毒親育ちが他人から「家族は家族なんだから」と言われた時に考えること

うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
です。

毒親育ちの心を一瞬でシャットアウトさせる言葉は間違いなくこれです、
「どこまで行っても家族は家族なんだから」
「育ててくれた恩があるんだから」
「育て方少し間違えたけど、愛情がないわけじゃない」
「家族をそんなふうに言うなんて」
「親は親なんだから」
「今は丸くなったし、大丈夫なんじゃないの?」
「そんな怯えるほどの人間?」
「少しくらい親孝行しないと」
「親が可哀想だよ」
「でもここまで立派に育ったじゃない」
「子供が可愛くない親なんていない」
全て私が言われてきた言葉です。

これらの事を言われると自分でも驚くほど心のシャッターがバコーンと降ります。
あー、このひとこの程度の人なんだ、と思ってしまうのです。

しかしこれの何が恐ろしいかっていうと、この人達は100%悪気なく言っています。
人は明らかな悪意には敵意で反発できますが大元が善意だと何を言ってもこちらが悪いような感じになるんですよね。
正しい事を言っている、と思うので。しかも世間一般的には親を大切にする方が間違ってはいません。正しいかは知りませんが。

こういう人達は悪気はないんです、本当に。
ただただ想像力が欠如しているだけなんです。
自分の環境が当たり前だと思う、それより下がいる、どうして今の状況か想像できないんです
もしくは自分の常識“親は大事にすべき”を強く思っていて、かつ自他の境界が曖昧なので他人に押し付けます。なぜならその人にとって私の考えは“間違って”いて“正すべき”だと信じているからです。厄介

家族は家族。知ってます、嫌ってほど知ってます。
血縁は切りたくても法律でガチガチに守られているので切れるものでもありません。
でも血縁関係があるから家族か?ていうとこれまた違うかなと感じます。
すげー固いことを言えば家族は社会生活の中の相互扶助で成り立つ共同生活集団です。
では虐待、搾取は“相互扶助”か?ということです。

親は親なんだから、知ってます。
そもそも子供は元々親が好きです、生まれた時から本能で親が嫌い!ていう子供いません。居たら育てて貰えずに死んでしまいます。
元々100%好きで生まれています、でも親への愛情って減点方式なんです。
基本的には親に愛情を求めてます。でもそれご叶わない、自分の生命の危機なら諦めを付けて離れようとします。
死んでしまいたくなるほど精神的に追い詰められたり暴力を振られているのにそこに愛情を求めて近くにいたら殺されてしまうからです。

まあだいたいそういう毒親はこちらを洗脳済みです。可哀想な親を演じたり、お前が悪いと刷り込んでみたり。愛情が残ってるうちは洗脳が効いてしまいます。親に愛情を貰うにはそれに適応するしかないからです。
これでカンタン共依存の出来上がりです。

ここでこのまま育っていくとどうなるかというと
・親に搾取で食い潰される
・愛情不足で枯渇したままアダルトチルドレン
・洗脳がなにかの拍子に解けて脱出
の3択だなと思っています。

・親に搾取で食い潰される
共依存完成されるとどんどんお金、気持ち、時間の全てを搾取されます、お金がないと給料を全て捧げてしまう、親の用事を代わりにこなす、親の愚痴ばかりをきく、親を褒めるサンドバッグになる、そうして自分の生活を作れなくなり親中心の人生になります、

これのなにが厄介かって“親に必要とされている”と思ってしまうことです。それで肯定感を保っているんです。自分から親を離すということは“親に必要とされている”という事を否定して自分の肯定感を根幹から無くすことですなんですがこれがとても辛い。自分自身のアイデンティティが全部失われて心が壊れる事もあります
これはとっても辛い事なので共依存というのはなかなか抜け出せません。

だから親から離れるタイミングは親の事が嫌いだな、と思った時が1番です。
そのためには親を客観的に見ないとだめです
じゃああなたが親を助けなければ親は死んでしまうか?そんなことありません。次のターゲットを探すだけです。
親は今1番手近な水源から水を引いてるだけで、そこに水が出なくなったらどうするかっていうと新しく水がある所を探すだけですよね。
じゃあ自分が生まれる前は親はどうやって生きてたん?自分が支援してない間もどうにか生きてたじゃん、という話です。
これはほんとにほんとに辛い言葉で、言われた方は何も知らないくせに!と思うでしょうけど、
親は別にあなたじゃなくてもいいんです。助けてくれれば誰でもいいんです。
娘だから息子だからって自分の縋りやすい理由をつけているだけですよ。

私は親はお金がないから、助けなくちゃ、と思って金銭搾取を受けてましたが自分もとうとう追い詰められて生きれない、と言って断った後は親は生きてました。

なんだコイツ生きていけんじゃねーか!!

