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繁栄か絶滅か - ロシア・ウクライナ戦争に想う

こんにちは、さっかです。ここに記事を書くのは久しぶりです。今日は、1か月以上前に書いておいた記事を公開することになりました。ロシアとウクライナの戦争についてです。ロシアは未だに、ウクライナへの侵攻を「スペシャルオペレーション」と呼び、戦争とは呼んでいませんが、わたしには戦争に見えるので、戦争と書かせてもらっています。

記事を書いた1か月前に比べると、戦況も取り巻く環境も変わってきていますが、根本的には変わっていないと感じるので、ほぼそのまま載せています。

あなたは、この戦争についてどう感じ、どう考えているでしょうか?

以下に、わたしの知る事実と思うことを書いていますので、良かったら読んでみてください。

・・・・・・・

みなさん、お久しぶりです。お元気ですか。こちらから、別のアカウントに引っ越したのですが、今日は、とても久しぶりになりますが、こちらに書くことにしました。どうしても伝えたいことがあるからです。そして、一人でも多くの人に読んでもらいたいと思うからです。

それは、ロシアの戦争のことです。

これまでわたしは、日本のマスメディアが流す報道ではない、主にアメリカの学者や軍人たち、そしてロシアの一般市民やジャーナリストの意見や見解を、ホームページで載せてきました。情報は総合的に得ることが大切だ、そして事実を知ることが大切だと思ったからです。星の流れは、今、人類にとって大切な分かれ目に来ているからです。わたしたち人類は大切な変化のときを迎えています。できるだけ客観的な事実をしり、そこから、わたしたち一人一人が選択してゆくことが求められるときに来ています。

まず、星の流れからお話ししましょう。

しばらくの間、なにを選ぶか、どちらを選ぶか、選択のときです。今は、違う世界を生きている人たちが、同時に地上に存在している、そんな感じの時です。そして、それぞれが何を選択するかが運命を決めてゆきます。いつも、選択が運命を決めているのですが、この春、そして秋におこなう決断は、特に後々まで強い影響を与えます。

選択肢は、大きく二つの流れに分かれます。一つは、慈愛、無償の愛、赦し、大きな夢、希望、美、崇高な関係性、永遠、気づき、覚醒、感覚の鋭敏さ、敏感さ、繁栄、豊かさ、そんなものを表し、もう一つは、完全支配、差別、生き残りをかけた戦い、鈍感さ、永遠の死、格差、恐怖、恐怖政治、暴力、詐欺、騙す、騙される、中毒、貧困、暴力、そんなものを表します。

次に、言うまでもないと思いますが、人類は転換期に入っています。わたしたちは、うお座とみずがめ座の大きな二つの時代の間にあるだけでなく、人類の地上での長い歴史の中でも最も大きな転換期のときに入っています。個人レベルでも、国レベルでも同様です。国レベルでは、わたしの知っている限り、アメリカ、日本、インド、そしてウクライナは大きな転換期に入っています。

アメリカは、今、死と再生の時期に入っています。国のシステムや在り方が崩壊し、新しい国造りが求められるときです。今年から来年にかけてきっかけが訪れます。この戦争で、ウクライナを支援し、西側諸国の力と体面を保とうとしているアメリカですが、アメリカのこれまでの軍事的闇が暴露され始めています。アメリカでは、ロシアを敵対視しウクライナへの支援を願う人たちと、アメリカもロシアを責めることはできない、アメリカこそが戦争犯罪を起こしてきた国だ、という人たちで、流れが別れてきています。最終的には、アメリカは内側から崩壊する可能性を孕んでいます。

日本は、これまでの矛盾、悪、隠されたものが徐々に表面化するときに入っています。けれどしばらくの間は、厳しい規制と統制がしかれ、まずは、それを隠そうとする力が働きます。けれど、少々時間がかかりながらも、最終的にはいろいろなことがひっくり返ることが予想されます。ただ、時間がある程度かかることでしょう。そして、10数年後には、日本も今のアメリカと同様に崩壊と再生のときを迎えます。

インドは、アメリカと似たような星の位置で、これからの国の在り方について、国全体が考えるときに入っています。このところインドはロシアに賛同したりして、欧米のあり方に批判的な立場をとっていますが、これからもっと、国としての立場を明確にしてゆくことが予想されます。

ウクライナは、これまでの膿が出てきて、さまざまなことを整理することが求められる星の位置に入っています。そして、本来の持ち味である、未来型で自由と独立を愛す平和な国へと、周りの国々とも協力体制を持ちながら、組織的に回帰することが求められています。けれど、そこに至るまでに、根本的な浄化と生まれ変わりが求められます。最終的に、新しい未来を築くことになることが求められていますが、そこまでに辿り着くためには、非厳しい道を辿ることになるでしょう。

わたしが現在調べている星の動きは、今のところこの4つの国ですが、パキスタンでもこのところ大きな変化が起こっていますし、シュリランカやほかの国々も動きがあり、星を見れば、それぞれの国の課題や、起こっていることの意味がわかってくることでしょう。なんにせよ、人類全体が、転換期に入っているというのもあり、大なり小なりその影響をどの国も、そして、どの人も受けているはずです。

それから、上にも述べたように、星の予告通り、日本ではさまざまな規制が強くなっていて情報規制も強くなっているようで、日本で出回っている今回の戦争に関する情報は極端に偏っています。また、一部の事実を知っている人たちが、本当のことを言えない状況にあるようです。それは、新聞を読んでいても、ネットでテレビやその他の情報を見てみても感じられます。

