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【子育て】移住初日からムスコに圧倒されたという話

おはようございます。ヤマモト家です。
移住した頃は一面緑だった田んぼがすっかり色づいてきて、もうすぐ収穫ですね。

さて、週末に書きたいテーマはたくさんあるのですが、今回は、忘れないうちに、移住直後の話を書いておきます。
それは8月上旬のよく晴れた日でした。

●はじめてのお星さま

夕方には4トントラックで荷物の搬入を終えて、お弁当で軽くご飯を済ませた後、何気なく玄関前のお庭(車5台は停められるフリースペース)に家族3人で出た時のこと。
**
「おおきな おほしさま あるねぇ」**

突然ムスコが空を見上げて言いました。(語尾の伸ばす「ねぇ」はママからもらった口癖)
上を見ると、確かにそこには満天の星空が。
実は、生まれてから東京にいる間、日々の暮らしの中ではっきりと星を見たことがなく、「お月さま」は何度も見ていても、「お星さま」はあくまで絵本の中だけで、一度もムスコが自分の目で捉えたことはありませんでした。
そのため、こちらか見つけて教えてわけではなく、自分で見つけてこちらに教えてくれたことにまずは驚き。
そしてほどなくして、ムスコは誰かに促されるわけでもなく、一人で「きらきら星」を歌い出したのでした。
それはそれは本当に嬉しそうに聞かせてくれました。
パパママはふたりとも感動して、泣きそうに。
絵本の中でのお星さまが現実のお星さまと初めて繋がった瞬間、それに立ち会えた喜び。
星が見えるこの環境、それだけで移住してきて良かったな、、、と初日から思えた体験でした。

●カエルもとんぼもみんなお友達

移住翌日、朝から片付けをしていると、ふとムスコの姿が見当たらず。
テラスに出て外を見ると、庭にいました。
そして、どこから持ってきたのか、プラスチックの小物収納ケースを両手に抱えて、やや高く持ち上げながら、

「とんぼさん、どうぞ〜」

と言いながら、どうやらとんぼの群れに対して、ケースの中に入るように呼びかけながら歩いてまわっていたのでした。
本格的な虫取りなんてしたことのないムスコは、絵本や動画で見た虫取りの風景を思い出しながらなのか、自作のカゴを持ち、一人で(家の周りのスペースの)探検ツアーにでかけていました。
これにはただびっくりしました。
今思うと、東京では、自由に動いてもらえる許容範囲が狭く、無意識のうちにあらゆる行動に制限をかけてしまっていたように思いますが、ここに来てからは、車の通る道路(の危険性)さえ最低限教えて上げれば、親が何も教える必要はなく、自分で感じて学んで成長していくんだなと感じるようになりました。
そして、今はむしろ色々と教えてくれることの方が圧倒的に多く、毎日パパママが学んでいます。

その他にも、隣りの小学校から自宅の玄関まで、カエルのお友達がとにかく多いので、ムスコは嬉々として追いかけています。(とんぼの画像が手元になかったので、カエル探検ツアーの画像を載せておきます)

# 余談ですが、ママは虫が苦手で、今も家に虫が入ってくるとキャーキャー騒ぎます(地方移住する人がみんな虫が好きなわけではありません、笑)
でも、ムスコのために「虫への苦手意識(虫が悪者・嫌われ者のように見える態度)」は出さないようにしよう、と移住の最初の1週間で決めたようです。

●田んぼに触れて・学んで・食べる

田んぼに囲まれた集落。
移住初日から、ムスコの要請で、朝や気温の下がり始めた夕方頃に、あぜ道探検ツアーによく出かけるのですが、
「田んぼって何ができるの?」
に対して、
「お米ができて、おにぎりになるんだよねぇ」
「お水で大きくなるんだよねぇ」
と誰よりも田んぼファンのムスコ。
本当に理解が早く、親よりもどんどん先に進みます。
そして、田んぼに毎日触れ、その背景をムスコなりに知ったからなのか、東京では、気分が乗らないとご飯を食べないことも多かったのですが、今では残さず食べることが多いです。しかも、地元(ご近所さん)のお米を食べるようになって、「毎日見ているあの田んぼからできたご飯だよ」と教えてあげてからか、「美味しい、美味しい」と一気に食べています。

# 水が綺麗で、寒暖差のある黒保根地域で育てるお米の1種が今では全国的に評価の高いブランド米になっており、確かに贔屓目なしに圧倒的な美味しさ。毎日食べるお米が美味しいと本当に幸せだと感じます。
「くろほの雫」
http://kuroho.net/okome.php

# また、余談ですが、近頃の雨と風で、収穫前の田んぼの稲が一部倒れてしまっている風景を見かけ、心配で、パパが「お米が倒れて心配だね」と指差すと、「でもこことここは倒れてないねぇ」と別の場所を指差すムスコ。そのポジティブさ、見習わないと。

さて。
投稿2回目にして、またとりとめのない文章になってしまいましたが、、、毎週末に複数本更新できるようにがんばりたいです。
ではまた次回。


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