「銀河鉄道の父」を観ました!
今週の月曜(5月29日)、「銀河鉄道の父」を観てきました。
詩人・童話作家である宮沢賢治の父・政次郎を描いた門井慶喜の小説を映画化したものです。
大変良い作品でした。
人を信頼し続けるというのは非常に難しく勇気がいることですが、政次郎は息子の賢治に対しそれをやり遂げました。立派なことです。
小津安二郎監督作「父ありき」(1942.4.1公開)を視た際も感じましたが、このような強い絆で結ばれた父子関係は羨ましく思います。
ラストシーンは大変印象的でした。
キャスト陣は政次郎を演じた役所広司をはじめ誰もが良かったです。特に賢治役の菅田将暉は熱演と言えると思います。
実は私、恥ずかしながら学校の授業以外では宮沢賢治の作品を読んだことがありません。そのため、作品世界に入っていけるか不安がありましたが、ナチュラルで親しみ易い作りで、それは杞憂でした。
ただ、やはり賢治の作品を読んでいると、本作への愛着もひとしおだと思います。
※文中敬称略