耳鼻科❌ガン❌吸入で様子見

「ヒロ、先に行ってごめんね」という本を読んで思い出した。そういえば、私の叔父(非医療職)も若い時に無痛の飲み込みづらさを主訴に耳鼻科を受診し、数ヶ月間吸入をして様子を見ていた。その間、首に無痛のシコリが現れ、増大していった。これはおかしいと、奥さんがその耳鼻科に大きな病院を紹介してもらって受診した時には、末期の食道癌だった。一応入院して、治療もしたよう。

母が末期がんで入院しているという知らせで経緯を知り、「一言相談してくれていれば!」と悔しさが見るからに全身に湧き、怒りを噛み殺しつつも目に一瞬殺意にも似た鋭利な何かがよぎり、落胆の色が染み渡った姿は今でも記憶に新しい。

母が私を連れてお見舞いに行った直ぐ後に、大量吐血で亡くなった。お見舞いの時は、あんなに明るく楽しそうにお子さん達(従兄弟達)の写真を見せながら話をしてくれたのにね。

「やっぱり変!」という時は、痛みがない病変ほどアグレッシブかつ迅速に対応を求めて良いんじゃないかな?

私にとって、痛みがない異変ほど、正直、危機感を心底覚える病変はなかなかないなぁ。「痛くない」こそ、受診を!🙏 そして、「痛くない」こそ、主治医に伝えよう!

今を大切に生きよう!


追記:医療職だからこそ家族が亡くなる悔しさや、医療職にもかかわらず結局どうやっても変えられない事態への葛藤があったりね。そして、自分のことをどっか第三者的視点で客観的に統計で判断しつつ、自分だけは大丈夫だと思いたい本能、今まで診てきた様々な患者さんの記憶との狭間で独特の葛藤があるのかもしれない。

舌癌では、2010年代後半くらいまでには、ブラキセラピーが主流の国もあった。近年の最新の情報は分からないけれども、様々なガンへの放射線治療はどんどん進んでいる。気になったら主治医ご相談くださいね。(聞いて失うものはないと思っている。)

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