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十二国記シリーズ*読書の記録

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小野不由美著『十二国記』の読書感想文です
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記事一覧

白銀の虚 玄の月🌙玄管とは誰なのか?📚️読んだ人向け

青鳥を飛ばし、親☆驍宗側の人間に情報を与えてくれる玄管とは 何者なのか?

耶利の登場シーン(一巻P294)青鳥を飛ばしているのは「玄管」の情報なのでしょう。故に「耶利の主公」=「玄管」だとしたい。因みに この時の情報の内容は「阿選が新王というのは信じるな」(三巻P104)かな。耶利の主公は 最初から「泰麒の奸計だ」と気づいていた。(三巻P170)

「耶利を遣わしてくれたのは、琅燦だったのではな

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『魔性の子』再読📖十二国記エピソード0(十二国記シリーズ全部読んだ人向け)

『魔性の子』再読📖十二国記エピソード0(十二国記シリーズ全部読んだ人向け)

「十二国記シリーズ、どの順番で読むか?問題」というのがある。

発行順でいえば、『魔性の子』が最初なのだが。私は十二国記シリーズをひと通り読んでから、この『魔性の子』を読んだ。そうではなく、これをただ一冊の小説として読んだら、どんな感想だったろう?

想像もつかない。

もしかしたら、異世界エンドかよ?ってつまらなく思ったかもしれない。
こんなに遠大な、十二国記の世界が続くと知らなかったならば。

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銀河英雄伝説を引き合いに出して、十二国記を語る📖両方読んでて、なおかつ、頭沸いてる人向け

「ラインハルトか、トリューニヒトか?」(清廉な専制君主制か、腐敗した民主主義か?)といった質問に、「死なないラインハルトがいたらどうか?」と提示してみたくなったのが、小野主上の十二国記、発想の源であると云われている。(蓬莱の伝記より)

天帝の箱庭のような、十二国記の世界。
それはまるで、ロールプレイングゲームのよう。(ゲームを全くしないクセに、雰囲気で言ってます)
天は『王』というプレーヤーを選

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『黄昏の岸 暁の天』🌀再読📖白銀~と行ったり来たり。驍宗と阿選と李斉

小野不由美の十二国記新刊、『白銀の虚 玄の月』を四冊読み終え、その前日譚である『黄昏の岸 暁の天』を改めて読み直した。

ホワイトハート版のせいか、読みやすい。

才国遵帝の故事について、再三出てくる。
これによって陽子をはじめ他国は戴に手出し出来ない。
遵帝が亡くなった様子を延麒が語る(黄昏~下巻P63)
罪に値するか、事が起こってからじゃないと分からないのか?と思ったら「天綱に書いてある」と。

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白銀の虚 玄の月📚️読了🧐マジメに考えてみた❗️(読んだ人向け)

白銀の虚 玄の月📚️読了🧐マジメに考えてみた❗️(読んだ人向け)

十二国記最新刊『白銀の虚 玄の月』読み終わりました~🙌書きたいこと書きます。ネタバレ配慮なしです。悪しからず🖐️

まずは、これ早くアニメになんないかな~?←当然アニメになると思ってる発言

スッゴク売れてるけど、漢字多い独自の世界観で、シビアだし、みんな~読むの大変じゃない?十二国の民たちは かなり訓練された人々だろうけどさ。キャラクターの顔や騎獣の造形が分かると、もっと感情移入できるよねー

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