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「『宇宙戦艦ヤマト 劇場版』4Kリマスター」を観た!

本日、「『宇宙戦艦ヤマト 劇場版』4Kリマスター」を観てきました。

以前、TVアニメ「機動戦士ガンダム」('79.4.7~'80.1.26・全43話)のHDリマスター版で、飛んでいる虫がゴミと間違えられて消去されていたという事があったそうなので、私は「リマスター版」というものを信用していないというか、あまり興味がありません。

そのため観るべきか迷ったのですが、この機会に改めて…… と思い劇場へ足を運びました。
結果を先に述べてしまうと観て大正解でした。

さて、本作はTVアニメーション「宇宙戦艦ヤマト」('74.10.6~'75.3.30・全26話)を劇場用作品として再編集したものです。
公開は1977年8月6日(土)、大ヒットし社会現象にまでなったため、覚えている方もおられると思います。

アニメの中でも取り分け「宇宙戦艦ヤマト」が好きな私ですが、実は本作は公開時に観ていません。それもそのはず、当時はまだ小学4年生だったので、観たいからと劇場へぶらりと行くことができず、かと言って親は興味が無いため連れて行ってくれなかったのです。
ようやく観たのは何年も経った後、TVにおいてでした。

いやはや「4Kリマスター」とは凄いものだと舌を巻きました。
とにかく映像がクリヤーで綺麗、勿論音声も同じです。
色トレスのラインや彩色の塗りムラ、さらにはセル画を撮影したものだという質感まで分かってしまいます。
背景美術の“ブック”という手法が浮かび上がって見えます。
おそらく初公開時に劇場で映写されたものも、これほどではなかったでしょう。
まさに恐るべしです。

ただ本作は劇場の大画面を意識して作られたものではなく、前述の通り、50年近くも前に放映されたTV番組の再編集版ですから粗も多く、結果としてそれを際立たせてしまっている点もあります。

しかし、その着想をはじめ見るべきところや魅力が多々あり、作られて半世紀近くが経った今も傑作なのは間違いありません。

上映作品を知らせるためシアターの出入口付近に掲示されたチラシ。
劇場外に掲示されたポスター。


今日の入場券。
パンフレットの表紙。この頁数で1100円は高いと思う。

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