余市町 ロ-ソク岩

画像1 ローソク岩は豊浜町の沖合約500メートルにあり 海上に45メートルを超える高さです。ローソク岩はこれまで何度か崩落が繰り返されていて、昭和10年代の大きな崩落により現在の姿になりました。その珍しい形から、地元の漁家やアイヌ民族に幾つかの伝説が残っていて、またその周辺はかつて千石場所と呼ばれ、ニシンの良好な漁場でした。ローソク岩って全国にありますよね。
画像2 昭和の崩落にまつわるエピソードが残っています。崩落前、地元の漁家が沖合からローソク岩を仰ぎ見たときに、岩には縦に亀裂が走り、中には玉石が引っ掛かっていました。「そのうちにローソク岩が転ぶぞ。」と周囲に伝えた漁家でしたが「神様の岩が倒れるわけがない。」と信じてもらえませんでした。ところが海上を濃い霧が覆い、それが晴れたある日、人々の眼前に現われたのはその漁家の言った通りに縦に割れて細くなってしまったローソク岩でした。
画像3 別の伝説では、豊漁の海だったローソク岩付近の海に赤い炎の神が現われて魚を焼き殺してしまうので、アイヌの若者が夢のお告げに従って赤銅の兜と剣で戦って勝利し、その剣がローソク岩になったという話や、アイヌの娘が海藻とりに夢中になって女人禁制のローソク岩に誤まって登ってしまったことが神様の怒りに触れ、魚がまったく採れなくなり、村人がおわびの気持ちを込めてお祈りをしたところ神様の許しが得られ、その証拠にローソク岩の突端が丸く光り、その後は以前の豊漁の海に戻ったというお話などです。

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