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共感のために「言葉のズレ」を知る

気付いたら、相手と話が噛み合っていなかった…!

コミュニケーションの中で、誰もが経験あることではないでしょうか?

それって、「言葉のズレ」が原因かもしれません💡

今回ご紹介する本は、細谷功さん/佐渡島庸平さんの『言葉のズレと共感幻想』です📖

言葉=人間最強のツールかつ最大の弱点

まずご紹介したいのは、細谷さんの言葉📝

言葉って、人間最強のツールであり、かつ最大の弱点なんですよね

言葉のズレと共感幻想

言葉は「実際に起きている現象を何らかの形で抜き出したもの」と、細谷さんは言います。

その抜き出す過程で、人が自分に都合のいいように抽象化することが実は問題で、抽象化の仕方がまさに千差万別なために、同じ言葉でも人によって解釈の仕方が変わってしまうんです。

言葉のズレと共感幻想

「同じ言葉でも人によって解釈の仕方が変わる」現象、皆さんも経験あるのではないでしょうか?

つまり、言葉のズレは、抽象化の仕方が一人ひとり違うことで生じるものなんですね💡

言葉を過信しすぎず、常にこの前提に立ってコミュニケーションを取ること。

そうすることで初めて、言葉を”最強”のツールとして用いることができるようになりそうですね。

共感は幻想だ

それでは、この「言葉のズレ」ってどうやって対処したら良いのでしょうか?

本書では、細谷さんが考案した「互いの言葉がズレを可視化するための思考ツール・DoubRing(ダブリング)」が紹介されています。

本書のタイトルにもある「共感幻想」💡

実は、本書では「共感=基本的に幻想」 という考え方が示されていて、「だれかに共感している自分に酔いしれているだけ」と紹介されています。

だから、互いの「言葉のズレ」を認識する。

それが、本当の意味での共感に近づくための一歩なのではないでしょうか?

本当の意味での「共感」とは?

最後に、大好きな佐渡島さんの言葉をご紹介します💡

言葉とは、いかに曖昧で脆弱なものかを知る。そして、言葉のズレを自覚する。そこから全てははじまり、その先に本当の意味での「共感」があるのではないか。

仲良くなるとは、お互いの言葉が揃っていくことだと思う。言葉を交わしながら、お互いの思考を深めていく。それが、ぼくのやりたいことだ。

言葉のズレを認めて、お互いの言葉を揃えていくこと。

その先に、本当の意味での共感がありそうですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

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