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イニシエート占星術 【やぎ座の季節】何かのフリを続けていることに、揺さぶりがかかります

2018年11月、ドラゴンテイルが「やぎ座」に移動してきた直後に、ルノー・日産・三菱アライアンスのCEOだったカルロス・ゴーン氏の突然の逮捕劇が起こりました。

そして今、安倍首相が景気回復の功名を声高に主張し続けてきたアベノミクスの根幹を揺るがすかのように、次々と「統計不正」が暴かれ始めています。

どちらも「真相」があらわになり、正体が見えてきつつある、という印象。

2008年から、冥王星が徐々に「やぎ座」に移行を開始して、2009年には完全にやぎ座に入宮しました。
そこから10年が経ち、現在に至るまで「表と裏を一致させる」というテーマが、地球全体で起こっている事象の根底に流れています。

星から「表と裏を一致させる」という促しが来ているということは、現実世界では
「何かのフリをしていることができない」→「化けの皮が剥がれる」→「本来の自分が正体を表す」という現象となって顕れます。

特に、冥王星がやぎ座に滞在中ということで、「根底からの覆し(くつがえし)」が起こっているのです。社会の構造も然り。これを個人ベースで受け取れば、「本来の自分=魂レベルの自分」が「正体を表す」ということが起こってきます。

「10ハウス」「やぎ座」「土星」の3つの項目は、共通のテーマを持っています。
「次の世代に残していくための【種を創る】」というテーマです。

魂的存在として生きるには、わたし達ひとりひとりが異なる「個々の人間(インディヴィジュアル)」という存在として生きる自覚が必要になります。個々の存在という立ち位置に立って初めて、宇宙の計画を生きるプロセスに、主体的に参入できるのです。

スイートピーの花を咲かせるという計画の元に、スイートピーの種を準備してきているのに、「朝顔の花になりなさい」と言われて育ち、必死に朝顔の花を見て学び、すっかり朝顔の花だと思いこんでいるスイートピー。これが、眠った状態のスイートピーです。

本人は、朝顔だと信じているので、朝顔と同じバケツに入れないことに傷ついたり、スイートピーのバケツの中に入っていることに違和感を感じていたりするかもしれません。はたまた、どうして他の朝顔とは違う扱いをされるのかと、周囲に腹を立てているかもしれません。

これが、「何かのフリをして生きている」間に自身の身に起こる事象です。

朝顔が春先に芳しい香りを漂わすことがないように、スイートピーが真夏の早朝に人々の目を楽しませることもありません。スイートピーにはスイートピーの役割があり、朝顔には朝顔の立ち位置があり、旬の時期があるのです。

わたし達は、それぞれに咲かせる花の素を宿して、地球にやってきています。最大公約数では「人類」という生物種で共通していますが、朝顔もスイートピーも「花」という生物種だけれども異なる花を咲かせるように、魂的存在として生きるという視点に立つと、わたし達ひとりひとりが「異なる人間」である必要があります。

2008年から冥王星が入宮しているやぎ座ですが、
2017年12月からは土星
2018年11月にはドラゴンテイルが、
同じくやぎ座に移動してきました。

冥王星はわたし達の「核」である「魂」を司ります。
土星は、この現実世界を創り出す、物質化するエネルギー。
ドラゴンテイルは、習慣化して無意識に繰り返している、古い癖。

つまり現在この3つの存在が、「何かのフリをしていることができない」というテーマを学ぶように、地球に生きるわたし達に促してきているのです。

「善人のふりをした悪人」も「悪人のふりをした善人」も、本性が顕れます。
「魂を眠らせたまま」で生きているわたし達の魂に「起きなさい!」と、目を醒まして生きることを強いられている星巡りなのです。

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