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【007 NO TIME TO DIE】~ユーモア満載◎初代007以来の女性脚本家~前編

007第25シリーズ目007 NO TIME TO DIEは昨年の公開を延期し2021年10月にやっと公開です。
はぁ〜〜〜、ドキがムネムネです。

『007 NO TIME TO DIE』は、007 Spectreの続編です。
前編では、謎に包まれた主人公ジェームズ・ボンドの出自が垣間見れたり、大事な人との別れや、個人的に超大好きなクリストフ・ヴァルツ(Christoph Waltz)の演技が・・いい!(いつもいいですが)
4ヶ国語を自在に操る語学堪能な俳優さんで、本当に声と話し方が素晴らしく、声だけでも想像を掻き立ててくれます。

前回の新作『DUNE』のブログ同様、今回も周辺情報をさらって新作映画を楽しめるようにできたらな、と思っています。

まず『007 NO TIME TO DIE』を観る前に必ず『007 Spectre』を観ることをお勧めします。

ちなみに、Amazon primeで全作品が観れるようになっていたので、私は初代『007 Dr.NO』から見返し始めましたw 
全シリーズの紹介はこちら

1. 新作『007 NO TIME TO DIE』脚本家フィービー・ウォーラー=ブリッジ

フィービー・ウォーラー=ブリッジ(Phoebe Waller-Bridgeはイギリス出身の脚本家です。番組プロデューサーや女優としても活躍しており、英国アカデミー賞2回、プライムタイム・エミー賞3回、ゴールデングローブ賞2回受賞と実績の持ち主です。

フィービー・ウォーラー=ブリッジの代表作で、自身が主人公として出演するドラマ『フリーバッグ(Fleabag)』は、本当に深く人間観察がされてて、現代のありのままの人間模様をリアルに映し出し、だけどもユーモアとイギリスっぽい皮肉を交えてなんとも言えない笑いを誘ってくれる作品に仕上がっています。
私の好きなドラマの一つです。

2. 初代『007』以来二人目の女性脚本家

ダイバーシティという言葉が日本でもバズワードになり、浸透しきる前に過去のトレンド化している感じがしているこの頃ですが。

意外と映画業界の中でも脚本という分野は世界でも、まだ女性の活躍は少数派のようです。

ダニエル・クレイグ(Daniel Craigが報道陣の「フィービー・ウォーラー=ブリッジはいわゆるダイバーシティ採用だったのではないか?」という質問に対して、めちゃくちゃ怒ったという記事を見て思ったことがありました。

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瞬時にことの重要性を判断し、ビシッと言えちゃうダニエル・クレイグかっちょいい!
あれ。ビシッと言えちゃうダニエル・クレイグかっちょいい!で記事が終わっちゃってるのなんか違和感。

ダイバーシティ採用の裏側として、実力では採用には値しないけどほどほどの実力で彩になる人を入れたんでしょ?だったり、マーケティング視点でその欲しい層の獲得を目的として入れたんでしょ?的な発想を容易にすることができると思います。

確かにあまりにも度を越えすぎると目にあまる場面もあるのかもしれませんが。
個人的には、どちらでもいいと思っています。

広くシェアを獲得するためには、そういった戦略は必ず必要ですし、最初はどうしても贔屓にしていかないと対象の層が活発にならないとも実際問題思います。
贔屓を続けた結果、男性主軸の社会も発展を遂げたのかもしれないし。
(人口は女性の方が多いことを前提に現在の状態を考えたとき、実際には贔屓というより性的二形/sexual dimorphismがかなり影響しているらしいです。人間も動物ですね)

要は何が言いたいかというと、女性・男性すごい粗い枠で捉えないで、そのひと個人のアウトプットをもっと見ようよ、ということ。
ほんで、もっと純粋にフレーバー的な感じでいろんな文化やクリエイティブを味わい、楽しもう、ってことです。

これも生物としての特徴なのか分からないですが、知らない間に自分たちで型を決めて、その型に囚われて、その型を崩すような対象を排除しようとしたり仲間外れにしようと何故かしちゃいますよね。

湧き出てくる本能を理性で抑えて、全体のメリットを考えたときにダイバーシティってのは結果的に利益になるので、大きなシェアを狙っている野心的な会社は推進するんでしょう。

そういう意味でいうとクリエイティブ業界は、やっぱりどの業界よりも最先端いってるな〜と思います。
ダイバーシティ採用云々なんて言葉が全く出てくる空気もないねっていう業界ってめっちゃありますよね。


最後に締めくくりとして、オチは

1962年公開 初代『007 Dr. NO』は女性脚本家だった

1周回って基本に戻った気持ちにさせられますw

その時ベストなアウトプットを出せる人がやる。これに限りますね。

次回、後編はもっと作品の特徴について触れていきたいなというのと大好きなドラマをひたすら紹介したいです。

3. 女性脚本家で好きな作品を列挙してみる
4. 列挙した作品の特徴をまとめてみる
5. おまけ

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