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【休職】会社を長期間休むことになった話

常にお腹が痛い。汚い話だが、ゲップの頻度が増え、週一くらいで嘔吐するようになった。もちろん食欲も全く無く1日1食摂るか摂らないかくらいになってしまい、もともと驚く程のガリガリ体型だった癖にそこからさらに体重が5キロ程落ちた。おまけに腹痛に悩まされるだけでなく、入眠するまでとても時間がかかるし、眠りもかなり浅いなど、不眠症みたいな感じにもなっていた。これは、そんな状態が半年ほど続いた末休職することになった話。

心療内科を受診し、診断書を貰う

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原因は仕事とプライベートどちらにも心当たりはある。それはまた後日書こうと思うのだが、この日常に耐えられなくなった私は心療内科を受診することにした。というか、先述した状態が悪化したのか最終的に1日に複数回嘔吐するようになり、通常の生活を送ることが体調的に難しくなったため受診せざるを得なくなった。

一応、消化器科も何度か受診していたのだが毎回腹痛の原因が不明であるため、ストレスなのだろうとは思っていた。高校生の時にも一瞬不登校になった時に似たような状態になったことがあり、その時には過敏性腸症候群と言われていた。ストレスでお腹の調子が悪くなるみたいな感じで、簡単に言うと、ちびまる子ちゃんに出てくる山根くんみたいな感じである。

その頃の私は憂鬱な気分が続いていたし精神状態も安定していなかったので、専門の人に相談しないとどうにもならないと感じてしまい、蜘蛛の糸を辿るような気分で心療内科を受診した。主治医に自分の最近の健康状態や生活での悩みなどを相談したところ、こういう状態になったら休むしかありませんよ、と言われ診断書を貰った。

診断書の内容は症状が最初にかかれ、上記疾患のため本日から〇ヶ月程度の休養を要すると言った具合である。あと、実家に1度帰るようにも言われた。ちなみに私の場合は、抑うつ状態と診断された。

診断書を会社に提出する

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診断書を会社に提出すればその内容の通りに休めるらしい。私はとりあえず上司にその旨を話すことにした。ここが今回の記事での私のミスで、ここから休むまでだいぶ時間がかかり、症状もさらに悪化した。

上司に相談したところ、とりあえず一度話をしようという流れになった。その上司は私が入社した時からすごくお世話してくれていた事もあり、話もわかってくれるかもしれないと踏んだ私はその提案を了承した。尚、この頃にはもうあまり正常な判断は出来ない状態であった。

わざわざ私の自宅の近くまで来てくれた上司と適当な喫茶店に入り、仕事上の悩みを話した。私はこの職をずっと続けることは出来ないと思っていたので、いずれ転職したいと考えていたこともあり話す内容は慎重に考えなければならないと思っていた。しかし、上司が自分以外の誰にも話さないので正直なことを話して欲しいと言ってくれたので、その上司を信頼していた私は思っていることを全て話した。実際、わざわざ私の自宅の近くまで来てくれたし。

全て話したあと、上司からは、ここで完全に休んでしまうと今後の社会人人生にも傷が着くかもしれないし、在宅や有給を上手く使いながら少し休んだあと復帰して欲しいと言われた。診断書を貰っている以上休めると思っていた私は?で頭がいっぱいになった。いや、上司の言うことは至極ごごもっともではあるのだが、精神疾患を患い診断書まで貰ったのになぜこれ以上頑張らなければならないのか?と思ってしまった。また、転職したいという旨の話もしたので経歴に傷が着くなんてことも関係ないと思い込んでもいた。

とにかく在宅と有給でその週はしのぐといった結論になり、その日は解散した。その日から何も考えず長期間休めると思っていた私は少しむず痒い気もしたのだが、あまりちゃんとしたことを考えれる状態ではなかったため、言われた通りの方法で休むことにした。

休み始めた翌週、上司のさらに上司、自分が所属している部署の所属長がまた面談しに来た。
内容は1つ前の面談と同じような内容であったが、驚いたのは、1つ前の面談で上司に話したことが所属長に全て報告されていた事である。

「どうせお前やめるんだろうけどさ」などと言われながら話をされ、私は居心地の悪さを感じながらガストのドリンクバーを飲んでいた。それと同時に「この部署にはもういれない」「すぐに休みたい」と感じ、私はその面談の内容をガン無視し人事部に連絡した。

人事部からは診断書が出ている以上会社としては休ませなければならないといった旨の話をされ、会社の産業医との面談の後本格的に休職することになった。ただ、部署の人間を休ませるには所属長から稟議を上げなければならないらしく、実際に休めたのはそれから2週間後であった。

その間は何度か出社したり、在宅勤務で仕事をしていたが何度も嘔吐してしまい本当に苦しい期間だった。

振り返ると、人事部にすぐ相談すれば良かったと思っている。上司は悪い人ではないし、もしかしたら本当に自分のことを思っての言動だったかもしれない。しかし、部下を1人休職に追い込んだとなれば経歴に少し泥を塗ることになってしまうので、休むのであれば自分の管轄下で休ませ、人事部に報告されるのを食い止めたかったのではないだろうかと疑う気持ちは今でも残っている。

何はともあれ、休むことになった私は実家へととぼとぼ帰った。

まとめ

もしこれを読んでいる方が就業不可能な状態になった時は
①病院へ行き診断書を貰う。
②人事部的な機関へ連絡し、提出する。
といった作業を機械的に行って欲しい。
国としてはそのような状態になったら会社は休ませなければいけないと決まっているので、それだけで本来は休めるはずである。
なお、会社によるのかはわからないが、基本的には診断書の写真と状況説明のメールを一通送るだけで良い。診断書の提出自体は休んでからでも大丈夫である。

もちろん会社での仕事というものとは1人でするものではないので、休む際には周りのことなどいろいろ考えてしまうことがあるかもしれない。しかし、医者から休みなさいと指示を受けたのであれは、それは休むべきであるので上記の手続きだけはとりあえず踏んで欲しい。休むことが決まり時間が出来てから、考えるべきことは考えれば良いのである。

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