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日刊 かきあつめ

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駆け出しのライターたちが、(ほぼ)毎日更新していく共同マガジン。 ※最近は「月水金」更新となっております。 今回のテーマは「#お笑い」です。
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2022年3月の記事一覧

別れるときの感情 My Grief, To your future.

春が来た。桜も満開だ。 皆様の運気は如何ですか?残念ながら私個人的には未だあんまり本調子では無い気がする。嗚呼肖りたい。今回の日刊かき集めのテーマは#別れ。 別れが来るから出会いがあり、人はそれを一期一会と呼ぶ。しかし、別れたら別れたまんまな人たち って案外多いなあと思う。そう考えたら。しんみり、とても淋しい。 予期する別れもあるけれど突然やってくる別れもある。 単純な発想だが私は別れというワードを聞くと、どうしてもショパンを思い出してしまう。 私鈴木乃にとってのライト

別れられない女と現状維持が大事な男

私の中で、恋人とそれ以外の人との別れは大きく意味合いが異なる。それだけ恋愛に重きをおいていて、なんなら重い女でメンヘラよりなのだと思う。 でも、よく考えてみてほしい。 友だちや親しい人なら、学校や会社が別になっても、遠くに引っ越しても、連絡を取り合って約束すればまた会える。頻度が減るだけで、無しになることはないのだ。 でも、恋人だけはちがう。一度別れを選んでしまうと、なかなか二人だけでは会えない。どちらかに新しいパートナーができればなおさらのことだ。 交際期間のなかで

上司が異動になった話

入社以来ずっとお世話になっていた上司が異動になった。 わたしには2人の上司がおり、ひとりは感覚派の人たらし営業マネージャー、もうひとりは超論理派の技術上がりの営業サブマネージャーでまったくの正反対の性質を持っていた。 わたしは後者のサブマネージャーに実務を習っていたが、どちらかというと直感で動くタイプのせいか、論理派のサブとはそりが合わず、ずいぶんいじめられた。 調子のいい事ばかり言って技術力のないわたしは、技術あがりのサブからすると生意気で腹の立つことが多かったのだろうし

棺の蓋

父方の祖母が死んだ。95歳であった。涙は出なかったが、やはり悲しい気持ちになった。 遺体が焼かれる前、顔を見る最後の時だと告げられ、棺桶の蓋が閉められる。祖母の顔を見ていたので、その時に父がどういった顔をしていたかは知らない。 火葬場に運ばれて一時間半後、祖母は骨になった。 その人をその人だと認識するとき、我々は顔を見ているのだと思う。 もちろん、その人の声、しぐさ、におい、雰囲気なども含まれるが、それらはすべて骨になった瞬間に消えてなくなる。専門家など特殊な能力がな

別れるのは「ちょっと思い出す」ためで

3月は「別れの季節」ということで、今回のテーマは「#別れ」。 これまで生きていた中でも色々な出会いがあり、そして別れもあった。恋愛的なことでもそうだし、友人や家族、仕事関係の人など、様々な別れがあった。 先日引っ越しをするために、4年間住んでいた部屋を片付けた。広い部屋ではないのでそこまで荷物はなかったけれど、ベッドの下の、奥の奥から、4年前に引っ越してきてから一度も開けていない段ボールがひと箱出てきた。 その段ボールを開けてみると、本当に懐かしいものが沢山出てきて、ち

別れの美学

3月は、「♯別れ」の季節である。 「立つ鳥跡を濁さず」という諺がある。「終わり良ければ総て良し」という諺もある。別れ際に去る者と残る者、双方の本性が現れると思う。最後って大事だと思うんだよな。別れのその時、積み重ねた時間の答えが明らかになるような気がするから。それ故、別れは少し怖いと感じることもある。 会社員生活が長くなってきたこともあり、仕事上での別れ(具体的には退職)もそれなりに経験してきた。「立つ鳥跡を濁さず」の言葉の通り、惜しまれながら去っていく人、反対に「立つ鳥

10年前に別れた彼氏を思い出した〜30までにとうるさくて〜

「30までにとうるさくて」という番組がAbema TVで配信されていたようだ。見てないけど(見てないんかい!)女子がジタバタする物語だろう。私もだったな、と10年前(!)を回想する。 当時私は地元である郊外の部品メーカーで働いていた。 入社すると「経営企画部」という社長直轄部署に配属された。高卒メインの地方の中小企業にあっては、東京の大学を卒業してるというだけでブレーン的な役割を期待されてしまっているのだろうか、嬉しいながらも何も出来そうにない自分に困惑していた。 国内外

軽妙洒脱、気遣いのセンスも問われる「粋」の定義 So What?

ワクチン3回目を強欲?にも早々接種してまいりました!今回はモデルナ。前回はファイザーだった。モデルナは0.15mmと比較的少量なので注射も直ぐ終わる。チクっ!はい終了!副作用反応も殆ど無し、熱も7.1分くらいだったかな?久しぶりにゴロゴロして寝まくり実家の畳の上で、エア水泳(バタ足?)してしまった。。久しぶりとゆうよりもいや、いつもか。眠るの大好き!である。   ワクチンをモリモリ接種し見かけは元気一杯でも、いつにもましてヒステリーの症状が厳しくなった私鈴木乃です。コロナ自粛

自分の子どもには“粋”な名前を付けたい

実は来月、子どもが生まれるらしい。なぜそんな他人事なのかと言うと、すごく楽しみな反面、もしものことが怖いので浮かれず騒がず、平常心を保っているのだ。 ただ、毎朝毎晩元気にお腹を蹴っている我が子を思うと、そろそろお迎えする準備が必要である。 出産準備はいろいろとあるが、重大なことを決めなければならない。そう、名前だ。 子どもの頃に漠然と考えていた付けたい名前はいくつかある。 「大きくなってねー赤ちゃんが生まれたらねー、りがつく名前をつけたいの。りさちゃんとか、りなちゃん

粋が生み出すラブドール

「ところで、”ブス”と”無粋(ぶすい)”は語源が違うらしいよ。だけど同じだよな」 「粋」という言葉をイメージするのは難しいけれど、その反対である「無粋」はイメージしやすいのは僕だけだろうか。 思いついたことから話し、自分のことばかりで、周囲に気が利かず、空気が読めない感じ・・・。僕だって無粋な時はあるし、それを思い出しただけで、もう本当に死にたくなるくらいの気持ちになる。 ネットで調べたところによると粋とは「さっぱりした気立てで、あかぬけがし、色気もただようこと」だそう

服が汚れるから、戦争はしない ~サプールというオシャレな紳士たち~

今回のかきあつめのテーマ「#粋(いき)」である。粋な人といえば、SAPEUR(サプール)を忘れてはいけない。最高にクールでオシャレな紳士たちのことだ。 今回の記事ではサプールについて、ただただ僕の感心するところを羅列していこうと思う。 SAPEUR・サプールとはサプールについて、Wikipediaでは下記のようにまとめている。 僕がサプールについて知ったのは2016年に発売された『THE SAPEUR コンゴで出会った世界』という写真集からだ。 彼らのいるコンゴ共和国