瑞季 マイミ

朝焼けダイニングや木漏れ日リビングで書くのが好き。季節の移ろいを瑞々しい言葉で切り抜き…

瑞季 マイミ

朝焼けダイニングや木漏れ日リビングで書くのが好き。季節の移ろいを瑞々しい言葉で切り抜きたい。6・4・1歳の息子とカオスな日々(2019年度育休中)。ほっこりすること、泣きたくなること…思考ダダ漏れエッセイや小説に挑戦中。毎日できないけれど、何日かに1度スキップしながら更新中♬

マガジン

  • #note珍百景 暇を持て余したnoterたちの遊び

    • 184本

    「せんせー!noteで変な遊びしてる人たちがいますー!」 見て楽しい、やって楽しい、noteの斬新な遊び方。 この人たち何をやっているんだろう…が永遠に楽しめる。 凹んだときに読み返してほしい、ビタミン剤的なマガジンです。

  • だだもれエッセイ

    泣きたくなるほど感情だだもれのエッセイを育児の隙間時間にちょっとずつ執筆。子どもたちや家族、かけがえのない友人たちが教えてくれること、ずっと考えてきた熟成思考、あれ?仕事ってなんだっけ…? そして、これまでの自分とこれからの自分…etc

  • 普通の主婦 富士村ふじ乃のスーパーな日々

    この物語は、「自称:地元スーパーマーケット研究家」の富士村ふじ乃さんが、地元スーパーをこよなく愛し、地元スーパーでおいしいものを探し、この上なくおいしく食す日常を描いた、かぎりなくエッセイに近い小説風なものです。 この物語は、現実と妄想のはざま、フィクションとノンフィクションの間からお送りします。 地元スーパーのおいしい食材やお惣菜、スーパー自体の楽しみ方をお伝えできたらうれしいです。

  • プロフィール帖

    自己紹介がわりのマガジンです。私の人となりや考え方などがわかるnoteをまとめてみました。小さな頃、友だちと交換し合って書いたプロフィール帳をなつかしく思いながら。

    • #note珍百景 暇を持て余したnoterたちの遊び

      • 184本
    • だだもれエッセイ

    • 普通の主婦 富士村ふじ乃のスーパーな日々

    • プロフィール帖

最近の記事

  • 固定された記事

ブルーベリーの実る頃。トゲと一緒に生きていく。

「ほら!あそこにあるよ!」 「どこどこー?それはまだ、あかいねぇ」 「これ、すんごくおおきいよ!」 6月半ば、わが家の庭のブルーベリーがポツポツと実を青く染め始めた。 子どもたちは、競ってブルーベリーを探し、手元の小さいボウルに入れていく。明るい声が庭ではずんでいる。 最初はどの実がおいしいのかわからず、とりあえず青っぽいのをとってしまっていたけれど。 最近では、青といっても深く、限りなく黒に近い艶々のネイビーになったのが甘くて美味しいんだと、長男が教えてくれた。

    • 宇宙のどこにいたって

      「将来だれかと結婚する」 ということを意識したのはいつだっただろう。 記憶をたどると、私は小さな頃、誰とも結婚するつもりなんかなかった。 父母や祖父母と離れて暮らすとか、別の家の人間になるとか、そんなことは想像もしたくなかったから 「マイミは大きくなってもけっこんなんてしないでいえにいる」 と強く誓っていた覚えがある。これを口に出すと、家族はとてもうれしそうな顔をした。 私の母の実家は自宅から車で10分の距離にあり、もうひとつのわが家のように毎週末泊まりに行ってい

      • ありがとうとごめんね~6年間通った保育園を卒園するきみへ~

        先日、長男の保育園の卒園式がおこなわれた。 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で規模が縮小されたりしたけれど、中止にならなくてよかったよかった(謝恩会は中止になりました涙)。 卒園証書をもらい、「大きくなったらなりたいもの」をしっかり発表した姿は希望にみちあふれていたし、子どもたちが歌った4曲は、どれも保護者の涙腺を破壊してあまりあるエネルギーだった。 ドキドキだった謝辞も、最後まで読み上げることができてひと安心…。 いやほんとね…卒園式、よかったです。 でも、ふと気

        • 誕生日だから誕生日

          二男が、ついに4歳になった。 父の誕生日なのに自分も誕生日だ!とケーキ屋さんの前で言い張った、10月の、あの日。 月日は流れ、先日は正真正銘の誕生日だった。 遅く起きた朝前日まで職場のスキー旅行に家族総出で参加して、雪山を滑ったり転がったりしていたから、みんなゆっくりめの8時前に目覚めた。 まだむにゃむにゃいってる二男をぎゅっとして、 「おたんじょうび、おめでと、じろちゃん」 と伝える。 ありがと…とつぶやく二男のまぶたはまだ閉じられていて、長いまつ毛が呼吸と一

