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楽曲中にソロ演奏するじゃない、でソロが終わると曲の最中でも観客がソリストに大きな拍車をする。あれが至極好き。いい仕事をした人を皆でその場で褒める。スタンドプレーけっこう結構、最高じゃん!って、褒める。

とても素敵なライブコンサートだった。
マンションのテニスレッスン仲間が,地元荒川のビッグジャズの楽団に入っており。
年に一回の定期演奏会へ。

いつもお誘いいただいて、楽しいのでなるべく観に行くようにしていて。
定期演奏会の他に、隅田ジャズフェスティバルに楽団が参加したときも錦糸町に観に行ったっけ。

今回楽団が10周年ということで記念コンサートとあり、なんと無料!
いつもだって、千円とか五百円とかだったと思うが、そんな料金でこんなに楽しく過ごして申し訳ないな、って思う。

さよならマエストロというドラマを、U-NEXTで観ているのだけれど(テレビは見ないので)、アマチュアの音楽団というのは活動がとても難しいのだな。
ドラマではオーケストラなわけだが、練習場所や公演場所、そのための費用、、、この国で素人が音楽演奏を趣味として仲間と楽しんでいくのはなかなか大変だろうな。

お仲間がピアノを弾いているのは、荒川さくらスゥイングという楽団。
すごいなと思うのは、年々、演奏会の回を重ねるたびに、上手になっていく。
今回は特にそれをものすごく感じた。
コロナ禍で家に篭り練習をたくさんしたから?!

ジャズ(に限らないけれど、ジャズが顕著だ)、特にビッグバンドのジャズで、すごくいいなと思うのは、拍手だよね。
楽曲中にソロ演奏するじゃない、でソロが終わると曲の最中でも観客がソリストに大きな拍車をする。あれが至極好き。

楽曲の演奏が終わっての拍手とは意味合いがぜんぜん違うでしょ。
曲が続くなかで、ソリストの彼、彼女だけに対して、素敵だ! 素晴らしい! いいぞいいぞ!!と拍手する。

拍手されたソリストは勿論嬉しくなり、嬉しそうな素ぶり、笑顔や、なかには手を挙げてそれに応えたり。
演奏中の他のメンバーもまた、それを嬉しそうに見ながら演奏を続ける。
なんなら、仲間への礼賛を誇らしげにさえしている、演奏しながらね。

あれ、いいなって思う。
進行中のプロセスのなかで、いいプレーがあったらその場ですぐに拍手する、褒める。
そのプレーをした人にとってはこれほどに嬉しいことはなかろう。気持ち良くなるに違いなく、以降のプレーにも尚更気が乗るはずだ。
プロセスの渦中にいる他のメンバーも、仲間が褒められたことで嬉しくなり、誇りを持て、よしっ自分も!ってなる。

そういう拍手、礼賛を受けて、楽曲は進んでいき、、、最後にやり切った充足感と共に演奏を終えて、観客から大きな拍手を皆で受ける。

仕事もそうあるべきなのでは。
いい仕事をした人を皆でその場で褒める。
スタンドプレーけっこう結構、最高じゃん!って、褒める。
仲間はそれを誇らしく思い、よし俺も、私もって頑張る、気分も乗る。
そういう仕事場にいたら、良い経験をどんどん積んでいけて、能力も高まるというものだ。

プロジェクトマネージャー、マネジメントはビッグバンドジャズを見倣うと良い。
なにより自分も気持ち良く仕事を進められるはずだ。

EW&FのSeptember、In the stoneからのBeatlesの something、良かったなあ。
そして、アンコールの勝手にシンドバッド、最高だった。

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