と思ってそっからなんかコイツ私に甘えてただけかよ、馬鹿みたいと思って可哀想な私〜で来てもまったく可哀想だと思えずスッパリ援助をやめました。

・愛情不足で枯渇したままアダルトチルドレン
アダルトチルドレン…家庭内の問題で子供時代に傷を抱えたまま大人になった人
これは愛着障害も絡んでくるんですけど、アダルトチルドレンは傷を抱えたまま、他人に傷を直して欲しいと思ったまま大人になります。
ふつうの家庭は親に無条件に愛されて、大事な存在だと愛情を与えられて家庭、家族は安心な場所だと心が安定して愛情の受け皿を作れます。
何をしても親は見捨てない(言い過ぎですが)、という自身と肯定感を作っていきます。
しかしそういう期間がないと、
見捨てられ不安、対価がないと愛して貰えない、どれだけ愛情を貰っても受け皿がないから受け止められない、足りないと思ってしまう、自分の全てを余すことなくわかってほしい、子供の頃の傷を直して肯定して欲しい!と
親にして貰えなかった事を恋人や親しい人に求めてしまいます。
そのために悲劇のヒロインになることもあります
しかし相手は親じゃないので愛して!もっと愛して!と求めすぎてついていけない…という事が起こることもあります。
そうするとやっぱり自分なんか誰にも愛されないんだ…とまた負のループに陥ります。
女の子だと都合のいい関係になることも多いと思います。体を求められる事は自分も対価を差し出してるし必要とされてる(その時だけですが)とわかりやすいのでアダルトチルドレンセフレなりがち説はあるあるだと思います。
穴モテをは必要とされてると勘違いするとかね。

これは私は普通になりかけでした。人に必要とされてる!と思うと貢ぐとか普通にやってました
でも別にこれもあなたじゃなくていいんです。
その事に気づいて、自分の価値はもっと高いんだが!?!?!?と思わないと抜け出せません。

私の貴重な20代をおまえらに使うかよ!!!!!!と思わないといけません。
あとは自分は傷がある、でもこれは自分で治すやつ、と決めます。相手に治して貰うことは無理です。相手からの愛情は受け取って、それで良かったね〜自分こんなに愛される人間になったよ〜認められる人間になったよ〜と自分で傷をパテでコツコツ埋めていきます。
傷をバーーーーン!!!!てさらけ出して埋めてくれーーーーーーーーー!!!!!っていうのは無理なのです。これを自覚しないとずっと思考のクセみたいなのは抜けません。

・洗脳が何かの拍子に解けて脱出
これは誰か他人の言葉かもしれないし、親から言われた言葉が凄くショックだった、とか本を読んだとか、他からの刺激で自覚したパターンです。
私は職場の人から悲劇のヒロインになってることを指摘され、ピシャーン!て雷が落ちるくらいびっくりしました。自分では悲劇のヒロインぶってる自覚がなかったからです。
それからは自分は親にこんなことされて…だから自分は親のせいでこんなことになって…というのがすごく恥ずかしくなってしまいました。
まあ親のせいなんですけど、それをずっと理由には使えないということがそこで初めてわかりました。

また、母親の金銭搾取については、前述したとおり断った後も生きていたので“必要とされていた”のではなく“あてにされていた”ことに気づきました。

父親については機嫌がいい時はいいしな…と思っていましたが、支援措置の相談の準備をしていたときに過去にされたことを羅列して書いていましたがこれ、普通じゃないよね?頭おかしいよね?となりある方からその両親は私の事を人間として尊重したことがない、と言われたこともあり元々嫌いだったのでそのまま情はなくなりました。

毒親育ちあるあるなのが、でもああしてくれた…こうしてくれた…あの時は褒めてくれた…という過去の良かったエピソードを思い出して情が湧く。
これで親を捨てられない人もたくさんいると思います。
なぜならそれは数少ない“親に愛されていた”と自分で思い込める大事な部分だからです
前述した通り“本当に親に愛されてなかった”と認めるのは自己が崩壊するほどのショックだから、心を守るためにそうします。

でも毒親は一生変わらないです。
あなたを自分の都合の良い時だけペットの様に可愛がって、自分に不都合だと見捨てる、怒鳴る、暴力。
そんなのは“尊重すべき”ではないです。
友達や職場にそういう人が居たらどうするかって言うと離れますよね。
親だからって離れちゃいけないなんてことはないです。

私は紙に今までされたことを書き出しました。記憶だと美化しているので…
なんか、目で見ると あ、これ普通にないよな…て思えます。
親の良いところに引っ張られそうになっても見返すとやっぱありえん!!!と思えます。

とにかく逃げましょう
親からも、心無い言葉をかけてくる人からも٩(•ᴗ• ٩)
心無いこと言葉をかけてくる人達を毎回相手にしていてはきりがありません。
反論したが最後、「親不孝者」「善意で言ったのにこんなこと言われた」と周りに言われるだけです。
アホの言うことはアーハイハイソウデスネー、で流す。
もしくは一泡吹かせたかったら悲劇のヒロインになりきります。
いやー私は親が好きなんですけど…気分で熱々のアイロンとか顔に飛んできて…このままじゃ死んじゃうなーって思って!笑
といくら誇張しても構いませんので相手をドン引きさせましょう。できれば怒る、叩く、とかだと躾の一環!と言われるので常識で考えてもありえないだろ、のエピソードをチョイス。
あくまで笑い話くらいのテンションでいいます。過去を気にしてなくて明るいのに…この子に非はないのに親がおかしいんだ…可哀想…て、思わせます
そうすると相手が触れちゃいけなかったな…て顔で退散するのがほとんどです。
そのまま「親に恵まれなかった可哀想な子」 ポジを確定させると「マイナスなのに頑張っている」というフィルターがかかるのでなんかちょっと評価よくなります。ヤッタネ
ただしこの後は自分で可哀想アピールをしてはいけません。相手から振られた時だけです。

こういうことを言ってくる奴はだいたいバカ素直なので、今度はなんて親だ!に矛先が向きます。

そうやってうまく受け流して生きていきましょう〜〜〜✌🏻



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