入社後に読んだ本の中で、過去3編の記事との関連の深い2作について書きます。 奇しくも2作とも、私がLibryに入社した2021年に出版されています。 『友よ、 水になれ』 1作目の著者の名

        リディラバ転職記-松平健が繋いだバトン-

          Libryに入社し6か月経って思うこと-未来編-

          前の記事では、私が習っている剣護身術との共通点もあってLibryへの入社を決めたことについて、その前の記事では、入社後に一番印象に残っている仕事について書きました。 この記事では、今後取り組みたいことについて書きます。 ライフとワークの一致 繰り返しになりますが、Libryで働く日々は楽しくて仕方ないです。 医療や福祉の分野の用語で、最近では一般的に使われるようになったQuality of Life(QOL)とは、日々の「生活」の積み重ねとして立ち上る「人生」の質のこと

          Libryに入社し6か月経って思うこと-未来編-

          Libryに入社し6か月経って思うこと-剣護身術の影響編-

          前の記事で、「ビジョンに共感できる上に、ビジョンとサービスが地続きになっている、きれいな相似形を成している」という理由でLibryへの入社を決めたと書きました。 もちろん本当のことですが、すごく迷ったのも事実です。 というのも、転職活動の結果、Libryの他にもう一社から内定を頂くことができました。 その会社の企業理念もLibryと同様に素晴らしく、私が内定を頂いたポジションは新規事業企画のスターティングメンバーで業務内容も非常に魅力的でした。 ぶっちゃけ、オファー頂いた待

          Libryに入社し6か月経って思うこと-剣護身術の影響編-

          Libryに入社し6か月経って思うこと-印象的な仕事編-

          2021年の8月末に前の職場を退職し、9月1日付で株式会社Libryに入社しました。 入社して約6か月経ったので、CFOの櫟木さんに倣って思ったことを書きます。 ちなみに、櫟木さんは仕事だけでなく人生全般において教わることが多いので、心の中では「櫟木先生」と呼んでいます(実際にそうお呼びすることもたまにあります)。 率直な感想としては、「面白くて仕方がない」ですね。 当社のビジョンは、「一人ひとりが自分の可能性を最大限発揮できる社会をつくる」ことであり、その手段として学習

          Libryに入社し6か月経って思うこと-印象的な仕事編-

          犯罪の被害に遭わないために

          誰もがいつ何時でも犯罪の被害者になり得る世の中で、どう振る舞ったらよいのか自分なりの考えを書きたいというのが前の記事の結びでした。 そう言っているうちに、1月23日にJR宇都宮線の車内で喫煙をしていた男性を注意した高校生が、逆上した相手から暴行を受け、顔の骨を折るなどの大怪我を負うという事件が起こりました。 ネット上での反応は、私が見る限り「被疑者へのバッシング」、「高校生は勇敢であるという意見」、逆に「軽率だという意見」、「何もしなかった周囲への批判」の四種類に分かれて

          犯罪の被害に遭わないために

          東大の事件に関して護身術インストラクターが思うこと

          2022年1月15日、大学入学共通テストの会場である東京大学において、受験生を含む3名が刃物で斬り付けられる事件が発生しました。 逮捕されたのが17歳の少年ということもあり既に大きな話題になっていますが、教育業界の会社に勤めており、且つ護身術を学んでいるand普及させたいと思っている私としてはとても他人事に思えないので、自分なりの考えを書きます。 まず、こういった事件が起こると、報道等では「犯行の動機」や「犯人の人物像」が注目されがちです。 しかし、これには注意が必要だ

          東大の事件に関して護身術インストラクターが思うこと