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2月のおわり

2月は、色々あった。入院をしていて、おなかが痛かった。
初めての体験が多かった。人生で初めての救急車に乗ったりした。おなかは痛いけど点滴をしてるから、動かなきゃ大丈夫で、それが逆にきつかった。

本も持つと疲れてしまうし、Wi-Fiはないし、動画見るもの疲れる、とにかく気力がそがれる。空気みたいに自分が薄くなっていくのが感じられた。毎日病棟からコンビニまで行って、ホットのほうじ茶を買って帰ってくる日々が続いた。

手術のことを、入院時の最高に体調が悪い時に聞かれても判断力も思考力も低下している中、どう答えを出すべきなのか、わからず怖くて保存療法を選択した。絶食・点滴治療を行い、経過良好で退院となった。
入院中、知人とメールをしていた。
こういう時に、気軽にメールを送れる相手がいて助かった。
思考の矛先が無くて、困って。変に不安になったりしていたから、外の世界の人と繋がってる間隔が得られたから、すごくほっとした。

退院した時はすごく寒くて、帰ってきたのはいいけど、無気力でまた困った。数日間、空っぽにしていたおなか。家に帰ってピーナッツのドレッシング食べたら、気持ち悪くなった。(でももう全く心配無用で、食欲だけが戻ってきて困っている)

しっかり栄養が入っていれば、食べ物を食べなくても生きていけることが分かった。でも食べてないといずれ体調崩す。
日常で起きる様々な事象において、「なぜ自分にこれがおきたのだろう」と因果論をとう癖がどうしてもある。だから、今回、なぜ私が?なぜ今?とか散々考えたのだが、生活のいけなかったとこはあるかもしれないけど、考えてもどうしようもないことは絶対あるから、自分に都合よく考えることにした。この経験を糧に、明日からどうしようか。食生活整えようとか、仕事量調整しようとか。しばらく動けなくて強制的に考えたから、自分の大切なもの、困ったときに助けてくれるものを再認識して、家族とか友人とか、仕事仲間とか大切にしようと。

退院後に知人と会った。経過などを話して。また会えて嬉しかったな。
私は東京が好きだから、都会で会うことが多いけど、私の住む町の近くまで来てくれて、今回はありがたかった。

知人も入院歴があって、「人間って暇だと寝ちゃう」と話してた。あまり多くは語らないけど、辛い思いとか沢山今までしたのかな。いつもほんとにすごいと思うのは、あまり、「かまってほしい、じぶんのことわかってほしい」と言わない。理解されたい・共感されたい、という発言があまりなくて、自分の好きなものや考えや嗜好が尊重されなくても気持ちが大きく波打つことはなさそう。そういう部分憧れるけど、私はまだまだ人生の修業がたりないな。ストレス耐性が強いというのかな。退院後の今、動きたくない症候群というのか、なぜかじっとして冬眠したい気持ちが強くて、気落ちすることが多くなってる。
からだとこころは繋がっている。まずは体力を回復させなければ、、

今までの経験から、焦って何かやろうとすると、必ずと言っていいほどさらに悪いほうに行ったりしてた。だから、一番は、焦らないことと今の自分を受け入れることと。ゆっくりでいいからやれることをやること。でもそうは言ってられない場面もあって、少し無理すると反動で動けなかったりもする
私は自分のことばかり考えるエゴが強い人間だから、こういう体験でもないと、どんどん傲慢になってしまう。だから立ち止まるいい経験だったのではないかと思った。

今日は、いつもより短時間で解散したけど、話せたことで娑婆に戻ってきた感覚があった。久しぶりに二人で食べたチョコもおいしかった。桜味、私の好きな味。この時期、桜餅が多く出回り、ピンクがよく目につく。若い時にデートで「君って桜餅の匂いがする」と言われて、田舎っぽい垢ぬけていないと思われたと思って、恥ずかしくてすごく嫌だった。その時につけていた香水がまたつけたくなって、探して買ってみた。
やっぱりとても好きな香り。でももう廃盤。また新しい香りを探さないといけない。

快気祝いに、妹からディプティックのオイルをもらった。ディプティックは素敵な香りが多いから、またいろいろ嗅ぎに行こ。知人も好きみたいだから。人の香りが混じりあうのはとてもロマンチック。妄想だったとしても、五感を刺激されながらの会話は印象に残る。香水買うときに、そのガラス瓶の美しさとか、調香師のストーリーとか読んで買う喜びとかもある。

今度お買い物も誘ってみようかな。
次に会うときに、金沢の名物を食べに行く予定。知人が食べたいと言っていたものを食べに行く日にする。誰かが、行きたいとこ、食べたいもの、を一緒に味わう体験ってすごく幸せ。たまにあって、些細な希望を叶えて、また日常に戻るのが好き。いつも私のそれに、付き合ってくれる、感謝してます。大人になって、こういう知り合いができてよかったなーと思う。

知人の乗ってきた車の話。
乗っている車を見て、勝手に想像して、ドライバーの顔を見ると、自分の予想外だったりして、「あれ」って思うことがよくあるけど、(イメージ通りのことは少ない、本当に人をラベリングして何をしているんだろうと思うが、、これは初めて言った。ばちがあたらないだろうか。)知人の乗っている車を見せてもらうと、しっかりイメージと当てはまってて笑った。印象ぴったり、「こういう車乗ってそう」のような、~~男子の好きなもの、とかの記事に出てきそうな。この話題が面白かったのはなぜだろう。
この時、知人が、「それよく言われる」と言ってて、共感できたからなんだろうか。通じた、って思うといい気持ちになるんだろう。

人と人との関係は始まったら終わる。だからいつか会わなくなるかもしれない。それは家族だって同じだけど、そのときを精いっぱい楽しむ。
私の人生の目的は、楽しく生きること。生きることが壮大な趣味、、。
知人にもう一つ感謝したいのは、アイドルの動画ですごく癒されたということ。はしゃぐ姿って老婆心てか、元気をもらえる。かわいいもの、きれいなものは精神衛生上、とても良い。

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