夏だけ移住を本気で考えてしまった話
夏だけ移住を本気で考えてしまった背景
夏休み、義理の実家がある松本に来ている。わかってはいたことだが、とにかく涼しい。
田んぼが広がる見晴らしのいい場所におうちがあることもあるけれど、昼間でも窓を開け放っておけば気持ちのいい風が通り、エアコンをつける必要はほとんどない。朝晩はむしろ寒いくらいだ。
エアコン漬けの毎日を送っていた私も夫もすごく元気になったし、鼻水をすすっていた娘も体調がよくなった。
水遊びスポットはたんまりあって広いので困るほど混まないし、シェードを張っておけばやはりその中は涼しいので、赤ちゃん連れで上の子を遊ばせることも大変じゃない。
たったそれだけのことと言えばそれまでだけど、いま、心から夏を楽しめていると感じる(子連れには義両親という人手が大変ありがたいという事情も大きいけれど)。
そして、ここ数年の東京の異常な暑さを嫌がうえにも思い知ったのである。
現実問題、勤務先は都内にあるし通勤も必要だ。でもせめて夏のいっとき、避暑地で短期移住的な暮らしができないか。。。?
果たして夢物語かというと、意外とうまくやりくりすれば可能かもしれないと思い立った。具体的に調べて妄想してみると、なんだかわくわくしてきた。
短期移住(的な暮らしの)計画
テレワークと休暇を組み合わせる
お盆休みを1週間とったうえで、お盆休みの前後2週間をテレワークにすると、週末を含めれば約1カ月近く避暑地に滞在できる(私の会社は月10日までテレワーク可)。
サマープログラムや託児所を活用する
テレワークの間は、上の子が小学生になったら、1週間くらいサマーキャンプに参加してもらうのもいいかもしれない。
下の子はシッターさんにお願いしてもいいし、託児所つきのコワーキングスペースも見つけた。
私のケースの場合、松本の義実家にお世話になると想定すると、お義父さんお義母さんに頼りきるのはしのびない。
家事代行さんやシッターさんに頼ったり、家事や畑仕事などをお手伝いして少しでも貢献できればよりよい。
子育て家族向けの『2拠点生活サブスク』を利用してみる
隣の辰野町に拠点がある、面白いサービスを発見した。
今後は10拠点を目処に全国に拠点を広げていくとのこと。集団生活はいいことばかりではないだろうけど、都会での子育てが孤立しがちなので、体験してみたいなぁと思ったりする。うまくいけば、冬休みは暖かい場所に滞在するという可能性も広がりそうだ。
もしフリーランスなら。。。?
もし独立して働き方の制限がなくなれば、子どもの長期休暇は仕事を減らすという選択肢も取れなくはない。
このサービスのように、その地域ならではの仕事を開拓することもできるかもしれない。
2週間から3カ月の期間、報酬をもらいながら地域で働ける『地域おこし協力隊インターン』なるものもあるらしい。未経験の仕事にもチャレンジしやすそう。
日本にもダーチャが必要では?
今夏の都内の暮らしは『生き延びる』という言葉がしっくりくる。この生き延びなければならない期間が最近は7・8・9月と1年に3カ月もあるのだ。
現状、多くの人は会社に出勤する必要があるし、夏休み以外は学校もあるし、いろんな制約がある。
でも、絶対的にそこにいる必要がある方々は別として、そうでない人まで都内に密集して、アスファルトの灼熱地獄のなかを移動し、エアコンのきいたオフィスで室外機から熱風を放つという悪循環のなか働くのって、やっぱりおかしい気がする。
前提条件が違うとはいえ、ヨーロッパでは1カ月バカンスをとっても社会が回っているのだ。日本だって育休などで男女問わず長期間休むケースも増えている。
夏にはせめて2週間くらいみんなで休んで(いろんなサービスも休んだり、最低限の運用にしたりして)、出社ベースの会社でもテレワークでいいよ、みたいにはならないもんか。
ロシアのダーチャみたいに、富裕層でなくとも持てる小さな別荘がそこかしこにある日本、みたいなことになったらいいな、なんて考えている。
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