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語り聞かせ>読み聞かせ!語り聞かせ8つのポイントを紹介!

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

読み聞かせ…いいとは分かっているけど…

みなさんは、読み聞かせをしたことがありますか?
子育て中の方は、何回か経験があるのではないでしょうか。

読み聞かせについての記事を見付けました。

子どもが「ねえ、お話して」とせがむとき、ほんとうは物語が聞きたいというより「こっちを向いて」と訴えているのです。

子どもとつながる「お話」の魔法

とても納得のいく言葉でした。

子どもは、内容が分かっているのに、
何度も何度も読み聞かせをねだってきませんか?

そんな時には、心の安定を求めているのでしょう。

ただ…親としては…
疲れていて、少しでも休みたいのが本心。
へとへとのところに仕事が一つ増える感覚…。

そんなこともありませんか?

私はよくあります。本当に…。

そんな時に、私がしていたのが、
「語り聞かせ」です。

これは、本当に楽しいんです。

語り聞かせには、
大きく2つのものがあります。

①物語を覚えて、絵本なしでお話をする。
②創作話をする。

①は、既存の物語を覚えて、お話しするというイメージです。

特に私がおすすめなのが、
②創作話
です。

自分で物語を作って話すのです。

完全オリジナルストーリーです。

これは

・親子の時間を作る。
・想像力を育む遊び
・寝る習慣づくり(笑)

とメリットがたくさんあるのです。

我が家の語り聞かせ。

我が家では、寝る前に布団の中で、真っ暗の中、語り聞かせを行います。

私は、
目をつぶりながら、語るので、リラックスモード。
創作話は、照れるのですが、真っ暗ということもあり、恥ずかしくない(笑)

子ども達も
横になり、寝る態勢の中で、話を聞きます。
頭の中で物語が展開されるのです。

語り聞かせの内容。

私がするお話は、
どんぐり村のサイドストーリー話が多いです。

「どんぐり村の警察官」とか
「どんぐり村の橋屋さん」などなど
職業の話も多いかもしれません。

本家のどんぐり村シリーズとは、まったく違い
登場人物も村の配置も
全部オリジナルです。

ただ単に
娘が好きで読んでいた「どんぐり村シリーズ」にのっかただけです(笑)

テーマは、身近なものにして、子どもが興味をもつように心がけています。

・何も決めずに話し始める。
・思いついた方向に話を進める
・終わりは適当(笑)

それでも、意外と話をすることができ、子どもも満足!

親子の時間を満喫し、
想像力も育みながら、
就寝リズムも整えることができる。

素敵な語り聞かせです。

我が家では、
「どんぐり村の話をするから、早く上に行くよ~。」と声をかけると
子ども達は、早送りされたようにやることをやめ、
寝室に上がろうとすることが多いです。

時に名作が生まれる!!!名作のあらすじ3作紹介&語り聞かせ8つのポイント!

話をしていると、時に
めちゃくちゃいいお話が生まれます。

我ながらあっぱれ(笑)

以下に、
我が家で人気だった作品のあらすじ紹介と
語り聞かせ8つのポイントを紹介します。

題名紹介

まずは、いくつか、名作の題名を紹介すると

・どんぐり村の産婦人科。
・どんぐり村のモモンガ引越し大作戦
・どんぐり村の喧嘩屋さん
・どんぐり村の雨降り屋さん
・どんぐり村の6つ子ちゃん

本家のどんぐり村にはない題名だと思いませんか?

これらは、数年前にしたものですが、
子どもはいまだに覚えてくれています。

ただ、大問題が!!!
同じ話は2度できないのです。
その場で作っているから。。。。(笑)

ですので、ここでは、あらすじを紹介します。みなさんのお役に立てばうれしいです。

あらすじ紹介!