        • 固定された記事

        ブルーベリーの実る頃。トゲと一緒に生きていく。

        マガジン

        • #note珍百景 暇を持て余したnoterたちの遊び
          マリナ油森 他
        • だだもれエッセイ
          瑞季 マイミ
        • 普通の主婦 富士村ふじ乃のスーパーな日々
          瑞季 マイミ
        • プロフィール帖
          瑞季 マイミ

        記事

          わたしの世界を広げてくれたみなさんへ【note納め2019】

          2019年も大詰め。 今日は仕事納め、という方も多いのではないでしょうか。 このnoteは、実は7月くらいにnoteを読んでくださる方々への感謝の気持ちが胸の中にいっぱいになって、だだだーっと書いたやつです。 書いてはみたものの、 なんかこれ、けっこう重くない? 想いが熱すぎてドン引きされるかも… と、得意の考えすぎが発動して公開しないでいたもの。 でも、年末の今にいたるまでずっと、みなさんに感謝したい気持ちが心の中にあって。 このまま年を越せないので、年末独

          わたしの世界を広げてくれたみなさんへ【note納め2019】

          はいどうぞ、ありがとう。優しさは感染するから

          みんなでアイスキャンデー 「どうぞ」が好きな二男 優しい気持ちってうつるんだよ 風邪はやだけど優しさならいいね みんなで笑いあった 二男がアイスをぽとりと落として平和な時間は強制終了 ま、そんなもんだわね ===== 【熟成理由】 夏ごろ書いたやつ。 たぶんこれは下書きというか構成のメモみたいなもので、そのままにしてすっかり忘れていた。 いま読んでみたら、詩のような感じでこれはこれで完成してるような気がしたので放流しておこうと思います(笑) 下書き見直

          はいどうぞ、ありがとう。優しさは感染するから

          あふれちゃった #Xmasアドカレnote2019 (20日目)

          夕方になるとあっという間に暗くなって体の芯から凍えるのに、街の家々の明かりやイルミネーションがあったかく感じる。 子どもだけじゃなく、私もわくわくが止まらないこの季節だからこそ、極力使わないようにしている言葉がある。 「いい子にしてないとサンタさん来てくれないよ」 この言葉には破壊力がありすぎる。私はこの黒魔法に「サンタクラッシュ」と名前をつけた。 子どもが話を聞いてくれないとき、時間を守らないとき、何かしでかしたとき。サンタクラッシュを繰り出せば、ほぼ100%子ども

          あふれちゃった #Xmasアドカレnote2019 (20日目)

          クリスマスはつれないけれど、一歩いっぽやってくる

          クリスマスっていいよね。 街がイルミネーションで彩られてキラキラしてるのもいいし、「クリスマス」とか「サンタさん」とか言うだけで子どもたちの目もキラキラしてくるのをみるのも、とってもいい。 この前の土曜日は、夫が午前中用事でいなかった。だから、家で過ごすことになっていて、 「そうだ!クリスマスツリーかざろう!」 って提案したら6歳の長男は大喜びしてた。 3歳の二男は、 「つりーって、おさかなつるやつ?」 とマジボケをかまし、 「クリスマスはつれませーん」 と

          クリスマスはつれないけれど、一歩いっぽやってくる

          30%全力で青と白の間の空色をいく

          「残念なお知らせです」 会うなり佐藤先輩は、がさりともっていたビニール袋を持ち上げてみせた。袋には、私の好きなシュークリーム屋さんの箱と紙袋。 「え、うれしいお知らせではなくて?」 先輩と会うときはいつもこうだ。 先輩はそんなにシュークリーム好きじゃないのに、シュークリーム好きの私のためだけに、こうして食べきれないほどおみやげとして買ってくる。しかも、天邪鬼なことをいって手渡すのがお決まり。 先輩と一緒に働いていたころからそうだった。 アメとムチ。 だけど、その

          30%全力で青と白の間の空色をいく

          みんなで紅葉を見る会 〜関東女子会+αレポ〜

          秋が深まっている。 なんならもう、冬の足音も聞こえる。 そんな11月の終わり。 あのサトウカエデさんが、みんなのサトウカエデさんが、本拠地のニュージーランドから日本にいらしているとのことで、 カエデさんを囲む会 がひらかれた。(というか、カエデさんみずからひらいてくれたよ。多忙なスケジュールの中、貴重な機会をありがとうございます) この会に招待されたとき、とてもとてもうれしくて、たぶん何センチか宙に浮いた。 かの「桜を見る会」には招待されずとも、この「カエデを囲