そして今は、騙す、騙されやすい、偽の情報が出回るという星もあるため、多くの人が騙されているようです。こんな人まで騙されているのか、と、驚くほどです。ある政治に強い関心のある知り合いが「ロシアは怖い、突然やってきて攻めるなんて。そんなことが日本にも起こるかもしれない」と、怯えているのを見て驚かされました。(5月から秋までは、また違う流れになり、真実を求め、行動に表す人々が増える)

それから、日本は、今回のロシアの戦争については、ほぼ一方的にアメリカのマスメディアの出す、アメリカ優位の偽情報を出し続けていると感じています。そうしてウクライナで傷ついた人たちの映像を流し、ロシアへの憎しみを助長させているように見えます。それではあまりにも偏りがあると感じています。何といっても、物事には両方からの視点があります。アメリカやヨーロッパ側の視点があるとしたら、ロシアからの視点もあります。また、アメリカでさえ、ロシアの視点からの情報が流れていて、市民の意見は二分されていますが、日本は、情報の規制が異様に厳しいようで、ほとんど一方的な情報しか流れていないようです。

そこで、わたしの知る事実を、簡単にここで伝えようと思います。

まず、西側諸国(アメリカや西ヨーロッパ)と旧ソビエト連邦(現在のロシアの前身)は、第二次世界大戦後に、冷戦状態にありました。英語で、
Cold Warと呼ばれていました。実際の戦闘を交えない戦争です。思想と主義の違いで闘っていたのです。欧米諸国は、民主主義と資本主義を掲げ、ソビエト連邦は社会主義を掲げていました。そして、ソビエトからアメリカに向けて、アメリカからソビエトに向けて、互いに、核兵器の矛先を実際に向け合っていた時代が長く続きました。なにかあったら、お互いに発砲する準備がされていたのです。当時のテクノロジーで、発射ボタンを押してから約10分でお互いの国に原子爆弾が届くようになっていました。そうやって、威嚇しあいながらお互いの力関係を保っていました。

ソビエト連邦国の地図。ベラルーシ、ウクライナ、ジョージアなどもソビエト連邦の一部だったことがわかる。バルト三国と呼ばれるルトアニア、ラティビア、エストニアもソビエトの一部。多民族国家で100以上の民族がいた。(ロシアは今も多民族国家)出展元:ブリタニカ辞典

ところが、80年代からアメリカとソビエト連邦の間で対話が始まり(レーガン大統領とゴルバチョフ大統領の時代)国交が始まり、そして、89年にはベルリンの壁が崩れました。ドイツのベルリンの壁は、民主/資本主義の西ドイツと、社会主義の東ドイツの間にあった壁で、それが崩壊したのです。国民たちが主導して崩しています。これは、今の北朝鮮と韓国の国境が、国民たちの手で壊され一つになるような、画期的なことでした。韓国のドラマで、ヒュンビン主演のNetflixの「愛の不時着」という、北朝鮮と韓国の二人が一緒になるドラマがありましたが、国と国の間の壁が壊されたのでした。


ベルリンの壁を崩す西ドイツ市民たち 写真出展元:CNNニュース
壁の向こうに東ドイツの兵隊たち 出展元:WNYC

科学的見地に基づく冷静さと人間味のある暖かさの両方を兼ね備えた、COVID19対応で世界的にも注目を浴びたドイツのメルケル元首相は旧東ドイツの出身です。

そして、ベルリンの壁を崩したその数年後の91年にソビエト連邦の解体が起こったのです。ソビエト連邦の解体を崩壊と呼ぶ人が多いですが、ロシアの人々は解体と呼んでいるそうです。実際に、連邦国に名を連ねていた国々とは、暴力などなく連携を結びながら平和的に解体しています。そして、ソビエト連邦の解体ののちに、ウクライナやベラルーシやモルディバやエストニアなどの国々は独立し、現在のロシアが誕生しました。1991年12月25日、今から30年ほど前のクリスマスの日です。冥王星と金星が重なっていた、旧い形を捨て新しい関係性を構築する、深い愛を表す国が誕生しました。

先にも述べたように、ソビエト連邦は社会主義を信じる国で、その中にウクライナも入っていて、資本主義の国々が加入していたNATOにはもちろん加盟していませんでしたし、EUにも入っていませんでした。

簡単に言えば、NATOは西欧州とアメリカとカナダの軍事同盟で、EUはヨーロッパ諸国の経済活動同盟です(イギリスはご存じのように、すでに脱退)。NATOは、第二次世界大戦後すぐに作られた軍事同盟です。一方、東ヨーロッパの国々が中心になって作った軍事同盟もありました。東欧諸国とソビエト連邦で作られていました。WTO (Warsaw Treaty Organization)またはWP(Warsaw Pact)と呼ばれる機構で、ワルシャワ条約機構と呼ばれたものです。このワルシャワ機構の条約の中には、「NATOは、ドイツを最東端とし、それ以上東側には進出しない」という条項があります。そして、その条項は、誰にも解約されていません。ところが、東ヨーロッパ諸国も、NATOに加盟し始めました。最初は、1999年アメリカのクリントン大統領時代の主導で、チェコ、ポーランド、ハンガリーが加入しています。そのあと、2004年、2009年、2017年、2020年とほかの国々の加入が続き、NATO勢力は、ロシアの国境へと近づいて行ったのでした。

