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味を想像させることの難しさ

あなたは見たことがありますか。
テレビの食レポ。
特にバラエティ番組や情報番組で見かけます。

全国の番組から地方の番組まで、様々な番組で見かけます。
福岡県には民放が5局あり、それぞれの局に独自の番組があります。

特に多いのが、飲食店への取材。
そうなると食レポが増えます。


・見る人とする人の大きな差

食レポを見ている側からすると簡単そうに見えます。
しかし、冷静に考えてみたら「味覚を言葉で表現するのは難しくないか」と気づきました。

しかも食べた瞬間に話すので、アドリブ。
映像を見ている視聴者が、頭で想像できるようにしないといけません。

同じ食レポでも、
想像力をかきたてられる人と
「おいしい」を連呼して、味の想像ができない人と
はっきり分かれます。

なぜこんな違いが出るか考えてみました。

・密かにしているかも?

味や食感一つ表現するにも、たくさんの言葉があります。

味については、甘味、辛味、苦味、酸味、旨味の5種類があります。

甘味一つ表現するにも、白砂糖とはちみつの甘さは、同じではありませんよ。
辛味でも、唐辛子やわさびの辛さはそれぞれ違いますよね?

更に味だけではなく、食感でも変わってきます。
ケーキを例にしても、ふわふわなのか、サクサクしているかでも変わります。

その微妙な違いを、言葉で表現できないと視聴者は想像できません。
普段から読書などで、文章表現を学んでいなければできないでしょう。

さらりと食レポしているのを見ると
「よくこんな表現ができるなぁ」と感心します。

・実際に食レポしてみた

あるお店で買ったパンです。
今回4種類買いました。

左上のちくわのパンから。
ふわふわのパンに日奈久ちくわが挟まっています。
日奈久は、熊本県八代市(熊本南部)にある地方で、ちくわが有名です。

ちくわの中にはチーズが詰まっていて、上には明太子、チーズがたっぷりのってます。
日奈久ちくわは、よく立ち寄る高速道路のサービスエリアで見かけます。

食べたことがなかったので気になっていましたが、白身魚の風味を感じました。
明太子もチーズもたっぷりでボリューム満点。

次は右隣の塩スコーンです。
小さいサイズですが、持ち上げるとずっしりしてました。

このお店の名物塩パンと、似ているパンかと想像しましたが、こちらはだいぶ甘かったです。

調理パンというより菓子パンです。
全粒粉が使われていたので、独特の風味がありました。塩と砂糖がまぶしてあるので、味は甘じょっぱいです。

次は真下の八女茶メロンパンです。
上のクッキー生地はプレーンですが、ベースのパンは抹茶でできています。
抹茶パンを食べすすめると、中は抹茶クリームが入っています。
パンから抹茶の香りがします。
クリーム自体はほろ苦いです。

最後に左隣のパンです。
チーズがかかっています。
塩パンやクロワッサンに近いです。

中はパストミラビーフに、トマト、レタス、玉ねぎが挟まっていました。
お肉がボリュームありました。
玉ねぎはマリネで漬け込んでいます。

・まとめ

「食感や味を言葉にするのは難しい」
実際に言語化して感じました。
アンジャッシュの渡部建さんや彦摩呂さんの凄さを改めて感じました。

聞いているだけで、どんな味がするのか想像してしまいます。

映像、文字に関わらず、食レポの見方が変わってしまいそうです。

以上、ちえでした。
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