やらなきゃいけない事がたくさんある時に
襲ってくる睡魔はまさに魔物。

でも私のところに来る魔物は一味ちがう。

小さい時に両親が離婚した。
あれはたぶん、、、、5歳のとき
大好きな両親が離れることが
どうしても受け入れられなかった。

夜は毎日わんわんないた

父がいないだけならいい、
母は夜に仕事をしていた
わたしと、2歳下の弟を寝かしつけてから
仕事に出ていった

それでもわたしは母が出ていくのに気づいて
毎日おきていた

ねむれなかった
夜が永遠に続くようで怖かった

それから母を心配させまい、と
何でもかんでも頑張るようになった
(これは長くなるからまた後日に)

そしたら大人に甘えることがわからず
頼り方もわからないわたしができてしまった

母の顔色を伺う癖が、
次第に周囲の顔色を伺う癖になった

周りを困らせまい、と平常心を心がけてたら
いつしか自分の負の感情を出す方法が
わからなくなってリストカットに走った(中2)

絶賛こじらせ反抗期にその方法を
知ってしまったから、今も治らないまま。

ストレスの発散方法というか苦しい時の
感情の表し方がそれしかわからないまま。

すると突然、どこからともなく現れた
不安がわたしを襲ってきて
いつも寝かせまいと寄り添ってくる。

真夜中に来る魔物とは、原因不明の不安

ちなみに今現在もこの魔物にわたしは
悩まされ、苦しんでいる
ものすごく早く消え去ってほしい、切実に

これだけ聞くとメンブレこじらせに見える

でも、それなりに友達もいて
インスタ映えを意識するような
どこにでもいる普通の女子大生

甘いもの好き、タピオカももちろん。
韓国アイドルが何より好きで推しについて
仲のいい友人と語り合うような、
本当にありふれた人間のひとり、、、

でも、ふつうってなんでしょう？

毎晩わんわんないて、疲れて眠って、
自暴自棄になるといつもの自分を取り戻すため
リストカットする夜もある。

でも、
友達と楽しくショッピングして
タピオカ巡りして、ドライブして
一緒に勉強も頑張る。
好きな韓国のことについて夜通し話す
友達もいる。

小さい時の癖だから人前では
平気なフリをしてしまうけど

あの時苦しんでいた夜のわたしも、
夜の魔物から離れてたのしむわたしも、
ぜんぶそれはわたしでしかない

よく、悩んでた割に平気そうだねと
昼間に会うとよく言われた。

わたしも、昨日のあれは気の迷いだと
無理やり思い込んできた。

でも確かにわたしはあの時の夜も、
いなくなってしまいたいと苦しんだ夜も、
そして昨日の夜も、

私はたしかに苦しくて、辛かったのだ。

いまも私はこんな二面がある自分に
苦しんでいる。

でも、苦しんでいた時間まで
否定してしまうのは
私自身を否定しているようで
さみしかった

だから、、、私と同じように
元気な時とそうではない時の差に
苦しんでいる人がいるならば

どちらも本当のあなただから、
それを私は知っているからと伝えたい。

真夜中の魔物はきっと、
誰かに甘えたくて、何かを伝えたい
すこし幼いあなただと思うから。

無理に消そうとしなくても、いつの日か
ふたりで寄り添って眠れるようになるから。

今日こそは眠れるだろうか
しにたいと思わないだろうか
明日は楽しいだろうか

そんな真夜中の魔物と戦う、
わたしのしらないあなたが

どうかよく眠れますように。

真夜中の魔物を飼う、
わたしのしらないあなたへ

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