しかし、ロシアはソビエト連邦時代からずっと、東ヨーロッパのNATO進出はやめて欲しい、と、西側諸国に要求していました。ワルシャワ機構にも条約があることも示唆してきています。けれど、アメリカを中心に、東欧諸国のNATO加入を進めてきています。それは、東欧諸国が資本主義(民主主義)を自ら求めたということも一方ではありますが、アメリカやにしよーrっパのNATO側が、ロシアをいろいろな意味で軽く見た、というのが事実のようです。多くの世界各地の知識人や歴史学者が言っているように「ソビエト連邦が崩壊し経済破綻が起こり、国内が混乱し弱体化しているロシアには、闘う力もないだろうから、何をやってもかまわない」そう考えたのです。そのため、ゴルバチョフ大統領時代から(80年代)歴代の大統領が、NATOの東側進出を警戒して、

『もし、NATOが東側への進出を続けたら、それは、ロシアという国への直接的軍事的威嚇としてとらえ、我々は戦争をせざるを得ない。だから、進出はやめて欲しい』

と、警告してきたにも関わらず、東側への進出はとどまることがなかったのです。このことは、多くの文献や記録に残っています。

NATOが国境を分かち合う国々に来ることをロシアが嫌がるのは、日本が中国やロシアに対して、日本海域に軍事基地を作ったり、日本海域や海域付近で軍事訓練をしたりしないでくれ、というようなものです。日本も、社会主義国の北朝鮮が、海に砲弾を撃ち込んだりすると、危機に感じて政府やメディアが騒いだりします。近隣国である共産主義国の中国に対しても、警戒していますが、それと同じです。もし、中国の軍艦が日本海沖や海域境界あたりで、大掛かりな軍事演習を始めたりしたら、きっと大騒ぎすることでしょう。

けれど日本人は、アメリカ軍が国内にいても(沖縄に多くの負担を担わせていますが)国内で軍事訓練をしたり、軍事施設を建てたり、軍事機器を持ち込んだり設置したり、核武装した戦艦を日本海域に持ち込んでも文句は言わないのに、それは、なぜか・・と、自分に問い正してみるのもよいでしょう。なぜ、アメリカは信頼できて中国はできないのでしょうか。アメリカと中国の両国に長い間住んでみて、政府や市民と触れてみて、文化に触れてみて、そう判断したのでしょうか?そうでなかったら、なにを基準に判断しているのでしょうか。そのあたりも考えてみるとよいと思います。もちろん、アメリカと日本の間には安保平和条約という条約があり、アメリカ軍の駐在が許されている、軍事訓練をしてもよい、ほかの国で戦争が起きた時にこの国をハブとして利用してもよい、という条項があるからですが、どうして、それを日本人は許すのか。そして、中国には、ロシアにはやらせないのでしょうか。それを考えてみるとよいでしょう。

日本はアメリカの傀儡国、または、植民地だという人たちが日本にもいますが、わたしは、正直のところ、アメリカは日本のことを、単に軍事基地だとしか考えていないと観察しています。日本の首相がアメリカに行っても、ニュースキャスターが、あ、日本のビジネスマンが来ました、と間違えて報道したくらい、日本のことは全然知りません。(ちなみに、ビジネスマンと間違えられたのは、安倍元首相でした。彼の行動が、国際政治を無視した行動だったということもありますが、まさか首相とは気づかなかったのです。そして、間違いを指摘した人は誰もいません。たまたま、わたしは番組を観ていて気づいただけです。)

わたしたちは、アメリカの軍人たちには駐在を許し、いつの間にか、共産主義や社会主義の国々は危険で、資本主義の国々は信頼できる、と、なぜか、思い込んでいたりはしないでしょうか。

とまぁ、一旦それは置いておいて・・ロシアにとってウクライナのNATO参加は、日本にとって、日本海で中国軍が軍事訓練をし、中国が連携しているほかの国々と一緒に軍事的基地を日本海域国境あたりに持つ、と同様のことなのです。すでに、実際にNATO友好国であるウクライナでは、アメリカ軍などNATO諸国が、この戦争が始まる前から合同軍事訓練をやっていました。そのため、今回の戦争で、アメリカから支援武器が運ばれてきてもスムーズに操縦できているそうです。まぁ、ほとんどがアメリカの旧式の武器だったそうで、この頃それも使い果たし、新式のものも送り込み始めたため、訓練が必要になっていると言われていますが、軍事的な結びつきはすでにこの戦争の前から起こっていたのです。

何にしろ、このロシアの『東ヨーロッパへのNATO進出は、ロシア国防の危機になるためやめて欲しい』というリクエストは、ゴルバチョフ大統領のときからずっと続けられていて、40年近く、プーチン大統領に至るまでの代々の大統領で続けられてきているのです。そして『もし、国境を分かち合うウクライナやジョージアやベラルーシなどの国々がNATOへの加盟をすることになったら、我々はそれを宣戦布告と受け取り、戦争を始めることにならざるを得ない』と、言い続けてきています。

これは、現代のような地上で戦争が絶えない(ほとんどがアメリカやが加担しているが、イエメンのようにイギリスも加担していた戦争もある)時代においては、もっともな考え方であり、ロシアのみならず、各国の国際政治の姿勢でもあります。アメリカにも『アメリカと国境を分かつ国々に他国の軍力が入ってきたら、それを我々は、国防の危機とみなし戦争を始める』という国家の決まり事があります。隣国のメキシコやカナダに他国の軍隊が入ったら、宣戦布告ととって戦争を開始する、と、名言しているのです。

