君は、
自分が生きる為に必要な要素の百七個を
全部凝縮して、
キュキュッと一ヶ所に集めて、
ギュッとこう丸めるというか、
固めるというか、
平らげるというか、
いや、平らげるじゃないな、
違うなそれは。
それは間違った表現だな。
これは看過できない表現だ。
処罰ものじゃないか。

って、いやまぁ、とにかく、
なんなら、ともかく、
君は、
自分が生きる為に必要な要素の百七個を
全部まとめて、
一個の集合体にした訳だろ。
それが凄いよ。
あの、あれだけの百七個をだよ。
まさか、ホントまさか、
ひとまとめにするとはね。
よくやったよ、よくぞやったよ。
ホントよくやれるよな、そんなこと。
そういうところ、
そういう部分、
俺はちゃんと評価してあげたい。
俺はそういう
「人」
でありたい。
そういう
「人生」
にしていきたい。
そうしていけば、
きっと
「人間力」
も上がる。

それに伴い、一定の信頼も得られる。
結局、最後は信頼だよ。
最大の生きる要素だよ。
これさえあれば一生、借金生活も夢じゃない。
「必ず返すから！　お願い！」
って言ってしまえば、
その持ち前の信頼力で、
「よし、分かった。貸そう！」
ってなっちゃうからね。
信頼の力はえげつないよ。
半端じゃないよ。
ヤバヤバだよ。
どんなに年月が経ったって
「いや、あいつは必ず返す男だ」
って感じで、
俺の信頼に陶酔しちゃってると思うんだよね。
やっぱ信頼は強いよ。
お強いよ。
これさえあれば、
なんでも良い方向に行くよね。

例えば、
とんでもない大遅刻をしちゃったとして、
「すいません。
　寝坊しちゃいました」
って言い訳をしたとしたら、
それに対するアンサーは、
「どうせお前のことだ。困っている誰かをほっとけずに力を貸したんだろう」
っていう風になっちゃうと思う。
そうに違いない。
これが信頼力だよね。
お相手さんは俺が寝坊なんてヘマをするとは思っていないんだよ。
なんか理由があるって、
そういう風に思っちゃうんだよ。
凄いね。
信頼最強だね。
ってまぁ、ごめん。
中々長々とごめん。
こんな話どうでもいいよな。
本題は百七個だよ。
君が百七個をひとまとめにしたって話。
これがホント凄いなって思う。
感心と感動、
それから感激、
あと感嘆。

君は、
自分が生きる為に必要な要素の百七個を
ひとまとめにした結果、
出た答えが、
「みたらし団子」
だったっていうのが凄い。
ああ凄い。
いやに凄い。

君は、
「みたらし団子」
が生きる上で一番大事なんだね。
驚きと共に驚愕だよ。
何て言うか、ビックリだ。
そういうことなら今度会うとき、
美味しいみたらし団子をご持参してあげるよ。
一緒に食べよう。
俺もみたらし団子好きだしね。
じゃあ、
そういう感じで。