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人間としては一緒だけど「違う」と知る

今朝ご紹介する本は、『視点という教養(リベラルアーツ)世界の見方が変わる7つの対話』です📖

深井龍之介さんと野村高文さんが、7つの学問の研究者と対談したpodcastを書籍化した本書。

様々な選択肢がある現代は、迷いや嫉妬が生まれやすい時代。

そんな世の中をあらゆる視点から捉え、自ら選択できる能力を身につけるための、リベラルアーツの思考法を紹介されています。

今回は、その中でも「歴史学」の本郷和人さんとの対話をご紹介します📝

限られた情報の中で、いかに想像できるか

最も印象的だったのは、「僕たちは人間としては一緒だけど、でも、違う」という深井さんの言葉です💡

生きる時代が変われば、社会の「当たり前」も変わる。

だから、生きる時代が変われば、同じ人間だけど考え方は全く異なるというお話です。

※詳しい考え方は、深井さんの著書『歴史思考』をぜひ!

つまり、「違う」と知ることから、相手の立場を想像することにつながるんですね。

深井さん まさにそれは、現代人が、隣の人間に対して使うべき思考法と変わらないですよね。
僕たちは一緒なんだけど、違う。
限られた情報の中で、いかにそのことを想像できるか。

視点という教養

歴史は”異文化交流”

さらに、本郷さんのこの考え方が学びでした💡

本郷さん ビジネスっぽく言うと、歴史は異文化交流、ダイバーシティなんです。
肌の色が違う、言語も違う、伝統も価値観も違う人たちが共存しようとするのが現代の価値観なんですよね。
歴史という過去のものを異文化の一つとして考えれば、現代社会を生きるうえで大事な素材を提供してくれると思うんですけど。

視点という教養

歴史を、異文化の一つとして考えて学ぶこと💡

そうすることで、誰かとの”わかりあえなさ”の理由が少しわかるかもしれません。

本書を通じて、歴史を学ぶ意味を教えてもらいました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます🍀

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