これは現代ロシアと同じ態度です。と、いうより、ロシアより早くにアメリカでは、この国家規律は作られています(1823年 Monroe Doctrine 日本の江戸時代です)そして、実際に60年代、ケネディ大統領時代に、キューバにソビエト連邦の軍事力が入ったときにアメリカは、キューバが自分たちの国でもなく、国境を分かち合う国でもないにも関わらず、南部のフロリダ州からそう遠くないという理由だけで、国防の危機として、一発触発の核戦争になりそうになりました。これを、アメリカでは、Cuban Crisis、キューバ危機と呼んでいます。

ホワイトハウスで一人机の前で悩むケネディ大統領。キューバ危機は、当時大統領だったJ.F.ケネディにとって、大きな危機の一つだった。この写真は、その責任の重さを表した「最も孤独な仕事」というタイトルで、アメリカでは有名な写真

カリブ海に浮かぶ島国の社会主義国キューバから、アメリカ南西部の半島州フロリダの距離は、ロシアからポーランドの距離とほぼ同じです。ロシアは、それでもずっと耐えてきたのです。そして、日本とロシアはもっと近いのに、日本の海域に核武装をしたアメリカ艦船がうようよ配備されていることを考えると、ロシア側から見た国防の危機感が理解できるかもしれません。アメリカの軍備は、日本だけではありません。ロシアとは地続きの韓国にも大規模なアメリカの軍備があります。日本と韓国併せて3万人以上のアメリカ軍兵士が配置されています。

簡単に言えば、アメリカは、自国がやっていることは置いておいて、ロシアに対しては言いたい放題、やりたい放題やっている、ということになります。

それだけでなく、アメリカは、世界で唯一、第二次世界大戦後戦争をずっと続けている国です。(ロシアはほぼ皆無)ロシアがひどい戦争をウクライナに仕掛け、多くの民間人を殺していると言っていますが、アメリカは、ロシアがウクライナに侵攻した時点でも、イエメンの戦争に加担してていて7年間の間に40万人を殺しています。(つい最近、イエメンの戦争を停止した。アメリカ国内から、ロシアばかりを責めているが、アメリカも戦争をしているじゃないか、との声が高まり始めたためだろう、と推測する)もちろん、イエメンでは多くの民間人が犠牲になっています。戦争のため飢餓で死んだ民間人もイエメンには多くいます。ロシア軍が400人をどこかで殺した、なんて規模ではありません。

それから、イラク戦争を覚えている人もいると思いますが、イラクが核兵器を持っている、という理由で、アメリカはイラクに押し掛けて戦争を起こし、大統領を殺し、別の大統領を据え付けることまでしましたが、イラクには核兵器はなかったのです。しかも、イラクとアメリカの軍事力は雲泥の差なのに、そんな軍事弱小国に戦争をしかけたのです。根拠のない罪状をつきつけて。しかも・・ずっと不思議なのは、自分たちは核兵器を持ってもよいが、ほかの国々には認めない、という、アメリカの意味のない論理には、ほとほと呆れます。みなさんは、考えたことがあるでしょうか?どの国が核兵器を持ってよくて、どの国が核兵器を持ってはいけない、という基準は、誰が決めるのか?ということを。世界大戦で負けた国は持ってはいけないのか。資本主義ではない国は持ってはいけないのか。なにが基準なのか、誰が一体全体、どんな権利があって決めるのか、と。わたしは、ずっと不思議でした。

ところで、イラク戦争は、国連からアメリカの戦争犯罪だと認定されていますが(アナン元国連総長が、イギリスBBC放送でも明言している)なんの償いもしていませんし、国として罪を認めていません。(日本も戦争慰安婦のこと、国としてちゃんと認めてませんが・・)そして、イラクで100万人以上の人々を、大統領まで含めて殺しています。もちろん、その中には子供や妊婦も含めた民間人が多く含まれています。イラクの病院を爆破して妊婦や子供たちを含めた1500人以上を殺した、ということもあったそうです。しかも、アメリカ軍が民間人を殺していることを告発したアメリカ軍人も投獄しています。(内部告発者として投獄されたChelsea Manning)同じようなことは、日本ももちろんやっているでしょうし、もっとひどいことをやっているのは容易に想像できます。アメリカ軍には、女性たちも結構いますが、その女性たちの30パーセント以上が、性的暴力・レイプを「軍内で」受けているという現実もあります。

そんなアメリカや日本は、ロシアを一方的に犯罪国と罪状を突きつける立場にあるのでしょうか。しかも、ロシアは「降伏するか」「条件をのむか」と、攻め入る前に、毎回のようにウクライナに確認しながら、少しずつ攻めています。アメリカはイラクにそんなことしてないですし、日本も満州国にそんなことはしていないでしょう。日本帝国軍によるハワイの真珠湾攻撃も、宣戦布告もなにもない、ゲリラ行為でした。

それから、ロシア軍がウクライナの民間人を殺していることが、集団殺人だということで問題になっていますが、戦争とは一般に、集団殺人のことを指します。一人か二人殺しても、戦争とは呼ばないでしょう。確かに、ロシアは戦争と呼んでいませんが・・。それに、戦争をしていたら、誤爆や、民間人と軍人の見分けがつかず民間人をも殺してしまう、というのは、よくあることだと言われています。