どんぐり村の産婦人科

どんぐり村には、産婦人科がありました。
その産婦人科に1組の夫婦がやってきます。
お医者さんに診察してもらうと、なんと、お腹の中に赤ちゃんがいることが分かったのです。

まだまだ小さい反応だけど、間違いなくお腹の中に赤ちゃんがいるいうのです。

夫婦は大喜び。念願の子どもだったからです。
その場で、男の子なら、〇〇。女の子なら〇〇。と名前まで考える喜びぶり。
お医者さんは、男の子か女の子かはっきりするのは、来週以降だろうと伝え、2人に来週に来るように言います。
二人は大喜びで病院をあとにし、
大型ショッピングセンターで、赤ちゃん服などを買いました。

さて、次の週
二人がまた病院を訪れます。
男の子か女の子かわくわくしながら。
そして、診察の結果、お医者さんが驚きの一言を!!
それは、
「なんと、お腹の中には、もう1人赤ちゃんがいます!!おめでとうございます!ふたごの赤ちゃんです!!しかも、どうやら男の子と女の子です!!」
と。
二人は大喜び!!1人でもうれしいのに、まさか2人とは!しかも。
男女両方の子を授かるなんてと。
さっそく、子どもの名前、習い事、どんな子に育てたいかで大盛り上がり。
お医者さんは、そんな様子を嬉しく見守りながらも、来週、検査に来てくださいと伝えました。
2人は本当に幸せそうに帰っていきます。
先週買った服やおもちゃをもう1セット買いに行きましたが、二人は幸せそのものでした。

さて、さらに次の週。
二人がまた病院を訪れます。
子どもたちの成長をわくわくしながら。
そして、診察の結果、お医者さんが驚きの一言を!!

それは、「ええ~~!そんなはずは!!先週確かに…!!!
お父さん、お母さん、心を落ち着かせて聞いてください。
なんと、お腹の中には、もう1人赤ちゃんがいます!!おめでとうございます!三つ子です!!」と(笑)

二人はびっくり仰天!!まさか3つ子だったなんて!!

…と話はもう少し続きますが、これを6つ子まで続けていきました(笑)
子どもは3つ子以降、お医者さんが「もう1人赤ちゃんがいます!」というと大盛り上がり。
心を落ち着けて、寝れないじゃん(笑)と笑えるほどに。

とっても楽しいお話です。
さらに、この6つ子が大きくなって登場する
「どんぐり村の6つ子ちゃん」というサイドストーリーも作ったことがあります。

どんぐり村の6つ子ちゃん

どんぐり村には、6つ子ちゃんがいます。
そう、あの産婦人科で生まれた6つ子ちゃんです。
1番目生まれた 「番大好きっくん」
2番目生まれた 「こにこ みちゃん」
3番目に生まれた「し物名人 ブロー」
4番目に生まれた「聞大好き っちゃん」
5番目に生まれた「快 ロー」
6番目に生まれた「邪気な性格で、みんなを明るくする存在。だけどちょっぴり忘れん坊 っちゃん」
です。
※途中、自分が忘れるので、数字の頭文字を使って
キャラ付けと名付けをしています。

むっちゃんは、今回の主役なので、忘れん坊設定です。

さてこの6つ子ちゃんが、動物園に行きます。
お父さんやお母さんと離れて6人でいろいろな動物を見に行きます。

お父さんとお母さんは、むっちゃんに
「〇時になったら、△に集合ね。」と伝えました。

6人は、いろいろな動物を見て楽しく回っていきます。
1番目生まれた 「1番大好きいっくん」は、どの動物を見に行くときも1番にその場所に行き、1番見やすい所を見付けてくれます。

2番目生まれた 「にこにこ ふみちゃん」は、どの動物を見ても、楽しそう。

3番目に生まれた「探し物名人 サブロー」は、動物の特徴やおもしろい様子をすぐに見つけます。あそこの猿がケンカしている!あそこのしまうまの縞模様が人の横顔に見える!など。

4番目に生まれた「新聞大好き よっちゃん」は、動物に関する豆知識を紹介してくれます。もちろん、新聞で読んだ知識です。

5番目に生まれた「豪快 ゴロー」は、豪快にえさを上げ、みんなを盛り上げます。

6番目に生まれた「無邪気な性格で、みんなを明るくする存在。忘れん坊 むっちゃん」は、全ての動物に喜び、話しかけ、みんなの話に感心し…みんなの楽しそうに回っています。

いろいろな動物を見て回り、時間も経ちました。
そろそろ、お父さんやお母さんに合流する時間かもしれません。
いっくんが「ねえ、むっちゃん、お父さん、お母さんは何時にどこに集まるって言ったの?」と聞きます。
すると、むちゃんが
「えっとね、えっとね。確かね…。あれ?どこだったけ?」と忘れてしまうのです!!
残りの5人は大慌て!!

