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その「心配」は簡単になくせます

先日、友人と会いました。

彼女は娘さんのことを
とても心配していました。

「ダンスがとにかく大好きで、
高校を卒業したら
ダンススクールに通いたいとか言うの!
でもさ~、
ダンスを一生懸命やったって
それで食べていくなんて
なかなか難しいだろうしさ~。
結局ものにならなくて、
フリータでプラプラして
落ち着かない生活になるのが目にみえてるよね~。
そうなって欲しくないんだよね。
でも、やりたい事やらせてあげるのが
いいのかな~とも思うし、
それがずっと、心配のタネなんだよね~。」

勉強は全くしないタイプの娘さんなので、
親として心配する気持ちも
すごくわかります。

「そうだよね、心配だよね~」
と、はじめは話を聞いていました。

でも、途中から
ふと、
心配なのか?
と疑問が湧いてきました。

そこで、
話を切り替えました。

「ダンススクールに通ったからと言って、
ダンサーになりたいって言うかどうか
わかんなくない?
もしかしたら、
カッコいいダンスの先生を見ているうちに
ダンスを教える側になりたいって思うかもしれないし、
ダンスの舞台に興味を持って、
舞台を作る側になりたくなるかもしれないよね。
もしくは、途中でケガをして
ダンスの道を諦めるしかなくなるかもしれないし、
リハビリの時に支えてくれた作業療法士さんに憧れて、
作業療法士になる!って言い出すかもしれないよ。
結局、私たちも親だけど、
自分たちの歩んできた道のことしか知らないじゃん。
その世界観で、
これは成功、これは失敗
って決めてるだけだし。
そもそもダンサーを目指したらこうなるっていうストーリーも
勝手に作り上げた妄想だしね。
実際そうなるとは限らないし。」

この話をしているうちに、
友人の顔がパッと明るくなり

「世界が広がるね~☆
私は失敗したらどうしよう、
失敗したらどうしよう、
ってことばっかり考えてたよ。
そっか~、私の妄想だね!」

って、笑ってました。

私たち親は
子どもが失敗した姿を見たくないがために、
「知ってる成功の道」
「知ってる安定の道」
を推しがちです。

でも、その「道」が全てではないし、
「子どもにとっての成功の道」とも限りません。

そもそも「成功」や「安定」って何でしょう。

お金が沢山あって、
権力があって、
安定した生活であることが幸せな人もいます。

でも、
それ以上に欲しいものがある人もいます。

情熱に満ちた人生だったり、
仲間と何かを作り上げることだったり、
安心できる居場所があることだったり、
するかもしれません。

満たされていて
最高に幸せで楽しいのであれば、
どんな道でもいいのではないでしょうか?

好きなこと
やりたいこと
向かいたい先は
本人だけが知っています

そのまんまをさせてあげられるような親でありたい
と、改めて思いました。




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