また、民間人も軍人と一緒に闘い始めた場合、相手国は民間人も含めたすべての市民をターゲットにし始めるのが通常の戦争のパターンと言われています。今回、ウクライナでは一般市民も一緒に戦っているため、ターゲットは絞りにくいことでしょう。日本も一億玉砕というスローガンの下に、国民一丸となって第二次世界大戦に参加し、婦人会や子供会ではタケヤリや消火訓練もしていたくらいですから、一般市民もターゲットになってしまったと言われています。日本のほとんどの都市が空爆にあいましたが、殺されたり負傷したのは軍人より一般市民のほうが多かったことでしょう。日本帝国軍の軍人たちは海外派兵され、多くが飢え死にしていたからです。敵国としては、一般市民が総力として戦争に参加し始めると、一般市民も対象とした総攻撃に入る、というのは、国際戦争においては常識的だと歴史も軍人も学者も物語っています。ウクライナでも、一般人が武装装置や火炎瓶などを作り、投げ、銃を持ち射撃したりしているため、市民も巻き込んだ戦争になっています。

ウクライナにはウクライナの言い分があるように、ロシアにはロシアの言い分があります。ウクライナがロシアに攻撃されたくないように、ロシア人は、自分たちの国の国境を分かち合う国に、他国の、それも世界最大で最強の軍ん時連盟の基地を作って欲しくない、というのは、もっともなことです。

それだけではありません。プーチン大統領が、2008年の大統領就任後に最初にやった外交政策は、NATOにロシアも加盟させてくれとの要請です。一緒にみんなでやってゆこう、と、言ったのです。(彼は「みんなで一緒に」というみずがめ座の星を持っている)ところが、断ったのはNATOです。次に、EUにもプーチン大統領は参加を要請したのです。それも断られています。理由は、国が大きすぎるから、ということですが、要するに、軍事的にも経済的にもロシアを孤立させ、力をつけることを遠ざけたのです。それだけでなく、ロシアがソビエト解体後に、経済困難にも陥り、国が弱体化していたことを知っていて、東欧諸国のNATO参加を推し進めたのです。

そんなことをされたら、ロシアが怒るのは不思議ではないでしょう。現在アメリカ秘密警察CIAの最高責任者であり、元ロシア駐在大使だったウイリアム・バーンズ氏は、

『ウクライナのNATO入りは、ロシアにとっては一番大きな危険信号となるだろう。クレムリン(モスクワ内閣府)の一番鈍感な政治家たちから、プーチン大統領への鋭い批評をするリベラル派の評論家たちまで、全てのロシアのエリートたちは、全員、一人残らずウクライナのNATO参加は、ロシアへの直接的な軍事威嚇だ、と認識している。』

と、著書にも記しています。要するに、ウクライナのNATO入りを、国防の危機を感じないロシアの政治関係者はこれまでにも、そして、今も、一人もいない、ということです。

オバマ大統領当時(向かって左)と、元ロシア大使、現CIA長官ウイリアム・バーンズ氏(右)

ロシアでプーチン大統領が国民から支持を受けているのは、ソビエト解体で一時期底に墜ちた経済力の再建を果たしたと言うこともあるけれど、一番の理由は、それまでの大統領たちがアメリカやヨーロッパ諸国に対して、はっきりと発言と行動ができなかったけれど(日本政府も同じですね)、プーチン大統領は、きちんと声をあげて来たこと、そして、ロシアの誇りを守ろうとしたことにある、と、あるロシア人ジャーナリストは言っています。今回の戦争が始まったあとも、まだプーチン大統領の国民からの支持率が70%以上あるのは、プーチン大統領がロシアの歴史と誇りと国自体を守ろうとして、西側諸国と戦っていることを認識しているからだと言われています。

(上の映像は、珍しく英語で話すプーチン大統領の様子。ロシアではこれまで万博が行われたことがなく、ロシアでぜひ開催してほしい、と、言っているところ。却下されているが、日本でも大阪で60年代に行われた万博。ロシアでは行われていないのは、妙すぎると思うのはわたしだけでしょうか。デモクラシーは、自分達と同じ主義を信じる民だけにある、特定民主・資本主義なのだと言うことが、今回の戦争でわたし自身には明らかになりました。)

もし、みなさんが同じ立場ならどう感じるでしょうか。

それだけではありません。今回の戦争が始まる直前に、プーチン大統領は、ウクライナのドネツク州とルハーンスク州を独立国として認証しましたが、2014年から2022年の間に、ウクライナの主にネオナチの人々に、このエリアに住んでいたロシア人たちが1万4千人殺され、5000人以上の人たちが負傷しています。殺されたのは主に民間人で、しかも、死者の半数以上が、50代以上から90代までの高齢者たちです。聞いてるだけで、悲しい話です。

プーチン大統領は、数十年にわたってウクライナと西側諸国に、ウクライナを中立国にしよう、そして、多様な人種を受け入れる国にしよう、と交渉してきています。ロシア自体が100以上の民族の住む国であり、ロシアにもウクライナ人がいて、ウクライナにもロシア人がいるからです。けれど、ウクライナ東南部では、ロシア人の迫害が激しかったわけです。

