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「梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」ワタリウム美術館

最大6人の参加者(鑑賞者)が美術館内とその外に出るツアーに参加する「展示」。所々でパフォーマーのスタッフがガイド役となる。

普段は非公開のバックヤードにも足を踏み入れる。インスタレーションやサウンドアートの展示でもあり、パフォーマンスアートでもあり、鑑賞者が出演者にもなるイマーシブシアターのようでもある。

20分の間隔を置いて約50分の各ツアーが始まるのだが、その時間のずれをうまく利用した演出になっている。

空間と時間を旅する。

1回券の一般2,800円で入場したが、会期中何度でも入場できるフリーパス5,000円にすればよかったと思った。1期(前期)と2期(後期)では内容が違うらしいし、内容が同じでも参加者やスタッフの顔ぶれ、時間帯や天候によって異なる体験になるだろう。

「ホワイトキューブ」には収まりきらない美術館ならではの展覧会だ。

作品情報

梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ

会期
1期:2023年12月1日[金]→ 2024年1月14日[日]
2期:2024年1月16日[火]→ 2024年1月28日[日]
※1期と2期で内容が変化。

休館日
月曜日(1/8は開館)、12/31〜1/3

開館時間
13:00〜19:00 (20分ごとに開始、所要時間:約50分、最終入館:18:00)
※事前予約制

参加費
一般:2,800円
U25 /O65:2,000円
小学生以下・障害者手帳を持っている人とその同伴者1人:無料
ツアー・フリーパス:5,000円
※空きがある回に限り、開始30分前よりワタリウム美術館1F受付にて当日の参加申込可。

定員:各回6人

共催
ワタリウム美術館 / オオタファインアーツ / Twelve.Inc

助成
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】

キャスト
坂井遥香/ レオ・ロズダル・アブダル・篠崎 / くるみ / 長沼航 / ヒカル・ワタリ / 仁田晶凱 (シフト制)

写真
天野祐子

印刷
辰巳量平

制作サポート
岩中可南子

設計サポート
小金丸信光

設営サポート
深野元太郎、井上修志、新美太基

施工アドバイザー
株式会社加藤架設

グラフィックデザイン
尾中俊介(Calamari Inc.)

会場
ワタリウム美術館 + 空地

※タイトルはミヤギフトシの映像作品《The Ocean View Resort》(2013年)からの引用による


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