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フードアレルギーを知ってパフォーマンスを向上!

現代の栄養学では「何を食べるべきか」というプラスの栄養学がハイライトされる事が多いですが、「何を食べないほうがいいか」「何を控えた方がいいか」というマイナスの栄養学を知ることもとても大事だと感じています。

特にスポーツ選手にとって、摂取したものがトレーニングの質と量に影響を与えるのでパフォーマンスアップのための知識として知っておくと大変便利だと思います。

摂取を控えたほうがいい食べ物は、健康状態や体質によっても大きく変わってくると思うのですが、個人的に実践してきて、かつ夫のパフォーマンスの変化を見てきた中でおすすめしたい食事制限「遅延型フードアレルギー」について今回はお話したいと思います。

遅延型フードアレルギーとは:
一般的な即時型アレルギーが食物の摂取直後(2時間以内)に反応するのに対して、遅延型アレルギーは摂取してから反応するまでに時間がかかり(6時間から24時間後)原因に気づきにくいフードアレルギーと言われます。スポーツ業界では、テニス選手のノヴァク・ジョコビッチが遅延型アレルギー検査でグルテン不耐症であることがわかり、食事を改善したことで世界一になったことで有名となりました。
遅延型アレルギーで起こりうる症状も様々なのも特徴的で、湿疹、ニキビやアトピー性皮膚炎などの外皮系の症状や、便秘や下痢などの消化器官の症状、関節痛やだるさなどの筋骨格系の症状など多岐に渡ります。

遅延型アレルギーで起こりうる症状の例:

“遅延型フードアレルギー”. 銀座上符メディカルクリニック. http://www.uwabu.com/food.html, (参照:2019-12-08)

日本人の場合、多くの人が乳製品や卵に対してフードアレルギーが現れる人が多いらしく、夫も私も高いアレルギー反応が出た食品でした。アレルギーがあると気づかずに食べ続けていると、慢性的な炎症や症状となってしまったり、細胞の老化にも繋がってしまうため、早めに気づき食事改善をすることが大事だと思います。遅延型の抗体は6ヶ月で作り直されるので、最低でも半年間は頑張って反応のあったアレルギー食品の摂取を制限・除去し体調の変化をモニターしてみてください。また、アレルギー反応が現れた食品を大事な栄養源としていた場合は、代わりとなる食事をきちっとチョイスし、バランスのとれた食生活を心がけることがとても大事です。例えば、乳製品からカルシウムを摂取していたという方は代わりに豆腐や豆乳などの大豆食品や深緑色の野菜(ブロッコリー、青梗菜、ケール、クレソン)やドライフルーツ、ナッツや種から摂取することをおすすめします。代わりにとれる食品は豊富にあるので、一部の食品を食べられないからといって、栄養不足を心配することはありません!スポーツ選手である人もそうでない人も、ご自身のフードアレルギーを知り、自分自身の体に適しているものを食べることから健康改善をしてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでくださりありがとうございます! Thank you for reading!