日本も、日本在住の朝鮮民族の人たちに激しい差別をしてきていますし、この国で生まれても国籍がもらえない朝鮮人だけではなく、ほかの外国人たちも同じです。(ほかの国では、その国で生まれると自動的にその国の国籍がもらえる。アメリカももちろん同様。日本は世界でも稀有な、その国で生まれても国籍がもらえない国。もちろん、申請すればもらえる人もいるが、日本国籍を持つと2重国籍は持てないため、複雑である)そして、日本では日本人以外の人を差別する傾向があり、わたし自身をそれを経験してきているため、日本はネオナチ的な国だな、と世界各国を見た後に日本を見ると思います・・まぁ、それも置いておいて、とりあえず、ウクライナではロシア人の迫害が行われてきている、という話しでした。

わたしは、今回戦争を起こしたロシアの暴力を擁護するつもりはありません。ウクライナの人々と、そして、亡くなった大勢のロシア人兵士たちにも心を痛めます。けれど、その背景にはうなずけます。

そして、なぜ、今、これをここに書くかというと、この頃、わたしが一番恐れているのは、ロシアが戦争犯罪国の烙印を押されて国の権威と誇りを剥奪れ、自国を護ろうとするウクライナは国民の多くを無残な形で失う一方で、武器商人たちが大儲けをして、日本も含めた西側諸国の大企業が大儲けをして素知らぬ顔をし、無傷で幕を閉じる。ということです。

それだけでなく、各国が軍事費を上げ、互いにいがみ合い、真の政治がおろそかになることです。すでに、アメリカでは、COVID19対策の費用が削られてウクライナへの軍事支援金ばかりが増えています。ドイツも国家軍事費が上がっていて、軒並み各国が戦争をしたがっている状態です。そして、各国の医療、教育、高齢者へのケア、そんなものへの予算が削られ、物価は上がる一方で、自然破壊は進み、気候変動への対策やCO2削減の対策もおざなりになり、食糧難は拍車をかけ、気づいたら、地上が大変なことになる、ということです。

もう一つ不安になるのは、このままこの戦争が続けば、最初のうちは、怖い、大変だ、ウクライナの人たちがかわいそうだ、と言っていた人たちも、だんだん麻痺してきてまたは、辛くていやだから自ら麻痺させて、忘れてしまうことです。そして、忘れているわたしたちのすぐそばで、戦争が続いてゆくことです。

そんな中、とうとう、昨日の新聞の見出しに、『戦争犯罪本格調査へ、国際刑事裁、検査官ブチャ入り』という見出しを見たからです。一般市民の骨を折るような怪我をさせたのちに殺したり、女性たちに強姦したと言う報告もある、という記事の内容でした。

けど、紳士的な戦争なんて、あるのでしょうか。どんな殺し方なら、犯罪にならないのでしょうか。しかも、ロシアを糾弾しているアメリカの戦争の歴史は、恐ろしいものです。

アメリカは、核兵器がある可能性がある、という推測だけで、イラクに戦争をしかけロシアがウクライナにやっているような残虐さをはるかに超えた戦争犯罪を犯しています。国連も、イラク戦争は犯罪行為であると認定していますが、アメリカ政府は国連の警告をスルーし、そんなこときれいに忘れてロシアを非難しているかのようです。

そして、イラク戦争のとき、アメリカはサダム・フセイン大統領を狩りのようにして捕まえ殺しました。また、今回もそうしようとしているのだろう、と感じます。フセイン大統領のときは、軍人たちが捕まえましたが、今回は、西側諸国に日本も参加して、プーチン狩りを国家レベルで、誰も手を汚さずやるのだろう。戦争慰安婦のことは棚に上げ、ウクライナの女性たちをロシア兵が強姦した、ということを取りざたして・・。

アメリカ軍によって追いつめられ、捉えられ、無慈悲な、そして尊厳を奪い取ったような形で絞首刑にされた故フセイン大統領
元気なころのフセイン故大統領

それから、戦争犯罪の罪を問う内容のひとつに、ロシア兵のウクライナ女性たちへの強姦が取り上げられています。真偽はわかりませんが、もしあったとしても、戦場で強姦はよくある話です。

以前、ドイツ人の友人に、彼女の祖母が、戦争中にどこかから自転車で家に帰ろうとしていたら、近所のおばさんが英米兵複数に強姦されているところに遭遇してしまったそうです。そのとき、そのおばさんは、若かった彼女の祖母(当時10代)に「わたしのことはよいから、早く逃げなさい!!」と、叫び、当時少女だった友人の祖母を守ってくれたそうです。こういう話しもあり、ほかの多くの話からも、戦争中の強姦は、一般的という認識がわたしにはあります。戦争中だけでなく、軍人が強姦すると言うのは、よく聞きます。だからこそ、日本人は沖縄にアメリカ軍を押し付けているのでしょう。そして、NATOも参戦した、ボスニア戦争のときを題材にした「サラエボの花」という映画は、強姦されて妊娠した女性の話しですが、心打たれる作品です。ただ、この映画は、強姦の罪についてはあまり追及されてないと感じましたが。

日本で「おくりびと」という映画が作られました。遺体の体を拭き、死に化粧を施し、死に装束を着せる仕事をする人たちの話でした。あるシーンで、主人公の男性が初めてその仕事をした日、死体に実際に触れて仕事をした日、家に帰ったとたんに連れ合い(妻)の体を抱きしめて貪るようにセックスをした姿が描かれています。まるで、乾ききった砂漠の上を、水を一滴も飲まずに歩いた旅人が、ようやっと美しい泉に遭遇したかのようでした。柔らかい体に、生のぬくもりに、性の営みに、命を感じたからなのでしょう。

