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最近、思っていること。

 激しい雷があったり、朝晩はかなり季節の変わり目を感じられる涼しさになりました。
 まだまだ日中は暑いですが・・・。この週末はまた最高気温ぽいことを天気予報は伝えていますね。

 ぼくが今から書くことは、多くの方々から見れば夢想的に感じられてしまうことかもしれません。たとえばお子さんが2-3人、育ち盛りで、日々の作業で精一杯という場合、それどころではないと思う。

 そして、そのような方々は、ぼくがここで書こうとしていることよりも遥かに大きな悟りを暮らしの中で得ていることと思います。

 ぼくはここ5-6年ほど、テイク・ナット・ハンの仏教思想から始まり、東洋思想・ヨーガ哲学・インド哲学の探索を日々のルーティーンとしているのですが、たとえばTwitterなどでヨーガ哲学・インド哲学・バガヴァッドギーターなどを語っているアカウントを見たりすると、案外、人気がないということを知ります。

 きっと、これらの思想は、一部の意識の人々には少しずつ受け入れられているけれど、世間全般としては、時代とは真逆を向いているからだと思います。

 全ての聖典で説くのは、無欲、そして執着を捨てること。快楽は無知であるという思想。それでいうと、美味しそうなパフェの写真を載せればいいねがたくさんもらえる時代では確かにこの思想は逆行しています。

 もうアイスクリームは食べない。砂糖も食べない!という投稿よりも、今日はむしゃくしゃするから食べまくるぞー!という投稿が人気を得ています。

 「世の中は素晴らしい」と言うよりも、「世の中は闇だ(実際はもっと下劣な言葉で)」と言い放った方が好感を得てしまうような時代。

 ぼくたちは自分の心を自分自身だと思っているけれど、きっと本当はこの心は、今まで出会ってきた生命たちが育て上げてくれた意識の変化の果ての姿。

 ぼくたちは自分自身の心を上手にコントロールできていない。自分で考えていると思いながらも、次に自分が何を思い、何を感じるのかというのは、自分ではない何か、または何者かに託されている。

 だから初心者が瞑想などをしていると様々な想念が脳内に渦巻く。トイレに入っている時間、脳内は誰かに対して一人喋りをしはじめる。それは、こう思おうとして、その通りに心が動き出しているのではなくて自動的に作動してしまっている。つまり感情と身体に支配されている。

 だから10年前、15年前の自分を思うとき、今の自分なら行わなかったことをしていた自分に気づく。なんであんなことができたのだろうということから、なんであんなことをしたのだろうということまで。

 恋愛による神秘で、たしかにぼくたちは様々な想念を彷徨う。世の中への疑念、自分の精神的存在に対しての疑念が生まれてしまうこともある。

 セクシャルな作用は人生に大きな揺さぶりをかける。特に男性の人生に対して女性性が及ぼす影響は大きい。

 それでも、静寂の中で、自分自身の心に問いかけてみる。「私とは誰なのか」
 すると、疑念は解けていく。

 ああ、生まれたとき、そんなときがあるのかどうかもわからなくても、確かに生まれも消えもしない始まりがあって、それが真我というものなのかもしれないと気づく。

 純粋意識。愛すべきものを守り抜ける強さ。

 そうして気づいた光を見ていると、巡り合ってきた全ての生命が同じ光を内側に宿していることに気づく。
 
 誰かのせいにしたり、時代のせいにしたりすることは、なんて愚かなことなのだろうと気づく。

 世の中は不寛容の時代といわれて久しく、あらゆる言葉は強くなり、憎しみが渦巻いている。

 それは世の中の無知を広げる何らかの策略によるもの。

 世の中はパフェの写真や豚の角煮の写真には負けてしまう。誰かがハイセンスな空間できらびやかな時間を過ごしていれば、どうしてと思ってしまう。

 本当は何もなくても楽しかった純粋意識。

 ぼくはこのことを伝え続けていきたいのです。

 そして、一人二人とMakoto ATOZIの伝えようとしていることは確かに面白いかもしれない、好き、という物好きな方々が増えていけば、きっとぼくの願いも報われる。

 そうすると、それは権威欲ではないか、欲望という無知ではないかということになるのだけれど、それを無為に、放擲の形で行為できたなら最高だと思う。自分は無理せずに、できることをさせていただく。

 余計な服を重ね着しすぎてきた心を脱ぎ捨てて、どこまで真理に近づくことができるのか。それがぼくにとっての人生の旅だと思っているのです。

 偉そうなことを言いながら、現実はいつもギリギリなのですが・・・。

 そうしてこんなことを言いながら、友達、音楽仲間の投稿するパフェ写真にはぼくもいいねするのです。
 人生は矛盾ですね。まあ、ぼくが矛盾しているのか。。。

 最近の短歌を投稿します。

昇る陽は神秘のように伝えている  生きとし生けるものに幸あれ

エンジンがかかるときって直感で あ、いけるって 走り出すよね

好きという夢をひたすら追いかけた  時代の色は今も心に

宇宙では銀河は今も広がって ぼくらは星のひとつなのでしょう

この砂漠で私たちは生きてゆく 一輪の花を それぞれ胸に

何もかもが消えそうに見えるときも 私たちの希望は消えない


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