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熱狂の種火はどこに

箕輪厚介さんが書いた『死ぬこと以外かすり傷』を読みました。
なにか一つに熱狂し,バカになって飛ぶことがいかに強く心を満たすかについて書かれています。

【もくじ】
熱狂の矛先を見つけるのは難しい
- 首を突っ込んでいけ
- 具体的には
- 信念のありか
- 熱狂の根っこ
- 熱狂の種火 = 違和感
ズレを解消する
-
違和感に薪を焚べる

● 熱狂の矛先を見つけるのは難しい
熱狂することの大切さは私も身をもって感じています。そして,多くの人が何かに対して熱狂したいと願っているように感じます。けれど,熱狂する対象をどのように見つけるかというのは,とても難しい問題です。

● 首を突っ込んでいけ
箕輪さん自身も熱狂できることを探すことそのものが人生の目的であるのだから,そんなに簡単には見つからないとした上で,熱狂するための方法を紹介しています。本文中ではあらゆることに首を突っ込み,その中から見つけることを勧めています。

● 具体的には
なにかに誘われたらノータイムで「やります」と答える。「やりたい」などの曖昧な回答をしない。このような方法で首を突っ込み,熱狂の種火を見つけるのだそうです。

● 信念のありか
しかしながら箕輪さんには誰かの行動をアップデートしたいという信念のようなものがあり,そこに熱狂しているように思います。そのような根源的な欲求が,どのように発達したのかということがとても気になるのです。

● 熱狂の根っこ
熱狂の根っこを見つけるというのはやはりとても難しく,そのようなことを教えてくれる本は今まで出会ったことがありません。熱狂したいけど熱狂できていない人に,どう薪を焚べ,燃え上がらせるのかというお節介な願望は,私の欲求であり,私が熱狂していることでもあります。それゆえに,その方法を深く考えてしまうのです。

● 熱狂の種火 = 違和感
私なりに考えた熱狂の種火を見つける方法のひとつに,違和感を突き詰めるというものがあります。自分が感じている正しさからのズレが生じているとき,違和感を覚えることがあると思います。この普段は見過ごしがちな感覚にこそ,熱狂の種火があると思うのです。

● ズレを解消する
ささいなズレを見つめると,自分が大切にしている価値観や考え方などが現れてきます。そのズレを解消するような行動,世界への働きかけこそが熱狂の種火となる気がするのです。

● 違和感に薪を焚べる
自分の心に素直に生きるというのは思っている以上に難しいことですが,普段の生活の中では押し殺してしまっている,自分のささいな違和感に薪を焚べてみてはいかがでしょうか。そうして燃え上がった炎が周りを明るく照らすことを願っています。



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