2番目生まれた 「にこにこ ふみちゃん」が
「しかたないよ。そんなこともある。みんなで探そうよ。」という声のもと、6人で一致団結して、お父さんお母さんを探す。

という物語です。その後は、6人のキャラクターを生かしながら、お父さんお母さんを探し回り、無事にお父さんお母さんに出会えるという話です。

1番目生まれた 「1番大好きいっくん」は、〇〇かな?となると、1番に駆け付け、様子を見てくれます。

2番目生まれた 「にこにこ ふみちゃん」は、落ち込むむっちゃんを励ましたり、みんなの気持ちをやわらげてくれたりします。

3番目に生まれた「探し物名人 サブロー」と4番目に生まれた「新聞大好き よっちゃん」は、お父さんやお母さんとの会話を思い出したり、園内マップからお父さんやお母さんが好きそうな動物を探します。2人の知識が総動員されます。

5番目に生まれた「豪快 ゴロー」と6番目に生まれた「無邪気な性格で、みんなを明るくする存在。忘れん坊 むっちゃん」はは、豪快さと無邪気な明るい性格を生かし、いろいろな人に聞いて回ります。

最終的には、お父さんやお母さんとは、
みんなが大好き
キリンさんの前で出会います。
※これは我が子が好きな動物なので、これにしています。

どんぐり村のモモンガ引っ越し大作戦

どんぐり村には、モモンガ夫婦が住んでいます。
そのモモンガがどんぐり村から、
崖の村に引っ越すことになり、
どんぐり村の引っ越し屋さんに頼むことにしました。
ここは、ドンにいさん、グリじろう、グリゾウの三人で経営している引っ越し屋さんでした。
大の仲良しのモモンガ夫婦と三兄弟。
モモンガは木の一番上に住んでいますが、この度、仕事の関係で
崖の村に引っ越すことになりました。

その引っ越し先が
崖の真横なのです。空を飛べるモモンガと違い、空を飛べないどんぐりたちが引っ越しを手伝うには、危険な場所なのです。
三人は何度も話し合いを行いますが、仲のいいモモンガ夫婦のために一肌脱ぐことにしました。

崖の家までは、気球で荷物を届けることに。
危険な引っ越しになるために末っ子のグリゾウは、気球には乗らず、途中までの仕事となりました。グリゾウは、泣いて拒みますが、お兄さんたちの愛のある説得により、泣く泣くお留守番に。

さて、ドンにいさん、グリじろう、それぞれの気球に乗って引っ越しスタート!
最初は順調だったにもかかわらず、途中、鳥の大群がやってきて、グリじろうの気球に穴が開いてしまいます!!!
落下するグリじろう。空の高くから落ちてしまうと、助かるわけがありません!
「グリじろう!!!!!!!」ドンにいさんが、叫んだその時です。

フワ。フワ。フワ。

末っ子グリゾウがやってきて、危機一髪。ドンにいさんを空中で救ったのです。
なんと、末っ子グリゾウが、お兄さんたちに内緒で気球で追いかけていたのです。

その後は、三人で協力し、無事にモモンガ夫婦の引っ越しを終えるという結末です。

注意点

話している途中に
話が長くなり、これらは超大作となりましたが、
話は短くてOKです。

短い名作もいくつもあります。

寝させることを考えると、
短い話がいいのです(笑)


語り聞かせの8つのポイント


①毎日しなくてもよい。
②読み聞かせと語り聞かせの二刀流ができるからよい。
③子どもの身近な話題を取り上げる。
④何も決めずに話し始めてもOK
⑤恥ずかしい場合は、暗闇で話す。
⑥思いつく方向に話を進める。
⑦終わり方は適当(笑)
⑧我が子を登場させると喜ぶ(笑)

特に①は大切だと思います。
毎回毎回オリジナルストーリーは難しいです。

読み聞かせが多く、
語り聞かせは少し。

ぐらいで十分だと思います。

私は、真っ暗闇で
目をつぶりながら語ることが多いです。
親子とはいえ、恥ずかしいので(笑)

また、要望があれば、作品を
紹介したいと思っています。

最後に…

語り聞かせは、
でたらめの話です。

桃太郎と金太郎が出会う話や
竜宮城に、先に桃太郎が来ていたという設定や
トーマスに乗るお父さんの話。

など、いい加減な話でも
子ども達は楽しんで聞いてくれます。

読み聞かせとは違う、楽しい時間があるでしょう。

ぜひ、一度試してみてはどうでしょうか。


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