わたしは、そのとき理解しました。なぜ、戦争慰安婦が存在したのか。 なぜ、沖縄で米国軍兵士たちによる地元女性や少女たちへの強姦が後を絶たず、それでも日本政府は放置しているのか。そしてなぜ、これまでの戦争で多くの女性たちが強姦され続けたのか。戦争は、性欲も体力も盛んな、その上まだ精神的成熟をしていない若い男性たちが兵力となって行うものです。人間は、人を殺すと、死に接すると、バランスを取り戻そうとして、生の象徴的な営みである性を求めることがあるのだ、と。これは、戦争や死や性を表すさそり座のエネルギーだ、と。(今年から来年にかけて、さそり座がサウスノードにある)

男性たちだけで一緒に行動し、しかも常に自分自身や周りの仲間たちの死の恐怖と隣り合わせの日々を送っていたら、人の温もりや柔らかさや性的営み「命」を求めるのは、自然とも言えるでしょう。そして、兵士たちが、強姦や慰安婦を通した愛のともなわない暴力的なセックスで欲求を満たそうとするのは、戦争という無残な暴力行為の自然な副産物でもあるのだ、と、あの映画を観て気づいたのでした。そのことを知っていたから、日本帝国軍は慰安婦制度を設けたのでしょう。ほかの国々でも同じようなシステムを設けていた歴史がある、と聞きます。

「戦争は、兵隊だけで行う」「一般市民を巻き込まない」なんていう国際戦争法は「現場を知らない経営者」の書いた会社の規律、または、きれいごとばかりを並べたブラック企業の社訓ようなものです。どの戦争でも、どこの国が行う戦争でも、どんな意義や大儀のある戦争でも、戦争とは残忍なものであり、そして、直接的そして間接的な民間人の犠牲が必ず伴うものなのです。日本で大戦中に銃後を護った女や百姓や学生たちもそうでした。食べたいものが食べれなかった、疎開して親から離れなくてはならなかった育ちざかりの小さな子供たちもそうでした。それから、ヨーロッパの中世で戦争に旅立った夫のあとに残された女性たちが、貞操帯という金属のオムツのようなものを着用することを強いられたのも同じです。

ヨーロッパの博物館でわたしが実際に見たものは、もっと精巧にできた銀色のものでしたが、同じく貞操帯でした。ぎょっとして、背筋が冷たくなりました。男性が戦争に長期出兵する時に、妻の貞操を守るため、着けて行ったそうです。こんなものを着用させられた事実が、女性にとっては戦争被害としか言えません。排便する時も、生理中も最悪だったことでしょう。腰回りが動かないことから来る疾患もあったことでしょう。身体のバランスが崩れたはずです。股関節周りに痛みや痒みも発生したはずです。何より、女性を男性の所有物としたことに、罪があると思います。多くの歪みと傷と被害を一般市民にもたらすのが、戦争と言うものです。軍人だけで戦争、なんて、あり得ません。軍人が小麦やパンやソーセージやコメや豆腐や武器や軍服や飛行機を作りながら、誰もいないところで自分たちだけで戦争するわけでもないですから。

戦争というものの真実に、わたしたち人間は「目覚める」ことができるのか、それとも、他人に指をさすことで自分たちを「ごまかし続ける」のか。眠りグスリを飲み続けて、国に預けている自分たちのお金で軍事費を上げながら、まるで戦争なんてなかったことにし続けるのか・・その境目にわたしたちは立っているのです。

上にも書いたように、このままロシアとウクライナの戦争が続くと、最初は、ウクライナ人が可哀想だとか、ロシアが悪い、だとか言っていた人たちも、だんだん戦争慣れしてきたり、戦況を知ることで辛い思いをするのが嫌で目を背けたりしてくることでしょう。そして、そういう人間の心理の裏で、武器商人たちや、武器に必要な機器を作る多くの製造業企業(日本にももちろん多くある)は大儲けをし、そして、各国はお互いへの戦闘心を燃やし、どんどん軍備費をあげ、国民が働いて預けているお金(税金)は、人殺しの機械を作ること、そして集団殺人に費やされることになるでしょう。そうして、学校を始めとした教育機関や、図書館や、保育園や、片親家庭への支援や、医療や、公共設備などの、社会で生きてゆくための生活基盤を作るものには行き届かなくなるでしょう。また、戦争を好機として、値上げをして稼ぐ企業がどんどん出てきていることもあり、物価も不安定になり、一般の人々、わたしたちの生活が困窮してしまう、ということになってゆきます。それだけでなく、気候変動は待ったなしで起こっていて、環境問題の専門家たちは警鐘を鳴らしています。一向にCO2排出量はとどまるところを知らず増えていて、世界各地で自然災害が絶えません。

現代戦争は、ものすごいCO2排出量を生みます。数値にしたらどうなるのか、誰も測っていないようなので知りませんが、発砲したら、CO2は出るだろうし、家や工場が燃えたらCO2は出るし、飛行機が飛んだらCO2出るし、飛行機が撃ち落とされて機体とパイロットが燃えたらCO2出るし、あちこちで人間以外の色々なものが燃やされて木々や環境が破壊されている。どう考えても、現代戦争は環境フレンドリーではないでしょう。環境にフレンドリーでない武器の究極が、原子爆弾です。

