もっと素直に自分を認めてあげて
どんなに頑張っていても、なかなか自分のことを認めることができない人がいます。私のそばにもたくさんいます。人一倍頑張っているのに、「まだまだ自分は迷惑をかけている」、「もっと努力しないと」と言って、満足感を得ることができないでいる人。
私の部下もそのひとりです。ここ数年、誕生していなかった女性コンサルタントとして仕事をしてもらっています。それだけですごいことなのに、「この半年間頑張ってきたのに、成果として示せるものがない」と言って泣き出したのです。
彼女の頑張りは誰の目から見ても明らかでした。人並み以上の仕事をこなし、高い成果を自己完結であげていました。久々に誕生した女性コンサルタントの名に恥じない立派なパフォーマンスをたたきだしていたのです。
自信がない人にとって、他者から良い評価をもらっても多くの場合、高い自己評価にはつながりません。それほど、自己卑下のプログラミングがなされてしまってたりします。自分自身を無価値である理由づけばかりを探し回ってしまうのです。
だからこそ、私は思い出させてあげます。彼女がどれだけ頑張ってきたかを。そして、それがどれほどチームの貢献につながっていたかを。ひとつひとつ解きほぐして、理解させていくのです。そうしてようやく、彼女は自分の頑張りを素直に認めていったのです。
他者の力を借りて、ようやく自己を認められるようになる人がたくさんいます。無意識に、自動的に自己卑下するプログラムの誤解をひとつひとつ解いて、やっと自己肯定できる人たちがいるのです。
今日も長い一日でした。
自分に”今日も一日おつかれさま”とささやいて。おやすみさない。
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