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ずっと間違えていたもの

人生……は、ダイジョブです。いま生きている道こそが正。わたしはわたし。そう信じて生きていく。(ここでさわやかなBGM)

恥ずかしいけれど、一般的な名詞や現象を間違えたまま覚えていた……!ということはありませんか。小さい頃にはよくある話でも、なぜだかうっかり矯正の手をすり抜けて成長してしまっていたものがちらほら。

わたし史上最強の間違いは、自他ともに認めると思うが、「露天風呂」を「どてんぶろ」と呼んでいたこと。漢字の読めない幼稚園~小学生くらいまで。家族が面白がってあえて直さなかったので、温泉に行くたびに「どてんぶろ!」ネタが爆発していたらしい。本人は至って真面目だったし、逆に親のほうが「ろてん」とわざわざ幼稚な発音で間違えてくるからしゃあないなあ、という鼻持ちならない態度で修正までしていたのだからおそろしい。もしあのまま高校、大学と進んでいたら……周囲も周囲で言いにくいかもしれないし。母音は合っているから意外と気づかれなかったり、「ど」だけ鼻づまりになるタイプの花粉症だと踏んで流されたり、いろいろな可能性がある。おーこわ。

あと大学卒業間際まで、「その旨」を「そのうま」と読んでしまっていた。めちゃくちゃ恥ずかしい。穴があったら広げたい。日常会話で使うことがなくて、メールなどの文章で見ることが多かったと思うのだが、脳内で再生するときは必ず「ウマ」だった。ごはん一口目かい。なぜ気づいたのかが思い出せない。というかそもそも漢字ね、「旨い」と同じなのなんでなの!?(逆ギレ)

自分以外で面白かったのは、父の「一の腕」事件である。「二の腕」じゃないほうの肘から下を「一の腕」と本気で思っていたらしい。たしかに、数えるときは一がなければ二は無いのだし、理屈的には通っているので、そこで頭が働くのがなおさら笑かしてくる。単なる間違いの「どてんぶろ」よりも高度な面白さではないでしょうか。たぶん何かのタイミングで母から指摘されて気づいたはず。普通に生活してて二の腕の話はともかく、腕について語り合うことないしな……これは教えずに過ごしてもよかったかもな……(どてんの報復)

あとは名前じゃないのだけれど、わたしは紅白歌合戦の紅白が男女で振り分けられていることを知らずに見ていた。大学生になりたてのころに、なんか白は男性グループばっかりじゃねぇとつぶやいたら、母に「ほ?」と音のしそうな呆けた顔で見つめられ、その沈黙のあいだに、もしや……とわたしのなかでさまざまなピースが組み合わさり(1つだろ)、紅白って男女……!!!と口にした途端に二人で大笑いしたのを覚えている。こんな簡単なことになぜ気づかなかったのか。これはあえて教えられてないとかではなく、ただただわたしの前提知識がすっぽ抜けていたというアホの子エピソードである。

きっとこういう、○○だと思ってたら××だった!!みたいな間違い、いろんな人にいろんなケースがあるのでは、と予想している。もしよかったらコメントなどで教えてください! 恥ずかしさ みんなで言えば こわくない

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