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メイクをする子どもへの親の役割とは?考えさせられる事例から学ぶ。

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

女の子のメイクの問題

最近読んだ本の中に、次のような文章を見付けました。

そもそも、中学生がメイクをすることは、そんなにいけないことなのでしょうか。
どんな化粧品、どんな色味、どんなテクニックを使って自分をよく見せるかについて考えることは、前頭葉を活性化させます。脳育ての観点から見るとよいことばかりです。
「メイクは校則で禁止されているでしょ!」と叱る親御さんもいらっしゃいます。校則は家庭生活外のことなので、あくまで子どもが自分で判断して行動すべき事柄です。
もし、メイクしているのがバレて学校に呼び出されたなら、保護者として「申し訳ありません」と親が謝り、帰宅して「あなたの代わりに謝罪してきた」と伝えましょう。その後に子どもが「家族に迷惑がかかるのはよくないから、今度から学校にはメイクを落としていこう」と考えて行動すれば、「社会でうまくやる脳」、すなわち前頭葉がよく育ったということになりますよね。

その「一言」が子どもの脳をダメにする

この記事では、中学生の事例として書かれています。

私は、小学校の教員をしているということもあるのでしょうが、
すこし違和感を感じました。

もちろん、親が子どもに対して
A「私が、学校を説き伏せておいたから。」と
B「私が、代わりに謝罪してきました。」と伝えるのとでは
雲泥の差があると思います。

上の2択なら、Bのほうがいいでしょう。

さらに、親がそのように伝えている姿を
子どもに見せるのと見せないのとでは
大違いがあると思うのです。

親の姿勢が
子どもの考え方に大きな影響を与えることは間違いありません。

Aは、子どもは好きなことをしていいのだと学ぶでしょう。
Bは、少し反省を促せるかもしれません。


小学校の教員をしている私も、
メイクをすることはいいと思うのです。

休日や放課後なら
問題はないと思っています。

うちでは、保育園に通う子さえ興味津々です。
ただ、
それを
ルール違反をしてまで行うのは…と思うのです。

そうなる前に、
親が
ルールの中で好きなことをする。
大切さを伝えおくことが大事
だと思うのです。

また、
ルールを破ってまで好き勝手をしている人を見た際には、
それに対して
親がどう思っているのかを伝えておくのも大切
だと思います。

上で挙げれた内容(親が謝罪するというの)は、
最終手段であってほしいと思います。

以前の記事です。

以前の記事です。

もちろん、
メイクに限らず
親が気付かないうちに
子どもがルールを破ることあるでしょう。

それが時に
人を傷つけたり
みんなに迷惑をかけたり
集団の輪を乱したりしてしまうこともあるでしょう。

そんな時には、
親が
謝罪する姿を見せ、
子どもに自分の行動を振り返らせることが必要なのかもしれません。

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