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誰かが描いた理想じゃなく、自分のありたい「ママ」を生きること。

こんにちは。
ライフデザインコーチの田中香奈枝です。

私のプロフィールについては、こちらに書いていますので、
ご興味のある方はぜひ読んでくださると嬉しいです。

今日は、私がなぜコーチとして活動を続けているのか、
活動への想いについて書いていきます。

ーきっかけは、離婚でした。

27歳の時、シングルマザーになりました。
当時は、自己肯定感が低く精神的にも経済的にもどん底でした。
離婚を機に転職したのは「子育てに理解がある」ものの、拘束時間が長く低賃金の企業で、一生懸命働いても生活保護からは抜け出せず、いつも山積みの家事や育児、人間関係にストレスを感じて気分は落ち込んでいました。
休日はくたくたの心と体でぼんやり過ごし、結局仕事もママも中途半端で将来も不安、自己嫌悪と罪悪感に押しつぶされそうでした。

そんな時に1人のコーチと出会い、人生が変わりました。

それまでずっと「他人軸」で生きていた私は、
「自分の居場所や存在価値はどこにあるんだろう」と、
自分の外側に答えを求めて探していたのですが、
コーチングを受け始めるとすぐに、
「必要なものは自分の外側ではなく内側にある」のだと気づきました。

それからは、人間関係、環境、考え方や価値観、時間の使い方…と、
くるくると変化し、全てが180度変わったと言ってもいいくらいです。

「もう一度だけ。自分の人生を諦めたくない。」

心の奥底にあった「諦めたくない。」気持ちが湧き上がり、
わくわくした毎日を取り戻すことができました。

そして、自分の人生を変えてくれたコーチングを学び、
コーチとして起業することを決めました。

ーあれ。私、何がしたいんだっけ。

コーチとして活動をスタートした私でしたが、
がむしゃらに頑張れば頑張るほど、結局忙しくなり、
子供や大切にしたいものに使う時間とエネルギーは枯渇していきました。

活動を始めて1年ほど経った頃、
「あれ、私結局何がしたかったんだっけ。」
とブレーキがかかりました。

収入や時間が増えても、その分学びやコンサル代への投資に消える日々、
学んでも学んでも「足りない」感覚が拭えなくなりました。
「満たされない」「もっと自信をつけたい」「もっと努力しなくちゃ。」
終わりの見えない漠然とした不安を感じ始め、ガス欠状態に。

ちょうどその頃、コーチングスクールの先輩や同期が、
疲弊していたり、うまくいかずに自信を失くして、きらきらした目で語っていた目標を見失い、一度手放した環境に戻る姿も見かけるようになりました。

ーメンターとの出会い

ガス欠を起こして立ち止まっていた私は、大学時代の友人から誘われ、
あるセミナーに参加をしました。
そこで、1人のメンターと出会います。

そして、「考え方の順番が逆。」だということに気付きます。

コーチングを学んで、コーチとして活動することは「手段」の1つです。
大切なのは、「何をするか」ではなく「なぜやるのか」。
そのことを通して、私自身が幸せで豊かになることが抜け落ちていました。

誰かの役に立ちたい。
誰かのために一生懸命になりたい。

その想いだけで走っていると、
自分を満たすことができなければ、いつか枯渇してしまいます。

そこから私は「土台づくり=マインドを整える」作業をはじめました。

「頑張り方」には種類があることを知りました。
幸せになるためには、「法則」があることを知りました。
けれど、土台ができてマインドが整っても、世の中の仕組みを正しく知らなければ、必要な選択はできないのだと気づきました。

ーまずはどんな選択もできる自分になろう

シングルマザーになった時、
「とにかく稼がなくちゃ。」と思いました。
稼ぐ方法は1つ、「働くこと。」しか選択肢はありませんでした。
だったら、会社員では限界があるから起業しよう、と思いました。

その選択が間違いだったとは思っていません。後悔もしていません。
でも、その前に、もっと知っておきたかったことがたくさんあったな、と思います。

お金や時間がないのは「言い訳」だという人もいるけれど、
私は「言い訳」の場合とそうでない場合があると思っています。
時間もお金も生み出すことはできます。
しっかり学ことで時間やお金の管理、コントロールをすることはできます。

でも、特に私のようにシングルマザーの場合、
まずフルタイムの仕事と子供との時間で24時間はいっぱいです。
よっぽど自分の枠が外れていて、恵まれた環境に身を置けていない場合、
そこからさらに起業となると、ものすごいエネルギーが必要です。

収入を増やすこと≠労働時間を増やしてお金を稼ぐことだと知った時、
今まで学ぶ機会のなかった「お金」のことと「世の中の原理原則」を正しく理解し、時代の流れや仕組みを掴んでいくことの重要さを痛感しました。

