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イニシエート占星術【ドラゴンテイル】エゴセルフ(自我)と向き合う生き方

西洋占星術で伝統的にリーディングに使われてきたのは、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星の7つの天体。これらの天体は、肉眼で見ることができた星だったということで、大昔から観測されてきました。

近代科学が発達してからは、肉眼で見ることのできない惑星が発見され、西洋占星術では天王星、海王星、冥王星の3つの天体が採用されるようになりました。さらに近年になり、小惑星のカイロン(キローン)なども追加で採用する場合も。

イニシエート占星術では、これら11個の天体の他に、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルという「感受点」も採用しています。そして、ホロスコープリーディングの場合には、このドラゴンヘッドとドラゴンテイルを中心軸に、その人の人生に起こる出来事を解き明かしていきます。

中でも、ドラゴンテイルはわたし達の「エゴセルフ」と深く関わっていることが、15年以上にも渡る自身の長年のリサーチから分かってきました。※ドラゴンヘッドとドラゴンテイルについての解説は、昔書いたコラムがまだネット上で公開されているので、記事の最後にリンクを貼っておきます。

魂的な満足を得て、外側の世界に揺さぶられずに内側の幸せ度を高めていくには、このドラゴンテイルと向き合うことが何より重要です。このドラゴンテイルと向き合う取り組みは、精神世界でエゴセルフと向き合い成長していく手段として広く伝え教えられているように、「玉ねぎの薄皮ををむいていく」ように何度も何度も繰り返し繰り返し、少しずつ少しずつ進んでいく作業となります。

時として、一瞬にして大きな気付きが起こることもありますが、そこがゴールというわけではなく、気付きを得た状態からスタートが始まる、新たな気付きへの旅が続いているのです。

ドラゴンテイルと向き合う取り組みは、今回の人生で魂が目指してきた目的地である「ドラゴンヘッド」への移行の道のりでもあります。エゴセルフ(自我)の塊である自身を少しずつ卒業しながら、徐々に、魂の目標を自覚した、バランスの良い在り方へと歩みが進んでいきます。

それには、まず、エゴセルフ(自我)の塊の状態である自分を自覚することが必要となります。この状態の自分と向き合うことは、特に初期の段階では辛く苦しいことも多いです。その苦しみの大きな理由のひとつが、スピリチュアルな道を歩きはじめると「もう人のせいにはできない」ことを受け入れるしかなくなることです。

けれど一旦「もう人のせいにはしない」という覚悟が決まると、面白いように次々と人生の謎が解けていき、たくさんの気づきと深い納得が得られる日々へと変わっていくのです。

ご自分のドラゴンヘッドとドラゴンテイルを理解することでも人生に深い納得が起こりますが、それは一時的なこと。人生をかけた探求は一生分の長さ分の旅路ですから、理解した上で、根気強く「エゴセルフと向き合う」、つまり自分と付き合っていくという、強い意志が必要でもあるのです。

http://www.uranai-w.com/know/column_hippy.html
(↑うーん、懐かしい。11年前のあたくし笑)

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