これからわたしたちは、みずがめ座の時代という新しい時代に移行しようとしていますが、新しい時代に入る前に、今の現状を、現実を、戦争も含めて、見つめる必要が出てきます。

そのため、わたしはここで、自分の知る事実を伝えたいのです。ロシアが正しいとか、アメリカが悪い、とか言いたいわけではありません。

例えば、アメリカの消費者物価数が1981年以来の上昇率で、今年の3月は8.5%だったと騒がれました。そして、その理由はロシアの戦争だ、と日本では報道されていました。けれど、アメリカでは、ロシアの戦争ではなく、もともとはCOVID19の影響で人手不足やサプライチェーン(供給網)の崩壊などが物価高騰の原因だったけれど、結局は、大企業たちがこれを好機と見て、儲けるために価格を上げただけだった、ということが報道されていました。

アメリカではCOVID19が始まってから、毎月多額の給付金が国民に支払われていました。経済活動の停滞と不況を布瀬部ためです。ひと月一人50万円以上の給付金という州も珍しくありませんでした。それで、国民の購買意欲が上がったのです。ものすごい勢いでアメリカ人は買い物をこの2年ほどしていたのです。それで、企業たちが軒並み価格を上げたのです。オイル会社たちは、空前の大儲けをしているという話しです。

どんどん富の集中化が図られています。アメリカの超富豪たちは、2015年から2018年の間、たった4%ほどしか税金を払っていなかったことも解明されています。トランプさんの計らいもあったのだろうとは思いますが、それにしても、日本の消費税率の半分以下とは。

このような事実が浮上してくるのも今の星の位置ですが、ここから人類は、なにを未来に見てゆくのか?それが問われるときです。なぜなら、わたしたちの手の中に、未来へのカードがあるからです。

noteで2019年の終わりから記事を書き始めてからずっとわたしは、人類は転換期に入っている、時代が変わる、と言い続けています。そして、選ぶ時に来ている、と。

今日は、このnoteに長い文章を久しぶりに書きました。まずは、ロシアの戦争に対する情報が偏っていると感じたので、わたしの知る別の視点を提供し、次に、今は、選択するときだ、と伝えるためにです。絶滅か繁栄かのカード・・それは、わたしたち一人一人の手のひらの中にあります。

どちらを選ぶにしても、現状と事実と可能性を知る必要があると思い、ここに書きました。みなさんは、どちらがよいでしょうか。

それから、今わたしたちが入りかけているみずがめ座の、これまでの星座との最大の違いは、自分の外にいる人にリーダーになってもらい、その人の後をついてゆけばそれでよい、という時代ではなくなる、ということです。一人一人が、選択をし、一人一人が行動をしてゆき、互いに違いを認め合いながら手を繋ぎ、みんなで社会と時代を作ってゆくのがみずがめ座の時代である、ということです。これまでとは全く違う社会の構築が求められ、それには、旧い組織や政治の在り方が崩壊してゆくことも求められるでしょう。

自分で考えるのは面倒だし、自分で責任を負うのはもっと面倒なだけでななく、怖い、というひとも多くいることでしょう。この国では、幼いころから、他人が敷いたレールの上を歩くことが至上だとされてきています。自分で考えたり、意見を言ったり、行動することが制限されていて、それに慣れてしまっています。

そんなわたしたちが、変わるのは容易ではないでしょう。勇気も力も必要になるでしょう。

けれど、時代は動いています。わたしたちが変わらなくても、時代は変わっているのです。

もし、その事実から逃げていると、AIに多くの人が管理支配されるようになり、AIを支配する一部の人たちが力を握ってしまう、そして、精神を患う人たちが増え、社会機能が低下し、人口も低下してゆき、下降線をたどり絶滅する、という可能性があります。これから入ってゆくみずがめ座の時代の影の部分です。日本は水がめ座の国ですが、すでに、世界の先頭を切ってその兆候が出てきています。

すべての惑星と星座に影の部分があります。みずがめ座は、みんなで一緒に共存し繁栄してゆく、という力と、一部の人々と機械に支配されてしまい滅びてゆくという両方の可能性を秘めています。

今回の戦争で、核戦争の可能性も示唆されたり、急に戦争が始まったような気がして怖くなったり(実は、世界各地で戦争は今も起こっているけれど、工業発展国ではないため話題に上っていないだけ)物価が上がったり、食料不安などがあって不安になっている人たちもいることでしょう。

けれど、これを良いチャンスとして、きっかけとして、自分にできること、自分の責任、自分のパワー、自分の夢、に気づいてほしいと思い、星読みとしてみなさんに、わたしの知っていることをお伝えしたいと思い、これを書きました。

あなたは、共存繁栄の全くこれまでとは違う新しい時代を選ぶのか、それとも、旧いこれまでの時代にとどまり、自分で考え、行動し、責任を持つことを選ばず、一部の人々と機械の後をついてゆき、長い苦しい滅亡への道を選ぶのか。

選ぶときが来ています。

そして「選択」が運命を作ります。わたしたち一人一人に未来を作ってゆく力が備わっています。

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バナー写真・文 by さっか



ここに書いてあることを裏付ける資料や関連記事は、これまでHPで書いてきた「戦争シリーズ」にあります。

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