”まずはどんな選択もできる自分になろう、
それから自由にやりたいことをやったっていい"

行き方や手段は、無限にあるという意味を深く考えた瞬間でした。

ーなぜ35歳女性なのか。

現在、女性向けにコーチングをしていますが、中でも35歳、シングルマザーの方へメッセージを発信しています。
その理由は、私の生い立ちにあります。
私の人生にはいつも「年齢」に対する「あるべき姿」がついてまわっていました。
加えて、実際に女性はライフステージごとに、生活スタイルや考え方を変化させていく柔軟さが必要だと感じました。
特に35歳という年齢は、出産や結婚、キャリア、女性特有の病気のリスクなど何かと指標になる年齢でした。
「35歳までには。」何度この言葉を繰り返したか分かりません。

離婚してシングルマザーになる未来なんて想像もしていなかった私は、誕生日を迎える度、焦りや不安を感じ、自分探しがやめられず、迷子状態でした。
でも、コーチングを通して「自分軸」が見つかったとき、自分の中に選択基準となるコンパスを持つことができたので、迷いがなくなり、自分らしく思いっきり自分を生きることに舵を切ることができました。

その結果、かつて想像していた35歳とは全然違う景色を見ることができています。
「35歳なんて、まだまだこれから!なんでもできる!」
と毎日楽しみな気持ちでいっぱいなのです。

だったら、今から自分の人生をまるっとデザインし直してみても遅くなんかない。
むしろこれから今まで苦しかった分も、楽しみたい、楽しんでほしい!と思います。

ー一歩踏み出すこと。

それは、勇気と少しエネルギーがいるけれど、すごく難しいことじゃなく、
誰にでもできること。

人生を変えようと思う時、
いちばん大切なことは、「誰と出会えるか」だと思います。
でも、本当に必要な人と出会うためには、
心の底から、自分で自分を幸せにすると決め切ることです。

私は現在企業の役員として組織づくりに携わりながら、コーチとして活動するパラレルキャリアという働き方を選択しています。
その先の見たい景色に向かってアクセル全開なわくわくした日々を送っています

ー母でもなく会社員でもない、1人の私。

はじめはそんな言葉に惹かれていた私。
役割を外した何者でもない私が、どんな私か知りたかったし、
何もなくても愛されていいと感じたかった。

大切にしたいものが明確になると、
なんとなくその言葉に違和感を感じ始めました。

役割なんて関係なく、ママでいても会社員でいても、
着ている洋服が少し違うだけでどれも自分で、
けれど、「ママでいること」は、
自分の中で大切な軸になっているような気がしたのです。

ママになった瞬間、いろんなものを失くして、息苦しくなった過去。
でも今は、誰かが描いた理想じゃなく、自分のありたい「ママ」を生きています。

夢を持ってわくわくしていること。
仕事を楽しんでいること。
ちゃんと自分を大切にして生きていること。

私はこれを1人の女性としてではなく、
1人の母として、思いっきり楽しみたいのだなと今、思っています。

子供がいるからとか、
年齢とか、シングルだからとか、
そんなことに囚われずに、

自分を整えて正しい知識を身につけて、
もし行きたい未来があるのなら、
それは叶えることができるから。

そんなふうに生きるママ仲間を、増やしていきたいです。
そして私が知っていることを必要な人に1人でも多く届けたいです。
人生にもやもやしていて自分の人生を生ききれていないママの可能性を最大化したい。もっと心もお金も豊かで自立した女性を増やしたい、一緒にそんなエネルギーの循環を起こしてける輪を拡大したい、そう思っています。

自身の経験を元に、現在はファイナンシャルと心を整えることを軸にコーチングをしています。

もし、一緒に豊かで愛に溢れた世界へいきたいと思ってくださったら、
ぜひ、一度お会いしましょう☺︎

・innnoh 代表 ライフデザインコーチ
・オンラインサロン ママのゆりかご 代表
・ファイナンシャルプランナー
1985年東京都生まれ。
法政大学卒業後、学生時代のアルバイト経験からサービス業界の魅力に取り憑かれ、飲食業界に飛び込む。カフェ、ホテル、レストラン、レッスンスタジオ等、現場経験を積んだ後、経理を学びバックオフィスへ。会計事務所勤務を経て、現在は企業で数字を扱いながら組織づくりに携わる傍ら、ライフデザインコーチとして心とお金のコーチングを提供している。
プライベートでは、小学生男の子のママ。最近のマイブームはコツメカワウソ。
詳しい経歴は「はじめまして。」から。

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