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”えいやっ”と決められる人生か

「足掻いたってなるようにしかならないですよ。
人って変わろうと思ったって、
変われませんから。
流されていけば、そのうち結論は出るんです。」

『経験積んでるね。』

「はい。」

『私も経験はあるけどね、
流されていけば”良い”とは
思わないな。
決める時は決めなきゃ。
えいやっていう瞬間がない人生は、
つまらないよ。』
                   (恋する母たち 最終回より)

若者の諦め

若者の人生を諦めたようなその台詞が、

その時の自分の気持ちと重なった。

自分が正しいと思っていることが
他人からしたら”間違っている”ことで、

その意見はどうしたって交わることがない。

世界は自分中心で回っているわけでもないし

自分の思い通りになることなんてほとんどない。

どうしても
世の中に受け入れられないことだってたくさんある。

それを目の当たりにするたびに、
ひねくれたような感情が溢れてきて

自分を襲ってくる。
負の感情を抱く自分を変えたいと思ってみても

そう簡単には変われない。

自分を変えられる唯一の存在である
”自分”でさえ変えることが難しい。

そんな事実にまた落胆してた。

だから、若者の台詞を聞いて
もう流されていけば良いかと思った。
そしたらなるようになるかと思った。

経験者が見る希望

そんな風に
また心に生まれたネガティブな感情を
そのまま受け止めて浄化してくれた台詞だった。

流される人生は、何にに流されているんだろうか。

他人?
世の中の常識?
周りの目?

全部全部、自分の人生じゃない。
自分の意思はどこにいったのか。

結局いつまでたっても

何かのせいにして
誰かのせいにして

決める時がいつなのか
その決断が正しいか
わからないから
不安になるんだと思う。

でも
何が正解か、不正解かが
そんなに大事なのか
自分に問いかける

自分が考えた抜いた結果なら
きっとどんな結果でも
納得できるんじゃないか

このタイミングで
この言葉に出逢った

そのことに意味はあるのか
今が”えいやっ”と決める時か

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