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釜山旅行#03.久しぶりの海鮮太巻き

 海が近い街は、海産物が多くてわくわくします。

 釜山に行くのに海の幸をいただかないわけにはいきません。しかし、今回はひとり旅。理想は、新鮮なお刺身を楽しめるフェッチブ(횟집)ですが、韓国のお刺身は量が多くて副菜もたくさん出てくるので食べきれません。

 そこで浮上するのが、寿司屋です。

 早速 Naver で「부산(釜山) 초밥(寿司) 맛집(名店)」と検索。すると、にぎりよりも魅力的に映る太巻き(후토마키)が出てくるではありませんか。サーモンやマグロがたっぷりと入った、まさに太巻きという名に相応しい、太巻きと言わずして何と言えようと主張する、海鮮太巻きです。

 るんるん気分で繁華街を颯爽と歩き、向かった先は回転寿司屋。

 小綺麗に整頓された清潔感ある店内では、にぎり寿司がくるくるとお行儀良く回っていました。回転寿司、いや、そもそもお寿司屋さんに来るなんて何年振りだろう・・・。

 太巻きはテイクアウトにして、ホテルでゆっくり味わうことにしました。

 タブレットで注文し、できあがるまでは職人さんの動きを見ながらのんびりと待ちます。実は、釜山名物のテジクッパ(돼지국밥)よりも心待ちにしていた海鮮太巻き。帰りにはコンビニで500mlのビールを1本買い、ホテルに戻りました。本当は2本買いたかったのですが、翌朝は4時起きだったので我慢しました。自分を褒めたいと思います。

 部屋に入り、紙袋を開けて「おお~」。

 写真で知ってはいましたが、やはりでかいです。1パックに収まり切れないほど。なんて贅沢なんでしょう。おまけとでも言うかのようにミニパックに入った太巻きが可愛らしく見えます。ほかにも、お味噌汁とらっきょう、酢生姜が付いていました。

 さて、逸る気持ちを抑え、まずはお風呂にゆったりと浸かります。その間、太巻きさんには冷蔵庫にてご休憩いただきました。

 ――さて、準備は完了。

 プシュッ!と勢いよくビールを開けて「ぷはぁ~」とひと口楽しんだ後、太巻きを口いっぱいに頬張ります。

 あーーーうまい。

 少しだけ抱いていた、エビフライ(揚げ物)は合わないのではないかという疑いは、すぐに晴れました。香ばしい。ちゃんと調和しています。さすがエビ。エビ最強。また、野菜がいい役割を果たしていました。シャキシャキのサクサクのこりこり。なんて楽しいんだろう。きっと色々と試行錯誤した結果、この形に落ち着いたのでしょうね。

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