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なぜ「質問」をされると思考のスイッチがONになるのか?/質問という魔法

あなたの大好きな食べ物は?

そう聞かれて、瞬間的にあなたの好きな食べ物を頭の中にいろいろと思い浮かべない人っているのでしょうか?

質問をされると、脳は自動的に記憶のデータバンクの中から検索を始め、思いつく限りの選択肢を並べ始めます。

ところが、こう言われたらどうでしょうか?

あなたの好きな食べ物を好きなものから順番に10個リストアップしなさい。

簡単な質問なので真剣に考えてくれる人もいると思いますが、中にはこう思う人もいるはずです。

え?なんでそんなことしなきゃいけないの?

順番なんて決められないし、その時の気分で変わるんだけど。

これが質問の魔法です。

強制されたり、押し付けられていると感じると、人はさまざまな理由をつけて抵抗します。

人からの「教え」や、与えられた「課題」、「命令」には脳の自由がありません。方向性やフォーマットが勝手に決められているので、窮屈なのです。そのため、出しからネガティブな気分や懐疑的な気分になってしまいがちです。

しかし、質問からは何の強制力も制約も感じないので喜んで脳が考え始めてしまいます。そして脳が自由に思考することが許されるため、ポジティブでクリエイティブな思考になりやすいのです。

子育てや教育、他者とのコミュニケーションにおいて、一生懸命にアドバイスをすればするほど思い通りの反応が得られないのに、聞き上手な人と話しているだけでその人が元気になってしまうことがあるのはこのためです。

情報を与えるコミュニケーションから、相手の中にある可能性を引き出すコミュニケーションへ。

言い方を変えると、質問をされるということは

外からヒントを与えられる現象ではなく、自分自身と向き合いその内側から生まれる何かを言語化すべく思考のスイッチが入る現象

なのではないでしょうか。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も魔法に満ちた1日をお過ごしください✋✨

KOJI(魔法つかい/魔法科学者)
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