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『孫育て』の心得とは。

ある時テレビのスイッチを入れると、たまたまこんな特集が放送されていました。

テーマは「これからの孫との付き合い方」。

共働きをしているパパ・ママの代わりに、孫の面倒を見ているじーじやばーばが昨今増えているとのことで、『子育て』ならぬ『孫育て』に対しての注意喚起といった内容でした。

そこにはこんなリスト表が紹介されており、思わず写メを撮りましたので、ご紹介いたします。

1.育児の主役はパパ・ママ、祖父母はサポーター

2.パパ・ママの話を聞く

3.今と昔の子育ての違いを知る

4.とがめるより、補う

5.他の子・親と比べない

6.手・口・お金は出し過ぎず、心と体力にゆとりを、断る勇気も持とう

7.「ありがとう」「ごめんなさい」を言う、親しき仲にも礼儀あり

8.孫のほめ役、夢の最強応援団になる

9.自分のライフスタイルも大切に

10.老いていく姿を見せる

現在4人の孫のばーば(もうすぐ5人目が生まれます♪)からしてみれば、どれも至極真っ当なご意見かなと。

私の場合、特にお嫁ちゃん(娘ではなく息子の奥さん)に対しては、「あれ?」と思うようなことでも、口出ししないよう心掛けております。笑

親にもそれぞれ子育ての仕方、考えがありますし、時代の変化もあります。

それとなにより、性格というのも大いに関係してくるかなと。

それは大人も然り、子供も然り。

子育ての先輩として、基本、意見を求められた時だけ答えるようにしていますが、あとはどう見てもお嫁ちゃんが頑張りすぎだと感じた時に、やんわりと「こうしてもいいんじゃない?」とか「こんなふうにしてみたら?」などとアドバイスしたりしています。

やんわり。ソフトにね。笑

娘に関してはその辺の気遣いはあまりしていなく(笑)、娘があまり叱らない性格なのもあり、私のほうが結構孫ちゃんに対してよく叱っている次第です。はい♪

娘がそのへんのことをどう思っているかは分からないのですが(笑)、いけないことはいけない、その言い方はダメ、などなど。

あと兄妹ケンカをおっ始めると、ばーばの決まり文句はこれ。

「ケンカするなら帰ってー」

もしくは、

「ケンカするなら、ばーばは帰るよー」

このセリフで孫ちゃんふたりはだいたい大人しくなります。笑

そのかわり、それ以外では甘々ばーば。

遊ぶ時は全力で遊びますし、オヤツも家には常備しており、与える量はわきまえていますが、好きなものを選べるように数種類用意しています。

遊びに来ると決まったら、孫ちゃんたちの好きなものを沢山料理しますし、突然来ても慌てないよう、好きなものを冷凍保存して備えております♪

兎にも角にも、孫とは本当に可愛い存在ですので、なんでもやってあげたいという気持ちはあるにはありますが、その辺の塩梅が大切といったところでしょうか。

やり過ぎはダメ。ということですね。

何かをせがまれた時も、パパやママに先に聞くよう促します。

「パパやママが良いって言ったらいいよ?」てきなね。

何か手土産を持っていく時も、気持ち程度。

パパやママを困らせないもので、無難なものにしているつもりです。笑

お誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントも、子供たちの意見はもちろん聞きますが、最終的な判断はパパとママ。

こちらが勝手に選んで送り付けることはしません。

何でもそう。

可愛くてもやり過ぎないよう、そこはわきまえながら、決して無理することなく(ここ大事)孫ちゃんたちに接しているつもりではあります。

金銭的にも余裕はないですし、体力もすぐに消耗します。笑

疲れたら、パパやママに正直に言いますし、家族も私の体のことを充分理解してくれていますので、気を遣ってくれます。

要するに大切なのは、お互いの“気遣い”なんですよね。

面倒をみてもらって当たり前と思わない。

子守りしてあげてるんだから、こっちの自由でしょ?と思わない。

その辺の家族間の思いやり、気遣いなんかが、とっても大切なんじゃないかなと私は思うのです。

子育てはチームプレイです。

特に子供が小さい頃は本当に大変ですよね。

ましてや働きながらの子育ては、精神さえも病みそうになります。

そんな時は家族を頼る。

頼れる家族が近くにいない場合は、ママ友さんに頼ってみたり、自治体の子育て支援を利用するなど、とにかく頼ることが大切になってきますよね。

私はシングルマザーになってから、朝から夜遅くまでがむしゃらに働くようになり、私の母が代わりに主婦役をしてくれていました。

母以外、いなかったのもありますが、当時はたぶんそれが当たり前だと思っていたんだと思います。

私がこんなに働いているんだから、助けてもらって当たり前だと。

そこは今更ながら猛反省です。

“ありがとう”なんて感謝の言葉、思っていても実際に母にかけたことは一度もなかったのでは…。

それどころか、疲れて帰ってきたとたん、母は子供たちへの愚痴をアレコレと私に伝えるのが日課となっており、それがこの上なく毎日しんどい瞬間でした。

今考えてみると、母は母なりに『孫育て』に苦労していたのでしょう。

3人もいましたからね。

しかも同居で毎日となれば、それは愚痴も言いたくなるでしょうね。

母はどっぷり主婦業をしてくれていました。

趣味と言えることもなく、お友達もひとりもいなかった。

それも良くなかったのかも知れません。

今自分がばーばという存在になって、そんな母の苦労が分かると同時に、どっぷり『孫育て』をしてはいけないと思うようになりました。

適度に関わり、自分の人生も大切にする。

それでいいのかなと。

『子育て』も『孫育て』も、自分が経験して大変さが分かるという点では、どちらも同じ。

私がこれまでやってこれたのは、母の協力が不可欠でした。

残りの人生をかけて、その恩返しをしていかなければと…、そんなことを改めて思うのです。

母が最近よく口にしているのは、「今が一番幸せ」という言葉。

デイサービスで沢山のお友達もでき、家では趣味の脳トレを楽しむ。

毎日がとてもイキイキしているとのこと。

『子育て』も『孫育て』も経験した母。

私の『子育て』は無事終了しましたが、これからしばらくは『孫育て』が続きます。

でも決して無理せずマイペースで、そして家族と力をあわせて乗り越えたいと思っています♪

孫ちゃんたちがスクスクと育っていくのを楽しみに、いつか孫ちゃんたちが成人する日まで。

ずっと元気でいなければ…ですね!



最後までお読みいただき有難うございました♪

ではまた。        Tomoka (❛ ∇ ❛✿)

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