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冷蔵庫にあるものを『食べていい?』と聞かなきゃ食べれないわたしの癖

33歳の現在も、ママに『食べていい?』と聞かなきゃ冷蔵庫の中のものを食べれない。
食べちゃいけないものを勝手に食べて怒られたというざっくりした記憶が、当時から今まで染み付いている。

めちゃくちゃ小さなことだけど、これは普段の行動にも大きく影響しているように思う。

何かアイディアを思いつく。
それを勝手に行動にまで移す、というのがなかなか出来ず
まずはチームのメンバーに『こんなの思いついたんだけど、どうかな?』『こういう風に思うんだけど、どうかな?』など、お伺いを立ててOKをもらってから動く。
これが定番になっていた。

まずみんなに聞かないと。
まずOKをもらわないと。
確認は大事なことなんだけど、その根底にある<怒られるのがこわい>というのは、なかなか抜けないもんだなと思う。

で、こういう提案は大体通らない。

提案の時点でお伺いモードなので、相手を動かす影響が超弱い。
ほぼ同じ言葉、同じ内容だとしても、AとBでは大きく違う。

A:これいいと思うんだよね!どう思う!?
B:これいいと思うんだけどどうかな?

本気で相手を動かすには、自分の熱意とか、どこまでこれを良いと思っているのかとか、具体的なアクションを提示するとか、
まずは自分が言い切ってみることがどれだけ重要か。
ようやく。今この段階でようやく少しずつわかってきた。

怒られないために確認するんじゃなくて、これをやりたいから一緒にやろうよ!という、チーム全体を巻き込む提案。
とにかく苦手だなぁという意識があった。
これに気づいてから、『自分はこんなに臆病なのか!』と少し恥ずかしかった。

が、自覚したら早いもんで、最近では思いついたことに対してまずちょこっと行動してみる。
『こんなこと思いついて、ここまでやったんだけど、どう思う?』
『これ思いついて、こうしてみたらいいと思うんだよね。どうかな?』
同じ提案でも、ちょっとずつ変化している。

何事も、自分で『これが必要だな』と思うまではなかなかわからないもんだ。
今のわたしには必要なことなので、きっとこの段階でわかったんだろう。
みんなこれ当たり前にやってるんだとしたら、一体どこで身に付けたの?気づくの早くない?と思うけど
まぁ、わたしはわたしのペースで気づけて、それを受け止めてくれる仲間もいるので、最高じゃん。がんばろ。と、今日も思えている。

小さなところからはじまって、気づけば大きな影響になっていることは無数にある。
ちなみに冷蔵庫の中身は、まだ了承を得ないと食べれません。

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