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日本民藝館-柚木沙弥朗展-

 2023年1月22日(日)に駒場東大前の日本民藝館に行ってきました。民藝運動を行っていた柚木沙弥朗展に行ってきました。芹沢銈介の和紙に感銘を受けて染色家を目指したそうです。その作風は確かに民藝運動を色濃く反映するものでした。
 そのファブリック(布地)のデザインは北欧のデザインに通じるものがあると思いました。元々民藝運動が好きで芹沢銈介の美術館へ見に行っているのですが、私が尊敬する白井晟一の設計の美術館なんです。同じ美学美術史学科卒業になります。柚木沙弥朗も東京大学文学部美学美術史学科出身なのですが、芸術に対して美学的アプローチを行う人達とやはり共通な考え方を持つようです。

 


 上記が柚木沙弥朗の作品です。


 フィンレイソンのパヤッツォという柄になります。フィンランド語でコインゲームの事を指します。1970年代のオプティカル(視覚的)アートを表現したフィンレイソンの中でもとても古い時代に製品化されたクラシカルなデザインです。

 同じバナキュラーのコンセプトのデザインとしても民藝運動と北欧のデザインには共通の部分が多くあり今回の美術館にて改めて思いました。

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