          みんなで紅葉を見る会 〜関東女子会+αレポ〜

          マイナス思考の幸福論 【#幸せをテーマに書いてみよう】

          その休日は、よく晴れていた。 明るい朝陽がリビングダイニングいっぱいに心地よく充満している。 夫と子どもたちはいつもよりゆっくり寝ていて、私はおだやかな気持ちでキッチンに立つ。手でちぎったキャベツと鶏肉のそぼろがはいった透明なスープにふうわりと卵を落としてスープをつくった。 みんなが起きた頃、ごりごりとお気に入りの珈琲豆を挽きはじめる。あつあつのお湯を注ぐと、香ばしい香りが部屋に立ち込めて、頭のてっぺんからつま先にまで、豊かな気持ちが満ちる。 近所のおいしいパン屋さん

          マイナス思考の幸福論 【#幸せをテーマに書いてみよう】

          子どもの夢はとっぴょうしもない

          わが家のトイレは、洗面所の向かい側にある。 3歳の二男は、まだひとりでトイレができない。 大きい方がしたくなると、子ども用の便座をひっつかみ、 「じろちゃん、じゅんびするからね、かっか(母)はこないで!」 ときびしい顔でさけび、トイレに直行する。 しばらくがんばってから、 「ちょっときてぇ〜」 と私を呼ぶ。まだ全部できっていないけれど、長時間ひとりでトイレにこもるのはこわいらしい。 トイレのドアは、基本あけっぱなしだ。 私はトイレの壁に寄っかかったり、トイレ

          子どもの夢はとっぴょうしもない

          母スパイになる〜トリックオアトリート大作戦〜

          人生には刺激が必要だ! (いい意味で。ある程度ね) と思っているので、私はサプライズとかするのが好き。どうしたらおもしろくなるか考えるのが楽しいし、驚きと共に思い出がより印象強く残ってくれるかなぁと思うから。 それとは対照的に、夫はサプライズするのも、されるのも苦手。たぶんサプライズを考える思考回路がないのと、「びっくりするのもさせるのも、なんか嫌だから」だそうです。ふむ、なんとなく夫らしくて笑ってしまった。 そういえば、プロポーズもなんとなく予告されていたし、なんな

          母スパイになる〜トリックオアトリート大作戦〜

          書くおくすり #手書きnoteを書こう

          ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 今回、手書きnoteにチャレンジしています。 手書きした文章の写真の下に、同じ文章を起こしています。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 「書く」ということについて書く私は「書く」という行為自体が好きだ。パソコンやスマホで書くのもいいけれど、こうやってペンで紙に向き合って、じっくりと文字と、その文字の組み合わせでできる言葉と、その連なりでできる文章を作り上げるという作業自体を時々むしょーに欲する。 そもそも、字の構造が絵みたいでおもしろいと思う。長男が今、漢字には

          書くおくすり #手書きnoteを書こう

          好きなおかしの形はありますか? #お菓子にまつわるエトセトラ

          お菓子の形って、色んなのがありますよね。 私は基本的に、お菓子は甘いのもしょっぱいのも大好きなのですが、形が気になっちゃうことがあります。 みなさんは、お菓子で好きな形ってありますか? 私は、アメ玉やクッキーの丸いかたちも好きだし、さらにその真ん中に穴のあいたドーナツのユニークさにもそそられます。 はたまた、形なんて気にしない、素材の形そのまんまのポテトチップスなんてのもいいなぁと思うし、逆に凝ってる星やハート、くまさんの形のビスケットなどをみつけたら、かわいくてかわ

          好きなおかしの形はありますか? #お菓子にまつわるエトセトラ

          【小説】よかったことだけ思い出せたらいいのに #ミスチルプレイリストをさらし合おう

          忘れられない恋がある。 といっても、まだ好きだとか、あわよくばやり直したいとか、そんな感情はこれっぽっちもない。 私はいま、幸せだ。 ただ、あの頃を思い出してはつらくなることがある。 その引き金をひいてしまうのが、あのひとの歌声で。 あのひとっていうのが、Mr.Chiledren(ミスチル)の桜井さんで。 けれど、桜井さんはミジンコほども悪くない。まったくもって悪くない。 ミスチルの曲はすごく好き。むしろ大好き。 だけど、つらかった恋愛とミスチルがどうにも切っ

          【小説】よかったことだけ思い出せたらいいのに #ミスチルプレイリストをさらし合おう