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虫の声が雑音にしか聞こえなくなってませんか?~今日、誰のために生きる?~

ある一人の若い男性が、あるとき地元へ帰省の途中、気が向いてふらりとある雑貨屋さんに立ち寄ります。

そこで目にした一枚の絵を見た瞬間、「あなたはこれで生きて行くよね」と言われた気がしました。

その絵はアフリカの『ティンガティンガ』という6色だけを使ったペンキで描かれたものでした。

彼はその日のうちにタンザニア行のチケットを予約し、翌日のうちには勤めていた会社に退職届を出します。

一か月後、ほとんど何の情報も持たずに単身アフリカへ渡り、ティンガティンガの村へ向かいました。

そこの工房を訪ね、偶然出会った現地の男性と話すうち、あれよあれよとその男性の住む『ブンジュ村』へ連れられて行き、そこで一年ほど過ごすことになります。

『ブンジュ村』は200人ほどの小さなコミュニティです。
彼はそこの長老から不思議な話を聞きます。

その村人たちは誰も日本にも行ったことが無く、その村を訪れた外国人も日本人のこの男性が初めてなのに、この村では『日本人の教え』がずっと大切にされ、実践されているというのです。

それは『みんなで幸せに生きて行くためにはどうしたらいいのか』『自然と共存するとはどういうことなのか』など、生きて行くうえで大切な事すべてについてでした。

絵を学びながら長老や村人たちからその教えの具体的な一つひとつや、『日本人』の素晴らしさ、『日本語』の素晴らしさまでも教えられながらその村の暮らしを村人と共に過ごします。

日本人が、日本から遠く離れたアフリカの中の小さな村の人々に「日本人」について諭されるとは何とも奇妙な体験です。

がしかし一方で、ブンジュ村の人々は日本からやって来た彼を見て愕然とします。

「あなたは本当に、代々この村に伝わって来た素晴らしい教えを持っているあの日本人なのか」「君みたいな日本人で今の日本は溢れているのか」と。

「日常に溢れる小さな喜びひとつひとつまですくい取れるのが日本人だったのに」そう言って泣き出すおばあちゃんまでいたそうです。

その上、彼は村の子供たちから一緒にいるのに『ここに居ない人』というあだ名まで付けられたりします。

「日本人の心を取り戻さなければ」彼はだんだん強く思うようになります。

日本へ帰る段になって、彼は長老から「一人でも多くの日本人に伝えてくれ」と、ある思いを託されます。

「日本人の善き心、魂を思い出すこと」

一人でも多くの日本人がそのことを思い出して目覚めてほしいということです。

日本へ帰った彼はそれこそ草の根活動とも言えるようなカタチで独り、ブンジュ村の教えを語って廻ります。

移動中の新幹線やバスの中、銭湯や温泉の湯船に浸かりながらでもとにかく手当たり次第にそこに居合わせた人たちに声をかけてこの話をしました。

いぶかしがられたり断られたり、中にはそんなわけのわからないことを言う彼を批判したり否定したりする人もいたことでしょう。

そして、9,302回目に話した相手がひすいこたろうさんでした。

ある宿の温泉に浸かっているところをひすいさんは彼に「ブンジュ村で体験した話を聞いて下さい」と声をかけられたのです。

ひすいさんは名言セラピーなどの著書で数多く出版されているベストセラー作家ですのでご存じな方は多いかと思います。

ひすいさんはメディアに顔出しをされていません。
なので彼も当然、お湯にのんびり浸かっているその方がひすいさんだとはつゆとも知りません。

ひすいさんも多くの人たちが示す反応と同じように、最初はいぶかしがりながらも彼の話を聞いていましたが、途中から「この話はこんなお湯に浸かって聞いている場合ではない」と、彼のやっているYouTubeチャンネルでこの話を語ってもらいました。

すると、その動画を観た知り合いの編集者さんから「こんな話はすぐに本にして多くの人に伝えるべきだ」とひすいさんへ連絡が入りました。

そうして彼はひすいさんと出会ったことでこのブンジュ村の教えを出版できることとなったのです。



私がこのお話でもっとも響いたというか、表現は変ですが、めったに持つことはない感覚を持ちました。
「鵜呑み」ということです(笑)

それは「日本人に虫の声が聞こえなくなったとき、この世界は滅亡する」という長老の言葉でした。

日本語の持つ特殊さは論文などでも発表されていますが、日本語をネィティブとして育った人の耳には、虫の音が会話やメロディのように情緒的に捉えられること、これは世界各国の中でも稀有な特徴というのを知ったのは3~4年ほど前でしたが、それが妙に気にかかっていました。

そして、このブンジュ村のお話を知ったときにパズルのピースが埋まるような腑に落ちる感覚がありました。


この地球ほしに生きる80億人のうち、1億人が日本人だということは『希望』なのだ、と長老は彼に伝えました。

そして、2025年7月までに日本人がどのくらいこの記憶を呼び覚ますことができるかということが、遠く離れたアフリカのブンジュ村の人々の期待なのだそうです。
ブンジュ村の長老は彼に思いを託したのです。
※この特定されている日付については書籍で語られると思います。


さて。

村から出たこともなければ、日本人はおろか、外国からかつてこのブンジュ村へ訪ねて来たのは彼が初めてなのに、この村の人々はいったいどうやって「日本人の教え」を取り入れたのでしょうか。

そしてその「教え」とはどんな内容なのでしょうか。

本のタイトルとなっている「今日だれのために生きる?」はブンジュ村の朝の定番の挨拶のフレーズだそうです。

ステキですよねえ✨

でもこれ、日本人から教わった「日本人の挨拶」だったんだそうですよ。

「抱きしめるように話す」
引用https://www.nzu-risana.com/



ひすいさんのYouTubeチャンネル
お父さん・お母さんはぜったい!絶対に観て~!
怪しい壺とか数珠を売りつけたりとかしないから~~(笑)💦

ペンキ画家ショーゲンSHOGENさんのチャンネル



ひとりでも多くの方とこの情報をシェアさせて頂きたくてお伝えしました。

発売日前なので本を読んだわけではありません。
感想文でもエッセイでもないこういう記事って何て言うんでしょうか?(笑)


では またね~

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