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日常を「さりげない心地よさ」で満たすには

利用したい企画があったので応募してみました。

「あの人に!バニラヨーグルトを届けよう
『バニラヨーグルトさしいれ隊』大募集!」というものです。

当選内容は
バニラヨーグルト(3個パック) 1個× 2セット
飲むバニラヨーグルト 2本× 2セット
1セットは差し入れる用に、残りの1セットは当選者用だそうです。

これを私は
「隣に住むご夫婦&おばあちゃん」に差し入れしようと
すぐに思いつきました。

理由は、こうです。

お隣のご夫婦の娘ちゃんは1歳になりますが、
切迫早産で早く生まれてきています。

そのためか、保健士さんが定期的に訪問されています。
「体重も順調に増えているよ~」と教えてくれますが、
まだまだ心配はあるのだと思います。

実は私も同じような経験があります。

妊婦の時に切迫早産で約2か月半の入院をしていました。
絶対安静でお風呂にも行けず
完全にベットに縛り付けられ、
24時間点滴も外せないとてもつらい入院でした。

「一日でも長くお母さんのお腹にいた方が赤ちゃんのため」
ということが分かっているだけに、
私にとって「一日」がものすごいプレッシャーでした。

先生も看護師さんも
「お母さんが悪いわけではない」と言ってくれるけど、
「赤ちゃんに何かあったらどうしよう」
「私のせいだ」と自分を責めていました。

「いま生まれるとどういうリスクがあるのか」を
先生から説明を受けても、
誰にも伝えることができませんでした。

周りも心配しているのが分かっているし、
それを自分の口で話すのも辛かったのかもしれません。

とにかく毎日ひとりで泣いていました。

そんな経験があるだけに、
お隣のご夫婦、
特にお母さんを応援する気持がずっとあったのです。

でも、
常日頃そんなに親しくしているわけでもないので、
想いを伝えるきっかけがありませんでした。

どうしようもないと思っていたのですが、
この企画がたまたま目に留まりました。

これに当選したら、
応援の気持ちを伝えるチャンスだ!と思い、応募したのです。

そんなわけで、応募したところ
見事に当選させていただいたので、
早速バニラヨーグルトをもってお隣に出かけました。

娘ちゃんのお風呂を入れ終わったタイミングで訪問したようで、
お父さんがさっぱりした顔で出てきました。

「これ、少し早いけど母の日ギフトとして。
いつも子育てを頑張ってるお母さんとお父さんに!
あ、おばあちゃんにもね。」

と言って渡しました。

「えっ!
いいんすか?ありがとうございます。
いや~、えっ…嬉しいっす(*'▽') 」

突然の贈り物にかなりビックリした様子でした。

私もなんだか嬉しくなってしまいました。

こうやって、さりげなく
何でもない時に「差し入れ」をするっていいな
と、純粋に思いました。

「いつも頑張っているのを、ちゃんと見てるよ」
ってことが伝わるような気がします。

誰かに褒めてもらうようなことじゃないけど、
自分のことを、自分の頑張りを
誰かが見ててくれるって嬉しくないですか?

それを伝えるのが「差し入れ」だとしたら、
されるのも嬉しいし、するのもいいですよね。

気持ちが少しだけウキウキするというか、
誰かが笑顔になったり、喜んだりするのって
本当にいいな~と思いました。

次の日、
「バニラヨーグルトのドリンク、
初めてだったんすけど、めちゃくちゃうまかったです」
って言ってくれました。

お母さんからも、
「ありがとう」を頂きました。

その瞬間、
キラキラとした日差しの中で
心地よい風がサラーっと吹いてきたような
何とも言えない爽やかな気持ちになました。

「さりげない差し入れ」は
「さりげない心地よさ」を
日常に取り入れることができると知りました。

新しい経験は
私の生活を豊かにしてくれました☆



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