今日から始業式。帰ってきた子どもに必ずしたい声掛け2選
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
新学期スタート
今日から新学期というところも多いのではないでしょうか。
昨日は、新学期前日に親ができることについて書きました。
今日からでもできることだと思うので、参考してもらえたらうれしいです。
さて、今回は、新学期スタート後、
子どもにどのように声をかけるかについて書いていきます。
大前提3つ。
声掛けの前に、大前提として(私のスタンスとして…)
3つを書いておきます。
①子どもを前向きな気持ちにさせたい。
初日は、
「仲の良い友達がいた。(いなかった。)」
「担任の先生がよかった。(悪かった。)」など
いろいろなテンションで帰ってくることでしょう。
どんなテンションであろうとも、
「頑張ろう!」「楽しもう!」という気持ちになってほしいです。
声掛けは、そのために行いたいです。
②チャレンジ精神を育てたい。
新しい学年になります。
声掛けによって、
「よし!〇年生、頑張ってみるか!」という気持ちになってほしいです。
③ストレス耐性をあげたい。
新学期の数日間は、変化の時間です。
子どもにとって気疲れする数日でもあります。
嫌なこともあるでしょうし、
我慢することだってあるでしょう。
そんな時に、文句を言いたくなる時もあるでしょう。
ただ、そこをぐっと飲み込み、自分にできることを模索してほしいです。
そんな時に親の声掛けによって
気持ちを楽にしたり、
ストレス発散ができたりするといいと思っています。
帰ってきた子どもにしたい声掛け2選
おうちの方も忙しいです。
帰ってきて子どもとゆっくりと話をする…。なんて時間はないかもしれません。
書かないといけない書類も多いし、
きょうだいが多いとそれだけ…だし、
夕食
習い事の送迎
家事
持ち帰りの仕事もあるかもしれません。
そんな時間のない方でも、
これは、はずしたくないという声掛けを厳選して
2つを提案します。
①楽しそうだね。
まずは、子どもを前向きにさせるために
新学年、新クラス、新担任のことをプラスに捉えたいものです。
もちとん、内心では、「ハズレだ。」と思ったとしても。
「〇〇さんと一緒になれなかったのは、残念だけど、△△さんや▢▢さんももいるし、楽しそうじゃん。」などと。
また、担任の先生をプラスに捉えるのも大切です。
ハズレ先生という言葉がありますが、そうであったとしてもです。
担任の先生にマイナスのレッテルを貼ってしまうと、
・学び
・楽しさが
半減。いやそれ以下になってしまいます。
そうならないためにも、子どもと一緒になって、マイナスの言葉を言わないことが大切です。子どもの気持ちを前向きにできるように声掛けをしたいものです。
「〇〇先生は、今年来たばかりの先生でしょ。一生懸命されるはずだよ。」とか
「〇〇先生は、〇年前も〇年生だったはずだから、〇年生のプロだよ!」など。
苦情、マイナスは子どものいないところで言うようにしたいものです。
必要あらば、担任の耳にも入れることも必要でしょうが、
子どもの前では言わないように。これは大切です。
②~の勉強をするんだね。
勉強に関しても、基本的には「楽しそうだね。」という声掛けがおすすめですが、
あえて、別にしました。
帰ってきた子どもとの話がひと段落着いたら、
ぱらぱらと教科書をめくってみてください。
今年1年間でする学習が見通すことができます。
そんな時に、
「~の勉強をするんだね。」と子どもと話題にするのはとてもとてもおすすめです。
学びに対するワクワク感。
学習の見通し
につながるからです。
また、親の立場としても、
子どもが何を学習するのかを知る大切な機会になるからです。
親が子ども学習内容を知ることで
今後、言葉かけが変わると思います。
最後に
子どもの
ネガティブは一度受け止めるのも大切です。
ただし、ネガティブな道にズルズルいかないことです。
受け止めたうえで、プラスの声をかけるのが大切だと思います。
声掛けによって、
①視点を変えたい。
②プラスの気持ちを加速させたい。
③勇気を与えたい。
と思っています。
ぜひ、明日からも子どもたちが楽しく過ごせるために
声掛けを工夫してみてはどうでしょうか。
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