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ボケーっとしている人こそ、最強なんです。


最近私は、哲学にはまっています。
哲学とは、生き方や生きる上での考え方を教えてくれます。

数々の哲学者を知ったのですが、その中で私の行き方と似ていて、影響を大いに受けた人が居ます。
その哲学者は、古代中国の老子という人です。

大抵の人の考え方は、毎日頑張り続ければ、いつかきっと報われると信じてますよね。
ですが老子はこんなことを唱えてるんです。
”人生って映画の傍観者なんだから、ワシらに成せることなんてねーのよ。
流れに身を任せるのが良い人生なんだよ”(めっちゃカジュアルに言ってます)

そして老子は柔らかい水のように生きていれば、どんなに硬いものよりも強いと考えたのです。
確かに毎日頑張って出世のために仕事をやろうとも私は、徒労な気がします。

老子は、あなた自身が何もしなくても物事が勝手に進むようになってるんだ。といってます。
無為自然」という考えです。

コーヒーを飲む、仕事をする、人と話す…などのように殆どの日常的なことは体が自動的にやっている事であり、
私という存在は、それを見ているに過ぎない。ということになるんです。
あらゆるひとは、自分の人生は自分のもので、つかみ取ってきたといい、行っている行動や思考を、あたかも自分で行っているかのように思い込んでいるんです。

例えばピアノの発表会の時。
練習の時はミスが殆どないのに、いざ発表会のときになると完ぺきに弾ける人はいますが、大体は少しミスをします。

これも同じです。練習では、ほとんど指を無意識に動かし、演奏を行います。それは体に任せているので上手く引けるのであって、いざ本番になると、失敗したくないと思い、自分、自我が出てきてしまい失敗をするのです。

つまり、「私」の存在は、行動や思考という仕組みを一切理解していない素人であり「私」という存在は、人生におけるただの観客でしかないんです。
人生の主役は、あくまでも「私の意志とは別の無意識」であるのです。

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